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赤ちゃんの絵からわかる子どもの特性と発達サイン

子どもが描く「赤ちゃんの絵」や「ぐるぐるした丸い形」には、
その子の心の状態や発達のステップがたくさん隠れています。

大人から見ると「ただの落書き」のように見える絵も、
実は感情表現や思考の発達、安心感の求め方などを
読み取る貴重な手がかりになるのです。

実際の子どもの絵をもとに、
「どんな特性が見えてくるのか」「家庭でどう関わればいいのか」
を専門的な視点でわかりやすく解説します。

1. 円を何重にも描く子どもが表していること

「ぐるぐる」「まるまる」と円を何度も描く子は、
内面の集中力が高く、自分の世界を大切にするタイプです。

円は「安心」「守られている」という形。
繰り返し描くことで、
自分の気持ちを落ち着けたり、感覚を整えたりしています。

このような描き方をする子は、
・こだわりが強い
・自分のペースを大切にしたい
・好きなことに集中すると長く続けられる
といった特徴をもっていることが多いです。

2. 色を重ねて描く子は感情が豊か

複数の色を使い、何度も上から塗り重ねるように描く場合、
その子は感情が豊かで表現意欲が強いタイプです。

「明るい色をたくさん使う」「線の勢いがある」などは、
ポジティブな気持ちや自信の表れ。

一方で、
「同じ場所を何度も塗る」「強い筆圧で描く」などは、
感覚のこだわりや、何かを調整しようとする行動でもあります。

色の使い方は、
その日の気分や感情の動きを知るヒントになります。

3. 顔を描くことは「感情理解の発達」のサイン

赤ちゃんの顔を描くとき、口や目をしっかり表すのは、
感情表現への関心が育っている証拠です。

特に「口を開けた表情」は、
泣いたり笑ったりする人の感情を理解しはじめているサイン。

言葉で表現する前に、
絵で「気持ち」を伝えようとしている段階です。

このような時期には、
「どんなお顔?」「泣いてるの?笑ってるの?」と
会話を広げることで、感情のラベリングが促されます。

4. 顔と体を分けて描くのは身体イメージの発達段階

顔と体を別々に描くのは、
4〜6歳ごろに多く見られる自然な発達段階です。

子どもはまず「顔=人」として認識し、
その後「体」や「手足」を描けるようになります。

これは身体の構造を理解し始めた証であり、
「自分と他者の違いを意識する力」が育ち始めていることを示しています。

5. 子どもの絵から見える4つの特性まとめ
観点 特徴 発達・性格の傾向
円を重ねる 自分の世界を大切にする 集中力が高く、安心感を求める
色の重ね塗り 多彩な色を使用 感情豊かで表現意欲が強い
顔の描写 表情あり 感情理解が進んでいる
顔と体の分離 顔と体を別で描く 身体イメージの発達段階
6. ご家庭でできる関わり方のポイント

「なにを描いたの?」と質問するより、
 👉「この色きれいだね」「ぐるぐる楽しいね」と共感の言葉をかける。

描く様子を見て、「楽しそう」「夢中だね」と気持ちを言葉にして伝える。

無理に意味づけをせず、子どもの感じ方を受け止める姿勢を大切に。

絵は子どもにとって「心のことば」です。
上手・下手で判断せず、「その子の表現」を尊重して見守ることで、
安心感と自己肯定感が育ちます。

まとめ

赤ちゃんの絵には、
その子の性格・感情・発達段階がたくさん表れています。

円や色の使い方、顔の表情などを通して、
子どもなりに「安心」「うれしい」「かなしい」を描いているのです。

大切なのは、絵を通して「気持ちを共有すること」。
「この絵、どんな気持ちで描いたの?」とやさしく聞くことで、
子どもは「自分の気持ちをわかってもらえた」と感じ、
心が安定し、表現力がより豊かになります。
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