作業療法ではよく、「遊びを通して...」という言葉をよく使います。色々な文献や本を読んでみても、必ずといっていい程、出てくる言葉です。
もちろん私も、専門的支援計画を書かせていただく際には、この「遊びを通して...」の言葉を意識的に使うようにしています。
ここでよく聞くのが、「遊んでるだけ?」「わざわざ通わせて、遊んでるって意味があるの?」という話です。
悲しいことに私の過去を振り返っても、作業療法の分野では他職種から「遊んでればいいから、楽だよね~」と何度も言われてきた経緯があります。
では、なぜ遊びが必要か?
「遊び」が療育の方法になるのか、お伝えしたいと思います。
遊びって、そもそもなんでしょう?
「遊び=自由で自発的に+ポジティブな感情を伴うもの」
お子さまがワクワクし、楽しく、そのオモチャを見るだけで幸せ...
例え、大人からみたら楽しくなさそうなものでも、お子さまが自らの意思で取り組むことは全て遊びになります。
やりたくないのに、「○○やろうよ!きっと役立つよ!」などと、大人に強制させられたら、一般的には遊びと言われるものでも、そのお子さまにとっては違うわけですね。
言葉のにわでは、お子さまの主体性を一番に考えています。
もちろん、小集団プログラムなど、決まった活動を進めていく中で気分が乗らないお子さまもいらっしゃいます。
そんな時には、「この子にあった関わり方は何かな?」「どのような参加が、この子には適しているかな?」と、それぞれのお子さまの心の状態を観察、評価し、日々進めています。
専門職だからこそ分析出来る!
言葉のにわでしか出来ない療育・質の向上に、我々スタッフも楽しみながら日々、関わらせていただきますね!
遊びを通して...
教室の毎日
25/03/26 02:57
