新しい事業を始めるとき、最初から大きな店を構えることだけが正解ではありません。むしろ、今あるつながりを活かし、固定費を抑え、地域の反応を見ながら一歩ずつ育てていくことが、長く続く事業の土台になることがあります。私たちがこれから始めようとしているのは、ただお弁当を売るキッチンカーではなく、企業の昼食、地域のイベント、そして福祉の現場をつなぐ、新しい飲食事業のかたちです。
キッチンカーから始める、福祉と食の新しい事業計画
株式会社ラフアンドダイヤモンズジャパンは、現在「慈悲のダンススクール」を運営しています。
現状の月間売上はおおよそ50万円から70万円、粗利は月10万円前後です。既存事業を継続しながら、次の成長の柱として、新たに飲食事業を立ち上げたいと考えています。
具体的には、お弁当配送とキッチンカーを組み合わせた事業です。
平日は企業と提携し、福利厚生の一環としてお弁当を販売します。各企業へ配送するだけでなく、昼の配送が終わった後には、企業敷地内や会社周辺でキッチンカーとして一般の方にも商品を販売していく計画です。
現時点で、すでに契約の意向をいただいている事業所が5社あります。
キッチンカー事業では、1日の売上が2万5,000円から3万円ほどあれば、おおむね良い水準とされています。その中で、すでに提携見込みのある5事業所だけで、1日あたり約1万5,000円の売上見込みが立っています。
つまり、残りの約1万円をキッチンカーでの一般販売によって積み上げることができれば、平日の基本的な売上目標に到達できます。
月曜日から金曜日までは、弁当配送兼キッチンカーとして稼働し、1日2万5,000円から3万円の売上を目指します。そして土日祝日、またイベント開催時には、キッチンカーとして出店します。
イベント時には、規模によって30万円、50万円といった大きな売上も見込めます。平日は安定した企業向け販売、休日はイベントによる上振れを狙う。そうした二軸で事業を展開していきます。
小さく始めることは、可能性を小さくすることではありません。むしろ、長く続けるために必要な余白を残すことです。
販売する商品は、凝った料理ではありません。
ターゲットは、昼休みにサクッと食べたい人、身体に気を遣いながら手軽に食事を済ませたい人、そして午後の仕事前に軽く満たされたい人です。日常の中で無理なく選んでもらえる商品構成にします。
商品は大きく4つを予定しています。
1つ目は、鶏むね肉、ブロッコリー、ゆで卵を組み合わせた「筋肉飯」です。健康志向の方、トレーニングをしている方、栄養バランスを意識している方に向けた商品です。
2つ目は、おにぎりと味噌汁のシンプルなセットです。おかずは自分で用意したい方や、軽く済ませたい方に向けて、余計なものを足しすぎない食事を提供します。
3つ目は、数量限定のパスタです。これは、東京の有名パスタ店で働いていた店長が当社にジョインする予定で、その店長に数量限定で作っていただきます。
日常的に買える手軽さの中に、「今日は少し特別なものを食べたい」と思える選択肢を用意する位置づけです。
4つ目は、コーヒーと一口ドーナツです。昼食後のおやつや、午後の休憩時間に気軽に楽しめる商品として販売します。
食事だけでなく、ちょっとした休息の時間も提供できるキッチンカーにしていきたいと考えています。
この事業の大きな特徴は、単なる飲食販売にとどまらないことです。
私たちは、このキッチンカー事業において、人件費を過度にかけるモデルにはしません。その代わりに、就労継続支援A型事業所、B型事業所と受け負い契約を結び、製造工程の一部を担っていただく形を想定しています。
商品を作るところまでは福祉事業所と連携し、販売についても支援員の方々と協力しながら進めていく。そうすることで、飲食事業でありながら、福祉の現場ともつながるビジネスモデルを構築します。
これは、単にコストを抑えるためだけの仕組みではありません。
地域の中で働く機会をつくり、企業の福利厚生を支え、一般のお客様にも価値を届ける。食を通じて、複数の人や場所をつなぐ事業にしていくことが目的です。
売るものはお弁当でも、つくりたいものは関係性です。
では、なぜ最初から店舗ではなく、キッチンカーから始めるのか。
理由は大きく2つあります。
1つは、現時点で良い物件が見つかっていないことです。飲食店において物件選びは非常に重要であり、妥協して固定店舗を構えることは大きなリスクになります。
もう1つは、ランニングコストを抑えたいということです。固定店舗を持てば、家賃、人件費、光熱費、設備費など、毎月必ず発生する費用が大きくなります。
新規事業の初期段階では、まずミニマムな事業モデルで始め、売上の感触や顧客の反応を見ながら育てていくことが重要です。その意味で、キッチンカーは最初の一歩として非常に適しています。
まずはキッチンカーで認知を取り、事業としての形を作り、ファンを増やしていきます。
その過程で、良い物件が見つかれば、次のステップとして固定店舗を構えることも視野に入れています。つまり、キッチンカーは最終地点ではなく、店舗展開に向けた土台でもあります。
最初から大きな固定費を抱えるのではなく、動きながら検証する。地域の声を聞きながら、商品や販売場所を調整する。そうした柔軟性を持ったまま始められることが、このモデルの強みです。
今回の事業は、飲食販売と福祉事業をミックスさせた取り組みです。
企業向けには、福利厚生としての昼食提供を行う。一般のお客様には、手軽で日常に寄り添う食事や軽食を届ける。福祉事業所とは、製造や販売の連携を通じて、働く機会や地域参加の場をつくる。
それぞれが別々に存在するのではなく、一つのキッチンカーを通じてつながっていく。そこに、この事業の意義があります。
初期費用としては、キッチンカーの購入または準備に150万円から300万円ほどが必要になる見込みです。その他、設備、材料、運転資金なども含め、融資額としては500万円から700万円を検討しています。
この資金をもとに、まずは平日の企業向け配送とキッチンカー販売を安定させ、休日やイベント出店で売上の拡大を狙います。そして、事業の認知とファンを増やしながら、将来的な店舗展開へとつなげていきます。
大きな構想も、最初の一歩はいつも具体的で、小さなものです。
一つのお弁当を届けること。昼休みに温かい味噌汁を手渡すこと。イベント会場でコーヒーとドーナツを買ってもらうこと。福祉事業所と一緒に商品を作ること。
その一つひとつの積み重ねが、事業の輪郭を作っていきます。
私たちは、いきなり完成された店舗を目指すのではなく、走りながら育つ事業を選びます。キッチンカーという移動できる小さな拠点から、企業、地域、福祉、そして食をつなげていく。
その先に、ラフアンドダイヤモンズジャパンとしての新しい事業の形を作っていきたいと考えています。
キッチンカーから始める、福祉と食の新しい事業計画
株式会社ラフアンドダイヤモンズジャパンは、現在「慈悲のダンススクール」を運営しています。
現状の月間売上はおおよそ50万円から70万円、粗利は月10万円前後です。既存事業を継続しながら、次の成長の柱として、新たに飲食事業を立ち上げたいと考えています。
具体的には、お弁当配送とキッチンカーを組み合わせた事業です。
平日は企業と提携し、福利厚生の一環としてお弁当を販売します。各企業へ配送するだけでなく、昼の配送が終わった後には、企業敷地内や会社周辺でキッチンカーとして一般の方にも商品を販売していく計画です。
現時点で、すでに契約の意向をいただいている事業所が5社あります。
キッチンカー事業では、1日の売上が2万5,000円から3万円ほどあれば、おおむね良い水準とされています。その中で、すでに提携見込みのある5事業所だけで、1日あたり約1万5,000円の売上見込みが立っています。
つまり、残りの約1万円をキッチンカーでの一般販売によって積み上げることができれば、平日の基本的な売上目標に到達できます。
月曜日から金曜日までは、弁当配送兼キッチンカーとして稼働し、1日2万5,000円から3万円の売上を目指します。そして土日祝日、またイベント開催時には、キッチンカーとして出店します。
イベント時には、規模によって30万円、50万円といった大きな売上も見込めます。平日は安定した企業向け販売、休日はイベントによる上振れを狙う。そうした二軸で事業を展開していきます。
小さく始めることは、可能性を小さくすることではありません。むしろ、長く続けるために必要な余白を残すことです。
販売する商品は、凝った料理ではありません。
ターゲットは、昼休みにサクッと食べたい人、身体に気を遣いながら手軽に食事を済ませたい人、そして午後の仕事前に軽く満たされたい人です。日常の中で無理なく選んでもらえる商品構成にします。
商品は大きく4つを予定しています。
1つ目は、鶏むね肉、ブロッコリー、ゆで卵を組み合わせた「筋肉飯」です。健康志向の方、トレーニングをしている方、栄養バランスを意識している方に向けた商品です。
2つ目は、おにぎりと味噌汁のシンプルなセットです。おかずは自分で用意したい方や、軽く済ませたい方に向けて、余計なものを足しすぎない食事を提供します。
3つ目は、数量限定のパスタです。これは、東京の有名パスタ店で働いていた店長が当社にジョインする予定で、その店長に数量限定で作っていただきます。
日常的に買える手軽さの中に、「今日は少し特別なものを食べたい」と思える選択肢を用意する位置づけです。
4つ目は、コーヒーと一口ドーナツです。昼食後のおやつや、午後の休憩時間に気軽に楽しめる商品として販売します。
食事だけでなく、ちょっとした休息の時間も提供できるキッチンカーにしていきたいと考えています。
この事業の大きな特徴は、単なる飲食販売にとどまらないことです。
私たちは、このキッチンカー事業において、人件費を過度にかけるモデルにはしません。その代わりに、就労継続支援A型事業所、B型事業所と受け負い契約を結び、製造工程の一部を担っていただく形を想定しています。
商品を作るところまでは福祉事業所と連携し、販売についても支援員の方々と協力しながら進めていく。そうすることで、飲食事業でありながら、福祉の現場ともつながるビジネスモデルを構築します。
これは、単にコストを抑えるためだけの仕組みではありません。
地域の中で働く機会をつくり、企業の福利厚生を支え、一般のお客様にも価値を届ける。食を通じて、複数の人や場所をつなぐ事業にしていくことが目的です。
売るものはお弁当でも、つくりたいものは関係性です。
では、なぜ最初から店舗ではなく、キッチンカーから始めるのか。
理由は大きく2つあります。
1つは、現時点で良い物件が見つかっていないことです。飲食店において物件選びは非常に重要であり、妥協して固定店舗を構えることは大きなリスクになります。
もう1つは、ランニングコストを抑えたいということです。固定店舗を持てば、家賃、人件費、光熱費、設備費など、毎月必ず発生する費用が大きくなります。
新規事業の初期段階では、まずミニマムな事業モデルで始め、売上の感触や顧客の反応を見ながら育てていくことが重要です。その意味で、キッチンカーは最初の一歩として非常に適しています。
まずはキッチンカーで認知を取り、事業としての形を作り、ファンを増やしていきます。
その過程で、良い物件が見つかれば、次のステップとして固定店舗を構えることも視野に入れています。つまり、キッチンカーは最終地点ではなく、店舗展開に向けた土台でもあります。
最初から大きな固定費を抱えるのではなく、動きながら検証する。地域の声を聞きながら、商品や販売場所を調整する。そうした柔軟性を持ったまま始められることが、このモデルの強みです。
今回の事業は、飲食販売と福祉事業をミックスさせた取り組みです。
企業向けには、福利厚生としての昼食提供を行う。一般のお客様には、手軽で日常に寄り添う食事や軽食を届ける。福祉事業所とは、製造や販売の連携を通じて、働く機会や地域参加の場をつくる。
それぞれが別々に存在するのではなく、一つのキッチンカーを通じてつながっていく。そこに、この事業の意義があります。
初期費用としては、キッチンカーの購入または準備に150万円から300万円ほどが必要になる見込みです。その他、設備、材料、運転資金なども含め、融資額としては500万円から700万円を検討しています。
この資金をもとに、まずは平日の企業向け配送とキッチンカー販売を安定させ、休日やイベント出店で売上の拡大を狙います。そして、事業の認知とファンを増やしながら、将来的な店舗展開へとつなげていきます。
大きな構想も、最初の一歩はいつも具体的で、小さなものです。
一つのお弁当を届けること。昼休みに温かい味噌汁を手渡すこと。イベント会場でコーヒーとドーナツを買ってもらうこと。福祉事業所と一緒に商品を作ること。
その一つひとつの積み重ねが、事業の輪郭を作っていきます。
私たちは、いきなり完成された店舗を目指すのではなく、走りながら育つ事業を選びます。キッチンカーという移動できる小さな拠点から、企業、地域、福祉、そして食をつなげていく。
その先に、ラフアンドダイヤモンズジャパンとしての新しい事業の形を作っていきたいと考えています。