療育センターエコルドの児童発達支援では、カラーボールを使った「ボールパーク」というプログラムを行っています。ボールを投げたり、ピタゴラスイッチのように転がしたり、たくさんのボールを上から落とす“ボールシャワー”を楽しんだりする活動です。子どもたちにとっては楽しい遊びの時間ですが、療育の視点で見ると、発達障害のあるお子さんの「見る力」「体を動かす力」「感覚の調整」「人との関わり」を育てる要素がたくさん詰まっています。
まず、ボールを投げる活動では、目標を見て狙いを定め、腕を動かして投げる必要があります。これは、目で見た情報に合わせて体を動かす目と手の協応や、力加減の調整につながります。強く投げすぎると遠くへ行きすぎたり、弱すぎると届かなかったりするため、「どのくらいの力で投げるといいかな?」を遊びながら経験できます。発達障害のあるお子さんの中には、体の使い方や力加減が苦手な子もいますが、ボール遊びは楽しい目的があるため、自然と繰り返し練習しやすいのが魅力です。
ボールを転がす活動では、ボールの動きを目で追う経験ができます。坂道やコースを作り、ピタゴラスイッチのように転がしていくと、「次はどこに行くかな?」「どうしたら最後まで転がるかな?」と考える場面も生まれます。これは、追視・注意の持続・見通しを持つ力にもつながります。動くものを目で追うことは、学習や生活の中で必要な“見る力”の土台にもなります。
また、ボールシャワーは感覚面へのアプローチとしても有効です。たくさんのボールが体に当たる感触、音、動き、色の刺激が入り、触覚や視覚への入力になります。発達障害のあるお子さんは、感覚刺激に敏感だったり、逆に強い刺激を求めたりすることがあります。ボールシャワーでは、ボールの量や高さ、時間を調整しながら、その子にとって心地よい刺激を探すことができます。「楽しい」「もう一回」と感じられる経験は、感覚を受け止める練習や、気持ちの安定にもつながります。
小集団で行う場合は、順番を待つ、友だちと一緒にコースを作る、ボールを渡す、「次どうぞ」と関わるなど、社会性の練習にもなります。勝ち負けが強い活動ではないため、集団が苦手なお子さんでも参加しやすく、「同じものを見て楽しむ」「一緒に笑う」といった共有体験が生まれやすい活動です。
ボールパークで大切にしているのは、上手に投げることや正しく遊ぶことではなく、その子が「やってみたい」と思える形で参加し、楽しい経験の中で力を育てることです。ボールを見つめる、手を伸ばす、投げる、転がる様子を追う、友だちと一緒に楽しむ。そんな一つひとつの動きや反応が、子どもたちの成長につながっていきます。
これからもエコルドでは、遊びの中に療育的なねらいを込めながら、子どもたちの「できた!」「楽しい!」を増やしていきたいと思います。
まず、ボールを投げる活動では、目標を見て狙いを定め、腕を動かして投げる必要があります。これは、目で見た情報に合わせて体を動かす目と手の協応や、力加減の調整につながります。強く投げすぎると遠くへ行きすぎたり、弱すぎると届かなかったりするため、「どのくらいの力で投げるといいかな?」を遊びながら経験できます。発達障害のあるお子さんの中には、体の使い方や力加減が苦手な子もいますが、ボール遊びは楽しい目的があるため、自然と繰り返し練習しやすいのが魅力です。
ボールを転がす活動では、ボールの動きを目で追う経験ができます。坂道やコースを作り、ピタゴラスイッチのように転がしていくと、「次はどこに行くかな?」「どうしたら最後まで転がるかな?」と考える場面も生まれます。これは、追視・注意の持続・見通しを持つ力にもつながります。動くものを目で追うことは、学習や生活の中で必要な“見る力”の土台にもなります。
また、ボールシャワーは感覚面へのアプローチとしても有効です。たくさんのボールが体に当たる感触、音、動き、色の刺激が入り、触覚や視覚への入力になります。発達障害のあるお子さんは、感覚刺激に敏感だったり、逆に強い刺激を求めたりすることがあります。ボールシャワーでは、ボールの量や高さ、時間を調整しながら、その子にとって心地よい刺激を探すことができます。「楽しい」「もう一回」と感じられる経験は、感覚を受け止める練習や、気持ちの安定にもつながります。
小集団で行う場合は、順番を待つ、友だちと一緒にコースを作る、ボールを渡す、「次どうぞ」と関わるなど、社会性の練習にもなります。勝ち負けが強い活動ではないため、集団が苦手なお子さんでも参加しやすく、「同じものを見て楽しむ」「一緒に笑う」といった共有体験が生まれやすい活動です。
ボールパークで大切にしているのは、上手に投げることや正しく遊ぶことではなく、その子が「やってみたい」と思える形で参加し、楽しい経験の中で力を育てることです。ボールを見つめる、手を伸ばす、投げる、転がる様子を追う、友だちと一緒に楽しむ。そんな一つひとつの動きや反応が、子どもたちの成長につながっていきます。
これからもエコルドでは、遊びの中に療育的なねらいを込めながら、子どもたちの「できた!」「楽しい!」を増やしていきたいと思います。