児童発達支援事業所

kids i おびやま【2026年4月1日OPEN 】のブログ一覧

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(17件)
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「普通級か、支援級か」で迷っているとき

年長のこの時期、いちばん多いご相談です。 「本当はみんなと一緒に行かせたい」 「でも、ついていけなかったらかわいそう」 「支援級にしたら、戻れなくなるんじゃないか」 どれも、何度もお聞きしてきた言葉です。 迷って当然だと思います。情報が少ないまま、期限だけが決まっているからです。 考えるときに、私たちがお伝えしていることが三つあります。 一つめは、入学時点の姿だけで決めないことです。 就学相談では、どうしても「今これができるか」が話題になります。 でも実際に負担が大きくなるのは、一年生の春ではありません。学習内容が抽象的になり、人間関係が複雑になる三年生前後です。 一年生は、どの子も先生の手厚い配慮の中で過ごします。 その後も含めて、その子がどんな条件なら力を出せるのかを考えるほうが、判断の助けになります。 二つめは、「どこに在籍するか」より「どう過ごせるか」です。 同じ支援級でも、学校によって運営はまったく違います。 通常級との交流がどのくらいあるか、どの教科を一緒に受けるか、担当の先生が何人いるか。 ですので、見学では在籍先の名前ではなく、こうした点を見てきてください。 ・一日の流れと、教室の移動の仕方 ・在籍人数と、職員の配置 ・通常級との交流の実際 ・困ったとき、どこで誰に頼れるのか 三つめは、決めたあとも変えられるということです。 就学先は、一度決めたら終わりではありません。 年度の途中や次年度に変更している子もいますし、通級という形を併用することもできます。 「間違えたら取り返しがつかない」と思うと、判断がとても重くなります。 やり直せる前提で考えたほうが、その子に合った選択がしやすくなります。 そして、どちらを選んだとしても、私たちがお伝えしたいことは変わりません。 安心できる場所があること。 困ったときに「助けて」と言えること。 うまくいかない日があっても、立て直せること。 これまでのブログでお伝えしてきたこの力は、在籍先がどこであっても、その子を支え続けます。 就学は、大きな節目に見えます。 でも、育ちはその先もずっと続いていきます。迷っている段階で構いませんので、一緒に考えさせてください。

kids i おびやま【2026年4月1日OPEN 】/「普通級か、支援級か」で迷っているとき
日々のサポート
26/10/22 18:43 公開

家と事業所で、姿が違うのは自然なこと

面談でその日の様子をお伝えすると、こう言われることがあります。 「ここではできているんですね。家では全然なんです」 少し驚いたような、申し訳なさそうな表情をされる方もいます。 でも、これはとても自然なことです。 人は、場所によって出る姿が変わります。 大人も、職場では落ち着いて話せるのに、家に帰ると些細なことでいら立ってしまう日がありますよね。子どもも同じです。 むしろ、家で気持ちが大きく出るのは、そこが安心できる場所だからです。 取り繕わなくていい相手の前だからこそ、疲れも不満もそのまま出せる。保護者さまとの関係ができている証拠だと、私たちは受け止めています。 一方で、事業所では比較的落ち着いて過ごせることがあります。 これは、その子がもともとできるからではありません。 ・やることの流れが決まっている ・使う道具や場所が毎回同じ ・関わる大人が少人数で、やりとりの型が決まっている ・終わりの時間が見えている ——こうした条件が整っているからです。 家庭は、本来そうはいきません。 食事の支度をしながら、下のお子さまを見ながら、時間に追われながら関わる。同じ条件を家で再現しようとすれば、無理が出て当然です。 ですので、事業所でできたことをそのまま家でもやろうとしなくて大丈夫です。 私たちがお伝えしたいのは「同じようにしてください」ではなく、「どんな条件があるとこの子は落ち着けるのか」という情報です。 たとえば、見通しがあると動ける子なのか。 人数が少ないほうが力を出せる子なのか。 終わりが分かれば待てる子なのか。 それが分かれば、家庭では家庭でできる範囲の工夫が見つかります。全部をそろえる必要はありません。 家での姿も、事業所での姿も、どちらもその子の本当の姿です。 両方を持ち寄って、はじめてその子の全体が見えてきます。 ですので、面談では「できていること」だけでなく、うまくいかない場面こそ教えてください。 そこに、その子を理解する手がかりがあります。

kids i おびやま【2026年4月1日OPEN 】/家と事業所で、姿が違うのは自然なこと
日々のサポート
26/10/16 09:36 公開

同じ場面でも、職員によって関わり方が違う理由

たとえば、お子さまが活動の途中で動かなくなったとき。 そばについて声をかける職員もいれば、あえて少し離れて待つ職員もいます。 一見すると、対応がばらばらに見えるかもしれません。 でも、kids iではこれを「人によって違う」とは考えていません。 その場でどう関わるかは、その子の今の状態を見て決めているからです。 動かない理由が、次に何をするか分からなくて不安なのであれば、見通しを伝える関わりが要ります。 やりたくない気持ちを自分なりに整理している途中なら、待つことが関わりになります。 うまくできない自分に気づいて止まっているなら、できるところまで一緒にやってみる。 同じ「動かない」でも、中で起きていることが違えば、必要な関わりも変わります。 だから職員が一番時間をかけているのは、やり方を覚えることではなく、目の前の子の状態を見立てることです。 kids iでは、そのための共通の視点を全職員で学んでいます。 ・安心できているか(よりどころ) ・出来事をどう受け取っているか(捉え方) ・気持ちを整えられる状態か(整え方) ・人とどう関わろうとしているか(つながり) この4つを手がかりに、「今、何が起きているか」を考えます。 研修で学ぶのはテクニックではなく、この見方そのものです。 そして、関わったあとは必ず振り返ります。 うまくいかなかった日もあります。待つべきところで声をかけてしまった、と気づく日もあります。 そんなとき職員同士で話すのは、「どうすればやらせられたか」ではありません。 「あのとき、この子の中で何が起きていたんだろう」です。 子どもの行動の奥を見るのと同じように、自分の関わりの奥も見る。 正解をひとつに決めず、その子に合う関わりを探し続ける。 それが、私たちが大切にしている専門性です。

kids i おびやま【2026年4月1日OPEN 】/同じ場面でも、職員によって関わり方が違う理由
日々のサポート
26/10/07 13:02 公開

がんばっているのは、子どもだけじゃありません

「私の育て方が悪かったのかな」 「もっとちゃんとしてあげないと」 面談の中で、こんな言葉をお聞きすることがあります。 毎日いちばん近くでお子さまを見ているからこそ、うまくいかない日が続くと、その理由を自分に向けてしまうのだと思います。 でも、ここまでのブログでお伝えしてきたとおり、子どもの行動には背景があります。 生まれ持った特性、感じ方のちがい、まだ育っている途中の力。育て方だけで決まるものではありません。 そして、これは大人にも同じことが言えます。 私たちは「安心できる場所があるから、挑戦できる」とお伝えしてきました。 これは子どもに限った話ではありません。相談できる相手がいる、責められない場所がある、うまくいかない日を話せる。そんな支えがあってはじめて、大人も落ち着いて子どもと向き合えます。 実際、こんな日があるのは当たり前だと思っています。 ・今日は余裕がなくて、強く言ってしまった ・アドバイスされた関わり方が、家では続かなかった ・まわりの子と比べて、焦ってしまった これらは、うまくいっていないサインではありません。 毎日続けているからこそ起きることです。 kids iが事業所でお子さまをお預かりしているのは、支援の時間をつくるためだけではありません。 その時間、保護者さまが少し肩の力を抜けることにも意味があると考えています。 ですので、家庭で何かを「やらせる」必要はありません。 うまくいかなかった話も、そのままお聞かせください。うまくいかなかった理由を一緒に考えることが、私たちの仕事です。 お子さまの育ちを支えるために、まず保護者さまが安心していられること。 それも、私たちが大切にしている支援のひとつです。

kids i おびやま【2026年4月1日OPEN 】/がんばっているのは、子どもだけじゃありません
日々のサポート
26/09/29 09:47 公開

「遊んでいるだけ」に見える時間に、育っているもの

見学に来られた保護者さまから、ときどきこんな声をいただきます。 「楽しそうですね。でも、遊んでいるだけに見えて……」 そう感じるのは、自然なことだと思います。 机に向かってプリントをしたり、カードで練習したりするほうが、「療育をしている」ように見えるからです。 でも、kids iは遊びの時間をとても大切にしています。 子どもにとって、遊びは勉強の合間の休憩ではありません。育ちそのものが起きている時間です。 たとえば、ブロックを積んで遊んでいる場面。 高く積みたいのに崩れてしまう。悔しくて投げそうになる。でも、もう一回やってみる。 そこへお友だちが来て「貸して」と言う。貸したくない。でも、少しだけなら……。 この数分間の中に、 ・うまくいかない気持ちを整える ・もう一度挑戦する ・相手の気持ちに気づく ・自分の思いを伝える ——これまでのブログでお伝えしてきた力が、ぜんぶ詰まっています。 私たちが大切にしているのは、子どもが「やりたい」と思って始めた遊びに、大人がついていくことです。 大人が遊びを決めて教え込むのではなく、子どもの興味から始める。夢中になっているときほど、気持ちも人との関わりも大きく動くからです。 大人の役割は、正解を教えることではありません。 そばにいて、気持ちに言葉を添え、困ったときに一緒に考える。つまずいたときには、次の一歩を自分で見つけられるよう、少しだけ手を貸す。 だから職員は、ただ一緒に遊んでいるように見えて、実はずっと考えています。 「今、この子の中で何が起きているかな」 「ここで手を出すか、もう少し待つか」 遊びは、子どもがいちばん自分らしくいられる時間です。 その時間の中で自分で育っていく力を、私たちはそばで支えています。

kids i おびやま【2026年4月1日OPEN 】/「遊んでいるだけ」に見える時間に、育っているもの
日々のサポート
26/09/21 17:23 公開
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