児童発達支援事業所

kids i おびやま【2026年4月1日OPEN 】のブログ一覧

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(14件)
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がんばっているのは、子どもだけじゃありません

「私の育て方が悪かったのかな」 「もっとちゃんとしてあげないと」 面談の中で、こんな言葉をお聞きすることがあります。 毎日いちばん近くでお子さまを見ているからこそ、うまくいかない日が続くと、その理由を自分に向けてしまうのだと思います。 でも、ここまでのブログでお伝えしてきたとおり、子どもの行動には背景があります。 生まれ持った特性、感じ方のちがい、まだ育っている途中の力。育て方だけで決まるものではありません。 そして、これは大人にも同じことが言えます。 私たちは「安心できる場所があるから、挑戦できる」とお伝えしてきました。 これは子どもに限った話ではありません。相談できる相手がいる、責められない場所がある、うまくいかない日を話せる。そんな支えがあってはじめて、大人も落ち着いて子どもと向き合えます。 実際、こんな日があるのは当たり前だと思っています。 ・今日は余裕がなくて、強く言ってしまった ・アドバイスされた関わり方が、家では続かなかった ・まわりの子と比べて、焦ってしまった これらは、うまくいっていないサインではありません。 毎日続けているからこそ起きることです。 kids iが事業所でお子さまをお預かりしているのは、支援の時間をつくるためだけではありません。 その時間、保護者さまが少し肩の力を抜けることにも意味があると考えています。 ですので、家庭で何かを「やらせる」必要はありません。 うまくいかなかった話も、そのままお聞かせください。うまくいかなかった理由を一緒に考えることが、私たちの仕事です。 お子さまの育ちを支えるために、まず保護者さまが安心していられること。 それも、私たちが大切にしている支援のひとつです。

kids i おびやま【2026年4月1日OPEN 】/がんばっているのは、子どもだけじゃありません
日々のサポート
26/09/29 09:47 公開

「遊んでいるだけ」に見える時間に、育っているもの

見学に来られた保護者さまから、ときどきこんな声をいただきます。 「楽しそうですね。でも、遊んでいるだけに見えて……」 そう感じるのは、自然なことだと思います。 机に向かってプリントをしたり、カードで練習したりするほうが、「療育をしている」ように見えるからです。 でも、kids iは遊びの時間をとても大切にしています。 子どもにとって、遊びは勉強の合間の休憩ではありません。育ちそのものが起きている時間です。 たとえば、ブロックを積んで遊んでいる場面。 高く積みたいのに崩れてしまう。悔しくて投げそうになる。でも、もう一回やってみる。 そこへお友だちが来て「貸して」と言う。貸したくない。でも、少しだけなら……。 この数分間の中に、 ・うまくいかない気持ちを整える ・もう一度挑戦する ・相手の気持ちに気づく ・自分の思いを伝える ——これまでのブログでお伝えしてきた力が、ぜんぶ詰まっています。 私たちが大切にしているのは、子どもが「やりたい」と思って始めた遊びに、大人がついていくことです。 大人が遊びを決めて教え込むのではなく、子どもの興味から始める。夢中になっているときほど、気持ちも人との関わりも大きく動くからです。 大人の役割は、正解を教えることではありません。 そばにいて、気持ちに言葉を添え、困ったときに一緒に考える。つまずいたときには、次の一歩を自分で見つけられるよう、少しだけ手を貸す。 だから職員は、ただ一緒に遊んでいるように見えて、実はずっと考えています。 「今、この子の中で何が起きているかな」 「ここで手を出すか、もう少し待つか」 遊びは、子どもがいちばん自分らしくいられる時間です。 その時間の中で自分で育っていく力を、私たちはそばで支えています。

kids i おびやま【2026年4月1日OPEN 】/「遊んでいるだけ」に見える時間に、育っているもの
日々のサポート
26/09/21 17:23 公開

今日の「できた」より、その先の「大丈夫」

お迎えのときに「今日はこれができました」とお伝えすると、保護者さまの表情がふっとゆるみます。 私たちも、その瞬間がうれしいです。 ただ、「できた」には二つの種類があると考えています。 ひとつは、その場でできたこと。 大人が声をかけ、手順を整え、うまくいくように場を用意すれば、多くの子は「できた」にたどり着けます。 もうひとつは、大人がいなくなっても残るもの。 「困ったら人に言えばいい」「失敗しても、やり直せる」——そうした感覚です。すぐに形にはならないし、記録にも書きにくい。でも、この子の10年後を支えるのは、こちらのほうです。 たとえば、椅子に座っていること。 「座りなさい」と言われて座っているのと、自分で気持ちを立て直して座っていられるのとでは、見た目が同じでも中身がまったく違います。 前者は、指示してくれる大人がいなくなると続きません。思春期になって「どうして従わないといけないの」と感じたとき、崩れてしまうこともあります。 思春期に入ると、子どもは自分で決める場面が一気に増えます。 そのときに支えになるのは、大人に従ってきた経験ではなく、 ・自分の気持ちに気づける ・困ったときに人を頼れる ・うまくいかなくても、もう一度立て直せる ・「自分は大丈夫」と思える ——こうした、内側から動く力です。 だからkids iでは、できる形を早く作ることを目指していません。 時間がかかっても、子どもが自分で考え、自分で選ぶ場面を大切にします。すぐに成果として見えにくいところですが、ここを飛ばすと、後から積み直すのが難しくなるからです。 「今日はこれができました」だけでなく、「今日はこんなふうに考えていました」「自分から助けてと言えました」。 そんな小さな変化も、同じくらい大切にお伝えしていきたいと思っています。 今日の「できた」は、もちろん一緒に喜びます。 そのうえで私たちが届けたいのは、この先ずっとその子の中に残る「大丈夫」です。

kids i おびやま【2026年4月1日OPEN 】/今日の「できた」より、その先の「大丈夫」
日々のサポート
26/09/17 17:20 公開

10年後から、今を考える

「小学校に入るまでに、これができるようになってほしい」。 そんな願いをお聞きすることがよくあります。就学はひとつの節目ですから、自然なお気持ちだと思います。 ただ、kids iが支援を考えるときは、もう少し先を見ています。 その子が10歳になったとき、15歳になったとき、大人になったとき——どんな姿でいてほしいか。そこから逆算して、今の関わりを決めています。 今すぐ形になる「できた」と、その先まで残る力は、同じではないからです。 たとえば、椅子に座っていられるようにすること。 指示に従えるようにすること。順番を守れるようにすること。 どれも大切に見えますし、練習すればできるようになることもあります。 でも、「言われたから座っている」と「自分で気持ちを立て直して座っていられる」は、見た目が同じでも中身がまったく違います。 前者は、指示する大人がいなくなると続きません。思春期になって「どうして従わないといけないの」と感じたとき、崩れてしまうこともあります。 思春期に入ると、子どもは自分で決める場面が一気に増えます。 そのときに支えになるのは、大人に従ってきた経験ではなく、 ・自分の気持ちに気づける ・困ったときに人を頼れる ・うまくいかなくても、もう一度立て直せる ・「自分は大丈夫」と思える ——こうした、内側から動く力です。 だからkids iでは、できる形を早く作ることを目指していません。 時間がかかっても、子どもが自分で考え、自分で選ぶ場面を大切にします。すぐに成果として見えにくいところですが、ここを飛ばすと、後から積み直すのが難しくなるからです。 今日の「できた」も、もちろん一緒に喜びます。 でも私たちが本当に届けたいのは、10年後のその子が、自分の人生を自分で選んでいけることです。 育ちは、今日だけの話ではありません。 少し先を一緒に見ながら、今できる関わりを考えていきます。

kids i おびやま【2026年4月1日OPEN 】/10年後から、今を考える
日々のサポート
26/09/14 17:08 公開

「ひとりでできる」より、「助けて」が言える

「お友だちとうまく遊べない」「トラブルばかりで心配」「輪に入っていけない」。 人との関わりは、保護者さまからのご相談でいちばん多いテーマです。 こうしたとき、私たち大人はつい「ごめんねって言おう」「貸してって言おう」と、正しい言い方を教えたくなります。もちろん、それが役に立つ場面もあります。 でも、言い方を覚えれば関われるようになるかというと、そう単純ではありません。 人と関わる力は、いくつもの力が重なってできています。 ・相手の様子や表情に気づく ・自分の気持ちを、相手に伝える ・困ったときに「助けて」と言える ・うまくいかなかったとき、もう一度やり直す どこでつまずいているかは、子どもによって違います。 だから「ごめんねの言い方」だけを練習しても、その子の困りごとには届かないことがあるのです。 そのなかで、kids iがいちばん大切にしているのは「助けて」が言えることです。 ひとりでできることを増やすのは、たしかに大事です。 でも人は誰でも、ひとりではどうにもならない場面に出会います。そのときに「手伝って」「わからない」と言えるかどうかは、この先ずっと、その子を支える力になります。 だから私たちは、こんな場面を大切にしています。 ・「できない」と言えたことを、まず認める ・子ども同士のやりとりに、すぐ答えを出さない ・仲直りの場面に大人が入りすぎず、まず見守る ・うまくいかなかった経験を、責めずに一緒に振り返る トラブルは、なくすべきものではなく、学ぶ機会でもあります。 安心できる場所で、失敗しても大丈夫という前提があるからこそ、子どもは人との関わりを何度でも試すことができます。 ひとりでできる子に育てるのではなく、人とつながれる子に育っていく。 安心 → 挑戦 → つながり。kids iが見ているのは、その先にいる「困ったときに人を頼れる大人」の姿です。

kids i おびやま【2026年4月1日OPEN 】/「ひとりでできる」より、「助けて」が言える
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26/09/09 17:24 公開
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