〜把握反射〜
把握反射とは、赤ちゃんの手に指や細長いものなどが触れたとき、無意識にギュッと握りしめる不随意の反応のことです。
これは哺乳類としての本能的な反射の一つで、まだ自分の意思で手を動かせない時期に現れます。
〜把握反射の特徴〜
• 手の把握反射:
手のひらに刺激が加わると、指を内側に曲げて強く握ります。その力は意外と強く、赤ちゃんの体を少し持ち上げられるほどになることもあります。
• 足の把握反射:
足の裏(指の付け根付近)を刺激すると、足の指がギュッと内側に丸まります。
〜出現時期と消失の目安〜
反射が見られる期間は限られており、脳の発達とともに「無意識の反射」から「自分の意思による動作(随意運動)」へと移行していきます。
通常、手の把握反射は3〜4ヶ月、足の把握反射は9〜12ヶ月で統合されます。
把握反射(Palmar Grasp Reflex)が乳児期を過ぎて幼児期以降も残存(固着)している場合、主に「手を使った細かい動作」や「運動の連動性」に影響が出ることがあります。
把握反射は、手のひらに刺激が入ると無意識に指が曲がって握りしめてしまう反応です。これが自分の意志でコントロールできなず、反射として残ってしまうと、以下のような影響が出てきます。
1. 微細運動(手先の操作)への影響
もっとも顕著に現れるのが、指先の器用さを必要とする動作です。
• 筆記用具の持ち方:
ペンを握り込むような持ち方(グー握り)から、指先で支える持ち方への移行が難しくなります。また、書く時に手に過剰な力が入るため、疲れやすかったり、筆圧の調整が困難になったりします。
• 道具の使用:
お箸、ハサミ、紐結びなど、指先を独立させて動かす動作がスムーズにいかず、不器用さが目立つことがあります。
2. 手と口の連動(バブキン反射との関連)
把握反射は口の動きと密接に関係しています(手のひらを押すと口が開く反応)。反射が残っていると、以下のような様子が見られることがあります。
• 口が動く:
ハサミを使ったり、一生懸命文字を書いたりしている時に、無意識に口が動いたり、舌が出たりします。
• 発語への影響:
手の緊張が口周りの緊張を誘発し、滑舌や発音に影響を与える可能性を指摘する考え方もあります。
3. 感覚面と防御反応
• 触覚過敏:
手のひらへの刺激に対して過敏に反応してしまい、粘土、砂遊び、特定の感触のものを触るのを嫌がることがあります。
• 不意の把握:
何かが手に触れた瞬間に意図せずギュッと握ってしまうため、お友達とのトラブル(無意識に掴んでしまう、離せない)に繋がることもあります。
4. 姿勢とバランス
• 支持機能の低下:
転んだ時にパッと手をついて体を支える動作を妨げることがあります。また、手の緊張が腕から肩、首へと伝わり、体全体の柔軟性やバランス保持に影響することもあります。
幼児期に反射の残存が見られる場合、無理に「正しく持たせる」練習をするよりも、まずは手のひらの感覚を育てる遊びが効果的です。
• 手のひらを開く遊び:
手のひら全体を使って体重を支える(手押し車、四つ這い遊び)。
• 感覚遊び:
砂、水、スライム、布など、様々な感触に触れて脳に刺激を送る。
• 握って離すの反復:
自分の意志で「離す」という動作を意識できる遊びを取り入れる。
参考にしてくださいね。
療育センターエコルド はぐみのおうち
理学療法士 内山明奈
把握反射とは、赤ちゃんの手に指や細長いものなどが触れたとき、無意識にギュッと握りしめる不随意の反応のことです。
これは哺乳類としての本能的な反射の一つで、まだ自分の意思で手を動かせない時期に現れます。
〜把握反射の特徴〜
• 手の把握反射:
手のひらに刺激が加わると、指を内側に曲げて強く握ります。その力は意外と強く、赤ちゃんの体を少し持ち上げられるほどになることもあります。
• 足の把握反射:
足の裏(指の付け根付近)を刺激すると、足の指がギュッと内側に丸まります。
〜出現時期と消失の目安〜
反射が見られる期間は限られており、脳の発達とともに「無意識の反射」から「自分の意思による動作(随意運動)」へと移行していきます。
通常、手の把握反射は3〜4ヶ月、足の把握反射は9〜12ヶ月で統合されます。
把握反射(Palmar Grasp Reflex)が乳児期を過ぎて幼児期以降も残存(固着)している場合、主に「手を使った細かい動作」や「運動の連動性」に影響が出ることがあります。
把握反射は、手のひらに刺激が入ると無意識に指が曲がって握りしめてしまう反応です。これが自分の意志でコントロールできなず、反射として残ってしまうと、以下のような影響が出てきます。
1. 微細運動(手先の操作)への影響
もっとも顕著に現れるのが、指先の器用さを必要とする動作です。
• 筆記用具の持ち方:
ペンを握り込むような持ち方(グー握り)から、指先で支える持ち方への移行が難しくなります。また、書く時に手に過剰な力が入るため、疲れやすかったり、筆圧の調整が困難になったりします。
• 道具の使用:
お箸、ハサミ、紐結びなど、指先を独立させて動かす動作がスムーズにいかず、不器用さが目立つことがあります。
2. 手と口の連動(バブキン反射との関連)
把握反射は口の動きと密接に関係しています(手のひらを押すと口が開く反応)。反射が残っていると、以下のような様子が見られることがあります。
• 口が動く:
ハサミを使ったり、一生懸命文字を書いたりしている時に、無意識に口が動いたり、舌が出たりします。
• 発語への影響:
手の緊張が口周りの緊張を誘発し、滑舌や発音に影響を与える可能性を指摘する考え方もあります。
3. 感覚面と防御反応
• 触覚過敏:
手のひらへの刺激に対して過敏に反応してしまい、粘土、砂遊び、特定の感触のものを触るのを嫌がることがあります。
• 不意の把握:
何かが手に触れた瞬間に意図せずギュッと握ってしまうため、お友達とのトラブル(無意識に掴んでしまう、離せない)に繋がることもあります。
4. 姿勢とバランス
• 支持機能の低下:
転んだ時にパッと手をついて体を支える動作を妨げることがあります。また、手の緊張が腕から肩、首へと伝わり、体全体の柔軟性やバランス保持に影響することもあります。
幼児期に反射の残存が見られる場合、無理に「正しく持たせる」練習をするよりも、まずは手のひらの感覚を育てる遊びが効果的です。
• 手のひらを開く遊び:
手のひら全体を使って体重を支える(手押し車、四つ這い遊び)。
• 感覚遊び:
砂、水、スライム、布など、様々な感触に触れて脳に刺激を送る。
• 握って離すの反復:
自分の意志で「離す」という動作を意識できる遊びを取り入れる。
参考にしてくださいね。
療育センターエコルド はぐみのおうち
理学療法士 内山明奈