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お家で楽しくできる指先トレーニングをご紹介!

「鉛筆の正しい持ち方はわかるけど、この方が書きやすい」と言い、鉛筆を力任せに握るAくん。放課後等デイサービス SOU NEXT高原(沖縄県 沖縄市 高原)では、指先の筋力や感覚を育むプログラムに取り組んでいます。この記事では、鉛筆を上手に持つために必要な力と、ご家庭でも簡単に試せる指先のトレーニング方法をご紹介します。

【1】「鉛筆が上手に持てない」「筆圧が弱い」ってどんな姿?指先の発達で考える「その子なりの理由」

「鉛筆を握りしめるように持ってしまい、上手に書けない」 「筆圧が弱くて線が薄い、または強すぎて芯がすぐに折れてしまう」 「少し書いただけで『手が疲れた』と嫌がってしまう」

お子様の様子を見ていて、このようなお悩みはありませんか?「もっと丁寧に書きなさい」「集中しなさい」と声をかけても、なかなか改善されず、どう支えたらよいか不安になることもあるかもしれません。

結論から言うと、これはお子様のやる気や集中力の問題とは限りません。

手や指先の筋力、手首の安定性、そして「自分の指先を思い通りに動かす感覚」がまだ十分に育っていないことが原因であると考えられます。

ここで、指先のコントロールや筆記に関わる理由を整理してみましょう。

手指の筋力と協調運動(目と手の動き、または複数の指の動きを連動させて動かすこと) の未発達

ボディイメージ(自分の身体の位置や力の加減を感覚的に把握する力) が掴みにくく、力の調整が難しい

目と手の協調(目で見た情報に合わせて手元を動かす力) が成長段階にある

このように、手元や身体の準備が整っていない段階で「正しく持ってきれいに書く」ことを求められると、お子さまにとって大きな負担となってしまうことがあります。

【2】安全のための取り組み:指先トレーニングと見守りの工夫

放課後等デイサービス SOU NEXT高原では、無理なく楽しく指先の力を育むため、新聞紙を使ったトレーニングを行いました。

 道具と姿勢の安全確認:新聞紙で手を切ったり、破った紙くずが目に入ったりしないよう、作業スペースを広く確保し、座って落ち着いて取り組める姿勢を整えました。
個別のペースに合わせたレベル調整:難しそうなお子様には、新聞紙を半分の大きさで試してみるなど、力加減に合わせて負担なく楽しめるよう調整しました。
見守りと声かけの配置:職員が近くで見守り、力が入らないときや指先の使い方に迷ったときは、「半分に折ってからちぎってみようか」など具体的にアドバイスを行い、安全で前向きに参加できるようサポートしました。
【3】発達の視点から:指先の器用さと筆圧を支える力

新聞紙を「丸める」「ちぎる」という動作には、書く力に繋がる大切な要素が詰まっています。

今回は以下の4段階で指先トレーニングを行いました。

①片手で新聞紙を丸める

②両手に1枚ずつ持ち丸める

③細長くちぎる

④最後は、みんなでかごに新聞紙を投げ入れて片付け!

新聞紙を片手で小さく丸める動作では、親指・人差し指・中指の3本をしっかりと動かす必要があります。この3本の指を意識して使うことで、鉛筆を安定して支えるための基本的な筋力や柔軟性が養われます。持ち方が安定すると、手首や腕にかかる無駄な負担が減り、長時間の筆記でも筆圧がぶれにくくなると考えられます。

また、新聞紙を細長くちぎる動作では、両手を左右反対の方向(手前と奥)へ引っ張る力加減が必要です。これは、指先の感覚を細かく調整するトレーニングになります。

以前は親指と人差し指だけで力任せに握り込んでいたお子様が、この指先遊びを通して、「指のお腹でしっかりつまむ」コツを掴み、柔らかい表情で課題に取り組む姿が見られました。日々の楽しい経験の重ね合わせが、指先の器用さへと確実に繋がっています。

【4】ご家庭でもできること:夕食前の5分でできる新聞紙ちぎり

ご家庭でおおすすめのアプローチは、「夕食前の5分間、新聞紙やチラシを思い切りちぎって遊ぶこと」です。

特別な道具は必要ありません。いらなくなった新聞紙やポストに入っている広告チラシが1枚あれば、今日の夕方からすぐに試していただけます。

【ステップ1】

新聞紙やチラシを1枚渡し、お子様に両手で持ってもらいます。まずは「端っこから小さくちぎってみよう!」と声をかけ、一緒にちぎってお手本を見せます。

【ステップ2】

上手にできたら「指先を上手に使えたね!」と具体的に声をかけ、ちぎった紙を丸めてゴミ箱にポイっと投げるゲームにしてみましょう。上手に鉛筆が持てない時期は、どうしても手元を注意してしまいがちですが、保護者様が焦る必要はまったくありません。まずは遊びの中で「指先を使うのって楽しい!」と思える経験を重ねていくことが大切です。

今日の夕方、ぜひ不要なチラシを1枚用意することから試してみてくださいね!
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