日々、算数のワークに取り組む小学5年生の男の子。
ここ最近、小数の割り算に苦戦していた。
「1.44÷3.2」を計算すると「0.45」。
しかし男の子の解答は「4.5」だった。
計算の仕方を教えてみる。
ポイントは、「×10で小数点を右にずらし、計算しやすくすること!」
しかし、男の子は首をかしげるばかり・・・。
なぜか・・・。
「なぜだかわからないけど、自分で問題の数字を変えてOK」
ここが腑に落ちていなかった。
「わかる感覚」がもてていない。
そこで・・・
「1.5÷0.6はいくつ?」
「えぇ・・・・っと、2.5」と、計算して答える。
「じゃあ、両方とも10倍にした15÷6の場合は?」
男の子は再び「2.5」と答えた。
「点を右に1個ずらしたけど、答えは同じだよね。」
男の子は、じっと問題を見比べ一言。
「あーそういう事!」
すっきりした顔になる。
計算の操作は全く同じ。
でも納得してやるのとそうでないのは、面白さが全然違う。
男の子は順調に問題を解いていった。
小数の割り算
教室の毎日
20/05/20 20:59