【2】ほめられたらまず最初に何を言うのか、明確に決めた

ほめられたらどうするのか、を娘と話し合って決めました。

「ほめられたら、ありがとうと言う」というシンプルなルールです。

今まで、ほめられたらまず最初に口をついて出てくるのは自分を否定する言葉でしたが、まず「ありがとう」を言うと決めてしまったのです。

ルールは厳格に守るというアスペルガーの特性を逆手にとったこの作戦は大成功。これを決めて以来、娘がほめられた後に怒りをあらわにすることは、ほとんどなくなりました。

また、ほめられた瞬間に自己否定をしてしまう前に「ありがとう」と発することで、この音声言語が娘の思考のフィルターを通り、「ああ、自分はほめられて嬉しいんだ」という信号が脳に送られているのではないかと思っています。

ネガティブすぎる、と言われても余計自信がなくなるだけ。色々試してみよう

私自身、幼いころからこの思考パターンでずいぶんと苦労をしてきました。

考え過ぎだ、ネガティブ過ぎる、被害妄想が激しい、堅苦しい、真面目すぎる…。
周囲から様々な言葉をかけられ、その言葉に傷つき、さらに自己否定を行う、という悪循環の中で暮らしてきたのだと思います。

今回はたまたま、自分の経験を活かして娘を理解しながら対応策を考えることができました。これは本当にラッキーでした。

子育ての中で、どうすれば良いのだろう?と頭を悩ませることは尽きませんが、あれこれ考えてトライしてみることに無駄な事はひとつもないはずです。

「試してみて合わなければ、また考えよう」そんな風に、ひとつずつ子どもたちと実験をして幸せに近づけたらいいなと思います。
自閉症息子の激しすぎる癇癪に、母は迷走!声がけ、テレビ断ち、食生活変更。でも何より必要だったのは…のタイトル画像

自閉症息子の激しすぎる癇癪に、母は迷走!声がけ、テレビ断ち、食生活変更。でも何より必要だったのは…

「ママは何もしないで!」小4発達障害娘に反抗期がやってきた!?視覚支援も声がけも拒否、失敗してパニック。母のイライラは限界で…のタイトル画像

「ママは何もしないで!」小4発達障害娘に反抗期がやってきた!?視覚支援も声がけも拒否、失敗してパニック。母のイライラは限界で…

「褒めポイントを変えてみて」なぜ指示が通らない?座ってられない?発達が気になる生徒に悩む先生に伝えたい、リフレーミングの大切さのタイトル画像

「褒めポイントを変えてみて」なぜ指示が通らない?座ってられない?発達が気になる生徒に悩む先生に伝えたい、リフレーミングの大切さ


追加する

バナー画像 バナー画像

年齢別でコラムを探す


同じキーワードでコラムを探す



放課後等デイサービス・児童発達支援事業所をお探しの方はこちら

放課後等デイサービス・児童発達支援事業所をお探しの方はこちら

コラムに対する投稿内容については、株式会社LITALICOがその内容を保証し、また特定の施設、商品及びサービスの利用を推奨するものではありません。投稿された情報の利用により生じた損害について株式会社LITALICOは一切責任を負いません。コラムに対する投稿内容は、投稿者の主観によるもので、株式会社LITALICOの見解を示すものではありません。あくまで参考情報として利用してください。また、虚偽・誇張を用いたいわゆる「やらせ」投稿を固く禁じます。「やらせ」は発見次第厳重に対処します。