自分の人生の辛さを、子どものせいには決してしたくなかった

今でも、娘には辛い体験をさせてしまった、と思っています。

ずっと一緒だと思っていた家族がいなくなることは、子どもにとって本当にショックなことです。事実、娘は「自分も捨てられるのではないか」と怯えていました。

ですが私は「あなたがいたせいで、別れられなかった」と言う親には、なりたくなかったのです。

「ママはあなたのことを絶対に見捨てない。離れない。」ということを伝え続けました。こんな時は、とことん子どもに寄り添い、人の手もどんどん借りて、共倒れにならないことが大事だと思います。

親には親の人生があります。

いくら子どもには酷なことであろうと、辛い選択をせざるを得ないときもあることでしょう。自分の人生は、自分にしか生きられませんから。

将来、もし娘に離婚したことを責められても、私はすべての責任を負って生きていきます。そして親子といえども、立ち入ることができないことがあるのだと教えます。

もし同じような境遇の人がいるならば、辛いことも多いけど、親子で笑って過ごせる日が必ずきます…と伝えたいです。
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