字幕をつけてから言葉への興味がいっそう深まった
字幕をつけるようになってからおよそ2週間。息子に少しずつ変化が表れました。今まであまりなかったことですが、言葉についての質問がどんどん増えてきたのです。
息子「ママ、『空想』ってどういう意味?」
私「どんな字を書くか知ってる?」
息子「うん、お空に想うって書いてあった。」
私「そう。こんな字だったよね!」と、実際に紙に字を書きながら説明します。
私「これはね、本当は起こっていないことを、頭の中の広い場所で考えることだよ。お姉ちゃんとごっこ遊びしてる時に、よく『これは嘘だけど、僕はお父さんで、会社から今帰ってきたところね~!』とか言ってるでしょ?あれも空想だよ。頭の中で考えた空想の世界を、お姉ちゃんと一緒にわけあって遊んでるってことなんだよ。」
息子「へえ!そうだったんだ!じゃあママ、『もたれる』ってどういうこと?」
私「それはね、自分じゃない何かに寄りかかることだよ。」
息子「寄りかかる?」
私「そう。例えばこんな風に、今ママは壁に背中をつけてるでしょ?これは自分で立ってるんじゃなくて、壁に『もたれて』立ってるの。どこにも体がついていなければ『もたれてない』、体のどこかが壁にくっついていれば『もたれている』っていう事なんだよ。」
息子「ママ、『空想』ってどういう意味?」
私「どんな字を書くか知ってる?」
息子「うん、お空に想うって書いてあった。」
私「そう。こんな字だったよね!」と、実際に紙に字を書きながら説明します。
私「これはね、本当は起こっていないことを、頭の中の広い場所で考えることだよ。お姉ちゃんとごっこ遊びしてる時に、よく『これは嘘だけど、僕はお父さんで、会社から今帰ってきたところね~!』とか言ってるでしょ?あれも空想だよ。頭の中で考えた空想の世界を、お姉ちゃんと一緒にわけあって遊んでるってことなんだよ。」
息子「へえ!そうだったんだ!じゃあママ、『もたれる』ってどういうこと?」
私「それはね、自分じゃない何かに寄りかかることだよ。」
息子「寄りかかる?」
私「そう。例えばこんな風に、今ママは壁に背中をつけてるでしょ?これは自分で立ってるんじゃなくて、壁に『もたれて』立ってるの。どこにも体がついていなければ『もたれてない』、体のどこかが壁にくっついていれば『もたれている』っていう事なんだよ。」
息子「へぇ~!初めて知った。」
私「これはどう?」(壁に体をつける)
息子「もたれてる!」
私「じゃあ、これは?」(壁から体を離す)
息子「わかった!もたれてない!」
こんな風に、1つひとつの言葉を丁寧に知りたがるようになりました。今まではその瞬間に「どういう意味だろう?」と思っていても、はっきりとした言葉として息子の頭に残っていなかったので、質問することもなく通り過ぎていたのでしょう。
目で文字を見ることによって、自分の知らない言葉が何であるのかがはっきりとし、頭の中に文字が残ることにより、後からでも質問ができるようになったのです。
私「これはどう?」(壁に体をつける)
息子「もたれてる!」
私「じゃあ、これは?」(壁から体を離す)
息子「わかった!もたれてない!」
こんな風に、1つひとつの言葉を丁寧に知りたがるようになりました。今まではその瞬間に「どういう意味だろう?」と思っていても、はっきりとした言葉として息子の頭に残っていなかったので、質問することもなく通り過ぎていたのでしょう。
目で文字を見ることによって、自分の知らない言葉が何であるのかがはっきりとし、頭の中に文字が残ることにより、後からでも質問ができるようになったのです。
言葉を理解する方法はいろいろ。迷ったら子どもの得意な方法で!
これから先、学校の授業など耳からの情報だけで何かを処理しなければならない場面が、たくさん訪れることでしょう。それでも、耳から入ってくる言葉をあらかじめ知っているか知らないかによって、理解度は大幅に変わってくると思います。
なるべく正確な言葉と意味を、息子の得意な方法で蓄積していくこと。これが、私と息子の新たな目標となりました。
ADHDの息子は集中力が短く、絵本を渡すと絵に興味を奪われて高速でページをめくってしまうので、正確な言葉を覚えるには適していません。
いろいろ試した結果、息子に向いているのは展開が早く、文字情報が記載されているドラえもんなどの学習漫画と、映像に字幕がついているものが合っているようです。
興味のあるテレビ番組や漫画で、しっかりと言葉を覚えてることができれば、やらされている感もなく、長く続けられそうな気がします。正確な言葉を知ることは、きっと子どもの自信にも繋がると思います。
耳から入る情報に弱いお子さんにもぜひ1度、テレビの字幕や簡単なマンガなどを試してみてくださいね。
なるべく正確な言葉と意味を、息子の得意な方法で蓄積していくこと。これが、私と息子の新たな目標となりました。
ADHDの息子は集中力が短く、絵本を渡すと絵に興味を奪われて高速でページをめくってしまうので、正確な言葉を覚えるには適していません。
いろいろ試した結果、息子に向いているのは展開が早く、文字情報が記載されているドラえもんなどの学習漫画と、映像に字幕がついているものが合っているようです。
興味のあるテレビ番組や漫画で、しっかりと言葉を覚えてることができれば、やらされている感もなく、長く続けられそうな気がします。正確な言葉を知ることは、きっと子どもの自信にも繋がると思います。
耳から入る情報に弱いお子さんにもぜひ1度、テレビの字幕や簡単なマンガなどを試してみてくださいね。
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