発達障害児への「投薬」どう決断する?イライラに苦しむ娘をみて考えたこと

ライター:荒木まち子
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発達検査、療育、障害告知、進路、就労などなど、障害を持つ子どもの親は「選択」と「決断」の連続です。その中でも多くの方が1度は直面するのが「服薬」の悩みではないでしょうか?

子どもの特性にもいろいろありますが…

かるた
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あう薬 見つかるまでが 一苦労
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悩みの尽きない障害児の子育て。その中でも大きな決断となるのが…

障害がある子どもの親は、たくさんの不安を抱えています。
周りの子どもたちとの成長の違いが気になったり、友達との接し方にハラハラしたり、親亡き後のことが心配になったり…。

周りに協力者や理解者がいなくて、親自身が孤独を感じる場合もあります。
そんな中、子どもの困りごとの解決のため、親は様々な決断を強いられます。

今回はその中でも特に親が悩む決断の1つ「服薬」についてのお話です。

娘が二次障害になったきっかけは「いじめ」や「からかい」だった

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出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10132003914
私には発達障害の診断が出ている高校生の娘がいます。
娘は物をすぐに失くしたり、何度も同じ間違いを繰り返したりします。

手先は不器用、計算も苦手ですが、興味があることには並外れた記憶力と集中力を発揮します。家族や親しい人とはよく喋る反面、他人とは上手くコミュニケーションをとることができません。

受動型のADD(注意欠如障害)の特性を持っているので、困っていることが見過ごされやすいタイプです。

娘は小学校高学年の時に、学校で冷やかしやいじめの対象になったことがありました。

その頃の娘はよくイライラし、自宅で物を投げては壊したり、弟に当たったりしていました。
後からわかりましたが、娘は二次障害に陥っていたのです。
発達障害ということに気づかなかったり、気づいていても適切なサポートを受けられずにいると、周囲に理解されず叱咤や非難を受けたり、失敗体験を積み重ねるなどして、本人の自尊心ややる気が失われ、新たな障害が生じることがあります。

これを、いわゆる「二次障害」ともいいます。
出典:https://h-navi.jp/column/article/134
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