発達障害児への「投薬」どう決断する?イライラに苦しむ娘をみて考えたこと
ライター:荒木まち子
発達検査、療育、障害告知、進路、就労などなど、障害を持つ子どもの親は「選択」と「決断」の連続です。その中でも多くの方が1度は直面するのが「服薬」の悩みではないでしょうか?
子どもの特性にもいろいろありますが…
悩みの尽きない障害児の子育て。その中でも大きな決断となるのが…
障害がある子どもの親は、たくさんの不安を抱えています。
周りの子どもたちとの成長の違いが気になったり、友達との接し方にハラハラしたり、親亡き後のことが心配になったり…。
周りに協力者や理解者がいなくて、親自身が孤独を感じる場合もあります。
そんな中、子どもの困りごとの解決のため、親は様々な決断を強いられます。
今回はその中でも特に親が悩む決断の1つ「服薬」についてのお話です。
周りの子どもたちとの成長の違いが気になったり、友達との接し方にハラハラしたり、親亡き後のことが心配になったり…。
周りに協力者や理解者がいなくて、親自身が孤独を感じる場合もあります。
そんな中、子どもの困りごとの解決のため、親は様々な決断を強いられます。
今回はその中でも特に親が悩む決断の1つ「服薬」についてのお話です。
娘が二次障害になったきっかけは「いじめ」や「からかい」だった
私には発達障害の診断が出ている高校生の娘がいます。
娘は物をすぐに失くしたり、何度も同じ間違いを繰り返したりします。
手先は不器用、計算も苦手ですが、興味があることには並外れた記憶力と集中力を発揮します。家族や親しい人とはよく喋る反面、他人とは上手くコミュニケーションをとることができません。
受動型のADD(注意欠如障害)の特性を持っているので、困っていることが見過ごされやすいタイプです。
娘は小学校高学年の時に、学校で冷やかしやいじめの対象になったことがありました。
その頃の娘はよくイライラし、自宅で物を投げては壊したり、弟に当たったりしていました。
後からわかりましたが、娘は二次障害に陥っていたのです。
娘は物をすぐに失くしたり、何度も同じ間違いを繰り返したりします。
手先は不器用、計算も苦手ですが、興味があることには並外れた記憶力と集中力を発揮します。家族や親しい人とはよく喋る反面、他人とは上手くコミュニケーションをとることができません。
受動型のADD(注意欠如障害)の特性を持っているので、困っていることが見過ごされやすいタイプです。
娘は小学校高学年の時に、学校で冷やかしやいじめの対象になったことがありました。
その頃の娘はよくイライラし、自宅で物を投げては壊したり、弟に当たったりしていました。
後からわかりましたが、娘は二次障害に陥っていたのです。
発達障害ということに気づかなかったり、気づいていても適切なサポートを受けられずにいると、周囲に理解されず叱咤や非難を受けたり、失敗体験を積み重ねるなどして、本人の自尊心ややる気が失われ、新たな障害が生じることがあります。
これを、いわゆる「二次障害」ともいいます。