夫が息子の障害を受け入れるきっかけになったのは、義母の言葉だった

息子の障害を受け入れられずにいた夫から届いた1通のメール。そこには…の画像
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実は、夫と息子には似ているところもあります。

すぐ癇癪を起こしたり、忘れ物が多くて言われたこともすぐに忘れたり、片付けができなかったり…

もしかすると自分と似ている息子に「障害」があるのだとしたら、自分にもその可能性があるかもしれないという恐怖が、夫の中にあったのかもしれません。

そのせいか、息子の優秀なところを素直にほめられなかったり、息子と張りあったりする場面もありました。

しかしそんなとき、我が家の場合は幸運にも、義母が私の救世主となってくれました。

義母は、仕事柄子どもと接する機会のある方で、息子と同じように困っている子どもたちを目にすることもあったようです。

夫が息子の発達障害を受け入れないことを伝えたとき、義母は私と同じように憤慨してくれました。

そして夫との電話で

「早く気づいて良かったじゃない!父親のあなたが認めてやらないでどうするの!?

と仰ってくださったのです。

その頃から、夫は少しずつ私の話に聞く耳を持ってくれるようになりました。

ある日、夫から届いた1通のメール。そこには…

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先日、夫からこんなメールを受け取りました。

「私も〇〇(息子)が学校に行かない事が最初は不安だったけど、最近はあまり心配してない
〇〇は私よりも優秀で才能ある。また、私と違いしっかりしている。
いつまでも彼は息子で愛おしい。彼が進みたい道に行けるよう、精一杯やる。

産まれた時に初めて抱き上げた時の事を今でも覚えている。
〇〇には特別な思いがあるのよ。同性で、しかも私によく似たところもある。自棄を起こすところとか。
しかし彼は私みたいなところがあっても、しっかり芯を持っていって欲しいし、多分その辺は大丈夫と思うの。
どちらにせよ、ヘタに学校行ってこじんまりとして欲しくないのね。
学校行くのに納得して行くならいいんだけど、行くのがイヤだからとかそういうので無く、なんか学校に違和感みたいなのを感じたなら別に行かなくとも良いのね。

皆が行くから、って違和感感じながらも学校行って大学行って、っていう私みたいにならなくとも良いのよ。

あの誰にもない感性は大事にしたいデス。」

夫の理解を得ようと悩み続けた2年間。いま振り返って思うことは

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この問題は、家庭ごとに千差万別ある本当に難しいことだと思います。

我が家の場合、夫の理解を得るまでには2年程かかりました。

子どもの日々を考えると2年というのはとても大きいですが、夫の無理解に直面してからの期間としてはとても短い方だという実感です。

私の場合も、義母と連携が取れない状態だったらまだ悩みの渦中にいて、もしかすると離婚を考えていたかもしれません。

私は夫に一緒に相談機関や医療機関などに出向いて欲しかったわけでなはく、積極的に発達障害や療育について勉強したり、口出ししてほしかったわけでもありません。

ただそこにいる我が子のありのままを、当たり前のように正面から認めて欲しかった。

その気持ちが伝わったからこそ、こんなメールを受け取ることができたのだといま振り返って思っています。
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