音楽療法を受けた体験談
現状、日本ではまだまだ音楽療法は普及段階にあります。それゆえ、音楽療法に興味はあるけど受けるかどうか迷っている保護者の方もいらっしゃるかもしれません。ここでは実際に音楽療法を受けた、という保護者の体験談をご紹介します。
セッションでは毎回息子の行動に関する目標を立て、それを達成するために音楽療法士の先生方がセッションをアレンジしてくださっています。
目標は様々で、例えば「気持ちの切り替えができるようにする」「先生の真似をしてみる」「順番を待てるようにする」「アイコンタクトをしてみる」などです。
「話すときは顔を見なさい!」と頭ごなしに叱ったところでパニックを起こしてしまうだけ。
音楽療法のセッションの間は、音楽を演奏したりゲームをしたりする中で、ふっと子どもが音楽療法士の顔を見る瞬間を作るのです。その瞬間を療法士は見逃しません。すぐに褒めてくれるのです。
こういったセッションを繰り返すことで、息子は自然にアイコンタクトが出来るようになりました。
まとめ
音楽療法とは、音楽という非言語的アプローチを用いて心身の発達を援助したり、より豊かな生活を送ることができるようにしたりする療法です。音楽という楽しみながら参加できる活動なので、子どもにとっては遊びの延長のような感覚でさまざまなスキルを身につけることができます。
音楽療法という療育方法は、日本ではまだまだ発展途上にあることも事実です。ですが、音楽療法によって発達障害がある子どもの困りごとが改善されたという声も多くあり、これからもっと利用されていくであろう療法の一つでもあります。
保護者が音楽療法について理解することで、子どもによりよい療育機会を提案することができ、療育の選択肢を増やすことにつながります。そのうえで、子どもの「やりたい」という気持ちに寄り添うことを大切にしながら子どもの成長をサポートしていきたいですね。
音楽療法という療育方法は、日本ではまだまだ発展途上にあることも事実です。ですが、音楽療法によって発達障害がある子どもの困りごとが改善されたという声も多くあり、これからもっと利用されていくであろう療法の一つでもあります。
保護者が音楽療法について理解することで、子どもによりよい療育機会を提案することができ、療育の選択肢を増やすことにつながります。そのうえで、子どもの「やりたい」という気持ちに寄り添うことを大切にしながら子どもの成長をサポートしていきたいですね。
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