自律神経失調症とは?症状や治療法、セルフケアの方法やストレスとの関係を解説します!

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自律神経失調症とは、検査しても異常がみられないのに、肩こりやめまい、不安感などのさまざまな症状が現れる状態のことです。人によって症状の現れる箇所や度合いが異なり、身体面にも精神面にも影響を及ぼす可能性があります。この記事では自律神経失調症の症状、原因、診断、治療法から、セルフケアの方法まで詳しく解説します。

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目次 自律神経失調症とは? 自律神経失調症の症状 自律神経失調症の原因 自律神経失調症かもと思ったらどこを受診すればいい? 自律神経失調症の治療法は? 自律神経失調症を改善したいとき、自分で出来るセルフケアは? まとめ

自律神経失調症とは?

自律神経失調症とは、検査しても身体に明らかな異常がみられないのに、肩こり、めまい、頭痛などの自律神経の乱れが関係する身体の不調がある状態のことです。

実は「自律神経失調症」は日本独自に定着した疾病概念で、国際的・医学的な病名としては、その定義や診断基準は確立していません。そのため医師によって捉え方が違うだけでなく、自律神経失調症の存在自体を認めない医師もいます。また、医師によっては、原因不明の症状に診断名を与える場合に便宜的に診断する場合もあります。

このように、自律神経失調症を取り巻く言説は、未だ整理されていません。しかし、実際に自律神経失調症と診断された方がおり、「自律神経失調症」という名称は多くの方に認知されています。そこで、この記事では日本心身医学会の暫定的な定義に基づき自律神経失調症を説明していきます。

定義

日本心身医学会における暫定的な定義は以下の通りです。

種々の自律神経系の不定愁訴を有し、しかも臨床検査では器質的病変が認められず、かつ顕著な精神障害のないもの
(引用:心身症と自律神経失調症の違い|医療法人中沢会上毛病院HP)

出典:http://jnk.jp/column02/

自律神経失調症の症状

自律神経失調症は、人によって症状の現れる箇所や度合いがかなり異なり、身体面にも精神面にも影響を及ぼす可能性があります。ここでは、自律神経失調症の症状の一部を紹介いたします。

■全身に現れる症状
・だるい、疲労感
・多汗あるいは汗が出ない
・食欲増加もしくは低下
・睡眠障害
・立ちくらみ
・めまい
・微熱・発熱
・血圧の異常(低血圧・高血圧) など

■特定の箇所に現れる症状
・頭痛
・動悸
・耳鳴り
・咳
・肩こり
・手足のしびれ
・息苦しさ など

■精神面
・情緒不安定
・不安
・パニック症状
・集中力の低下
・イライラ など

自律神経失調症の原因

自律神経失調症は自律神経が乱れることにより生じますが、その最大の原因はストレスであるとされています。

職場環境、人間関係や生活リズム、災害、気圧などのその人を取り巻く環境と、その人自身が持つ体質や性格、持病などの要因が複雑に絡み合ってストレスとなります。

そのため、治療においてもストレスをいかに軽減するかが重要になってきます。

自律神経失調症かもと思ったらどこを受診すればいい?

自律神経失調症に心当たりがあるときは、頭痛なら内科、肩こりなら整形外科など、まずは身体的な症状にあわせて受診する科を決めましょう。

自律神経失調症には明確な診断基準がありません。そのため医師によって診断の仕方は異なりますが、

1.からだの病気がないことを確かめる検査
2.こころの病気がないことを知るための面接や心理検査
3.自律神経系の検査

この3種類の検査をして診断の材料とすることが多いとされています。

受診の結果、別の診断名がついたとしても、まずは医師の指示に従った上で、様子をみましょう。

それでもなかなか治らない場合や以前にも何度か同じ症状がでている場合には、総合病院や大学病院などで検査を受けることを検討する必要があります。

検査で原因が見つからなかったり、再発を繰り返す、精神的な症状が現れてきた場合は、身体面からだけでなく心理面からも診療する心療内科を受診することをおすすめします。

自律神経失調症の治療法は?

自律神経失調症の治療には、以下の4つの療法を中心に行われます。

■薬物療法
めまい、頭痛などの身体症状や、不安感などの心理的な症状を取り除くために、薬を用いる場合があります。

自律神経調整薬や抗不安薬、ビタミン剤、漢方などが処方されることがあります。
・漢方の留意点
自律神経失調症により現れる症状を和らげることを目的として漢方薬が処方される場合もあります。ただし、個人の体質や抵抗力などにより調合される薬も異なるので、漢方薬を試してみたい場合は必ず医師に相談することが必要です。

漢方外来などの専門外来だけでなく、心療内科の医師も漢方を処方してくれる場合があり、保険が適応される可能性もあるので、気になるときは医師に相談してみるのもひとつの手です。

■心理療法(精神療法)
心理療法では、医師との会話を通じて心理的なケアをしていきます。認知行動療法や簡易精神療法、自律訓練法など様々な種類があるので、患者一人ひとりに合わせた療法をすることになります。

■理学療法
肩こりやなどの身体の痛みや手足のしびれをやわらげるために、指圧、マッサージ、鍼灸(しんきゅう)、温熱治療、電気治療などの理学療法が取り入れられることがあります。

その場合、病院などにおいて医師の指導のもとに理学療法士が行うことになります。

・心理療法、理学療法を受ける際の医療費における留意点
理学療法や心理療法を医師が治療の一環として認め、病院内で受ける場合なら、ほとんどの場合保険適応になります。

しかし、それ以外の場所で治療を受ける場合は保険適応にならず全額自己負担となる場合が多いため、注意が必要です。

その他にも、専門の治療院で症状の改善を目的とした施術が行われていることもあります。中には自律神経失調症を治療対象とした保険適応の施術を行う治療院もありますので、一度お近くの治療院を調べてみるのもおすすめです。

ここで注意したいのは、理学療法によって一時的に身体が楽になることはあるとはいえ、根本治療ではないので、他の治療法と合わせて行う必要があるということです。

■生活指導
食生活や睡眠時間、運動などの生活リズムを見直し改善するためのアドバイスを受けます。

自律神経失調症を改善したいとき、自分で出来るセルフケアは?

乱れた生活スタイルは自律神経が乱れる大きな要因の一つです。この章では、自分でできる生活スタイルの改善方法の一部を紹介します。

ポイントとなるのは、できる範囲で少しずつ改善していくことです。生活リズムを改善しようと気を張りすぎると、それが逆にストレスとなることがあるからです。

気を楽にして、一歩一歩生活を改善していきましょう。

食生活

■食事時間を一定にする
食事をできるだけ決まった時間にとることで、自律神経失調症と深い関係をもつ体内時計が正常になります。

■朝食は抜かずに1日3食
食事は1日3食とるようにしましょう。朝食をとることで、心身の活動に必要なエネルギーを得られます。また、朝食をとることにより交感神経への切り替えが行われ、身体を目覚めさせます。

■栄養バランス
自律神経失調症のある方は、食事のバランスが崩れがちであることもあります。健康維持のためには、日頃からバランスのよい食生活をすることが大切です。
ご飯やパンなどの主食、肉や魚などの主菜、野菜や海藻などの副菜、スープや味噌汁などの汁物の4構成を意識した食事をすることで、バランスの良い食事をとることができます。

睡眠の質を上げる

■早寝早起きをする
自律神経のバランスと深い関わりがあると言われる体内時計を整えるためには、昼は活動、夜は休息という生活リズムを整えることが大切です。

朝に光を浴びることで体内時計がリセットされるので、体内時計の狂いを修正していくには、早寝早起きを続ける必要があります。

早寝早起きをするためには、あらかじめ就寝時間と起床時間を決めておくことや、就寝前に入浴やストレッチなどをして十分リラックスすること、寝る前の飲酒を控えることが効果的です。

それでもどうしても眠れない場合は担当の医師に相談してみることや、睡眠外来に行くのもひとつの手でしょう。

まとめ

自律神経失調症は、症状を説明しづらいため、なかなか周囲の理解を得ることができずにつらい思いをされている方も多いでしょう。

適切な治療を受けることに加え、食生活や睡眠など、自分でできる改善方法を意識することが大切です。

あせらず、気持ちに余裕をもって療養しましょう。
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