モロー反射とは? モロー反射が見られる期間、疾患や発達障害との関連についてご紹介します!

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モロー反射とは、赤ちゃんが生まれつきもっている、原始反射と呼ばれる反射的な運動のことを指します。赤ちゃんが外からの刺激に反応し、抱っこを求めるように腕を広げる動作を可愛らしく思うパパ・ママも多いのではないでしょうか。ここではモロー反射が表れる期間や疾患・発達障害との関係、対応法についてまとめました。

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発達障害のキホン
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目次 モロー反射とは? 原始反射とは? モロー反射と点頭てんかん(West症候群)の違いとは? モロー反射が疾患に気付くきっかけになることも 発達障害とモロー反射の関連は? モロー反射が激しいときはどうすればいいの? まとめ

モロー反射とは?

モロー反射とは、生後まもない赤ちゃんに見られる原始反射の一つです。

大きな音や明るい光、身体がグラッと傾いたときなど、赤ちゃんへ外から大きな刺激が与えられたときにモロー反射は起こります。刺激を受けると手足をビクッとさせ、ゆっくりと万歳をするように腕を広げます。それはまるで何かにしがみつくような姿勢のように見えます。

では、なぜ外部からの刺激に対して赤ちゃんはモロー反射を起こすのでしょうか。目的は、自らの身を守ること、親に外部刺激から守ってほしいというメッセージを送ることの2つです。

生後まもない赤ちゃんは、周囲が危険なのかどうか、またどのくらい危険なのかきちんと判断することができません。それゆえ赤ちゃんはどんな危険な状態に陥っても自らの身を守ろうと、刺激に対して無意識的にモロー反射を起こします。そしてパパ・ママに外部刺激から守ってもらおうとするのです。

モロー反射の始まりと終わりとは?

子どもの発達が進むスピードは個人差があるので、モロー反射が活発に見られる時期や消失する時期は子どもによって変わってきます。おおよそモロー反射は0~4ヶ月の間に見られる原始反射運動です。生後4ヶ月を過ぎると大体の子どもはモロー反射が見られなくなります。

原始反射とは?

モロー反射のように、赤ちゃんが生まれたときから備えている反射的な運動のことを原始反射と言います。赤ちゃんが外からの危険から身を守り、また運動機能の発達のためになくてはならない運動です。

原始反射は足や指、口など赤ちゃんの身体のさまざまな部位で見られます。既に挙げたモロー反射の他にも、以下のような原始反射があります。

◇自動歩行
赤ちゃんを立たせるように支え、足を床につけてあげると、まるで歩いているかのように足を交互に屈伸させる動き
◇把握反射
手や足のひらに他の人の指などが触れた時、反射的に握りしめる動き
◇吸てつ反射
赤ちゃんが口に入ったものに反射的に吸いつく動き
◇バビンスキー反射
足の裏をかかとからつま先に向けてゆっくりこすると、足指が反射的に開く動き など

原始反射は平均的には生後0~3ヶ月の間で活発に表れ、生後4~5ヶ月ころを目安にだんだんと消えていきます。原始反射が消失することで、自分の意志で身体を動かすこと(随意運動)ができるようになります。

原始反射は脳幹によってコントロールされている動きです。そのため原始反射の出現と消失を確認することは、脳や脊髄をつかさどる中枢神経の発達が順調であるかどうかの指標となります。

モロー反射をはじめとする原始反射は、乳幼児健診にて確認されます。それぞれの病院や保健所などで差はありますが、おおむね3、4ヶ月健診まではモロー反射を含む原始反射が正常に見られるかといった検査項目があるそうです。

モロー反射と点頭てんかん(West症候群)の違いとは?

一見可愛らしい動きに見えるモロー反射。しかしモロー反射の中でも赤ちゃんの動き方や程度、消失時期によっては何かしらの疾患のサインになることがあります。ここではモロー反射の動きととてもよく似ている点頭てんかん(West症候群)についてご紹介します。

点頭てんかん(West症候群)とは?

モロー反射と一番区別をすることが困難な疾患として、「点頭てんかん」があります。

点頭てんかんとは、乳児期に起こる悪性のてんかんです。生後3~11ヶ月時に発症することが多く、その背景には重篤な脳障害があります。小児難治てんかんの中では最も多く発症するてんかんであるといわれています。

点頭てんかんの80%は、生まれる前あるいは出生直後に起こった脳障害の合併症として起こり、症候性West症候群と呼ばれます。一方残りの20%は、発症までの発達も正常で、かつさまざまな検査でも異常なしであるため潜因性West症候群と呼ばれます。

点頭てんかん自体は遺伝性の疾患ではありません。しかし、遺伝性の脳障害の合併症として点頭てんかんが発症した場合は遺伝する可能性があります。

点頭てんかんの具体的な症状として、生後3~11ヶ月時に以下のような発作、様子が表れます。
・眠い時や目覚めの前後で突然頭がガクッと垂れる
・手足を一瞬縮めたり伸ばしたりする
・このような動きが5秒~40秒毎に繰り返し続き、またこの一連の発作が一日に何回も見られる
・情緒や運動の発達が停滞・後退する

(発作が出現前後より患児は笑わなくなったり、不機嫌になったりする。また今までできていた首のすわりやお座りができなくなる)

治療としては、薬物治療やホルモン治療、食事療法、外科治療を行います。それによって発作を抑制させることをねらいとしています。

モロー反射と点頭てんかんとの違い

モロー反射の動きと、点頭てんかんで見られる動き(発作)はよく似ています。それゆえ、パパ・ママにとって子どもの動きがモロー反射なのか、点頭てんかんなのか判断することはとても難しいことが多いです。違いを見分けるには、赤ちゃんがどのようなタイミングやきっかけでその動きをしているのかを見ることがポイントとなります。

モロー反射は赤ちゃんに大きな刺激を与えられたときに表れる反射的な運動です。一方で、点頭てんかんの場合は刺激の有無にかかわらずそういった動きが見られることがあります。また、点頭てんかんでは、一定時間ごとに発作的な動きとして表れるほか、一日に何回も見られることもあります。

赤ちゃんの様子を見て、もし何か気がかりなことがあったら、かかりつけの小児科に一度相談してみるとよいでしょう。モロー反射の動きと点頭てんかんの動きは一般の人にはなかなか判断が難しいものです。「こんなことで相談するのは気が引ける...」などと遠慮せずに、少しでも気になったことはお医者さんに聞いて、子育ての不安を減らしていきましょう。
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