いよいよXデー。さて、息子の様子は…?
いざ予防接種へ!息子が暴れても大丈夫なように、動きやすい服装とコンパクトな荷物で出かけます。
私「今日は何をする日?」
長男「びょういんいって、ちゅうしゃ」
意外や意外、パニックを起こすことなく答える長男。病院に着いてからも、
私「ドキドキしてるんだね。一人で行く?抱っこでいく?」
長男「だっこしない、ひとりでいく」
と落ち着いた様子でした。
私「どこに注射するの?」
長男「(腕をまくって)ここにする」
そんなやりとりでできるだけ見通しをつけ、自分の言葉で次の行動を宣言してもらいます。
そしてついに「◯◯さ〜〜ん、診察室へ」と、名前が呼ばれました。
私「今日は何をする日?」
長男「びょういんいって、ちゅうしゃ」
意外や意外、パニックを起こすことなく答える長男。病院に着いてからも、
私「ドキドキしてるんだね。一人で行く?抱っこでいく?」
長男「だっこしない、ひとりでいく」
と落ち着いた様子でした。
私「どこに注射するの?」
長男「(腕をまくって)ここにする」
そんなやりとりでできるだけ見通しをつけ、自分の言葉で次の行動を宣言してもらいます。
そしてついに「◯◯さ〜〜ん、診察室へ」と、名前が呼ばれました。
長男は診察室に入るや否や、「パパとママはそとにいて」と私たちの入室を拒みました。押さえられる予感がしたのでしょう。
三歩進んでは二歩下がりながらも、長男はひとりで先生の前の椅子に座りました。
ところが両サイドを固めるナースさんが腕を押さえようとした瞬間、「いやだ!!やめろ!!あっちいへいけ!!」と払いのけました。
これはいよいよマズい予感…やっぱり大暴れしちゃうかな?ヒヤヒヤしながらも、私と夫は遠巻きに見つめていました。
そのとき先生がこうおっしゃいました。
「わかったわ。先生が一人で注射します。誰も押さえない。代わりに、あなたじっとしててよ。先生、あなたを信じるわ。」
そのあと、なんと長男は本当に少しも動かずに、自分でしっかりと椅子に座り、予防接種を受けたのです。
一滴の涙もこぼさずに。
三歩進んでは二歩下がりながらも、長男はひとりで先生の前の椅子に座りました。
ところが両サイドを固めるナースさんが腕を押さえようとした瞬間、「いやだ!!やめろ!!あっちいへいけ!!」と払いのけました。
これはいよいよマズい予感…やっぱり大暴れしちゃうかな?ヒヤヒヤしながらも、私と夫は遠巻きに見つめていました。
そのとき先生がこうおっしゃいました。
「わかったわ。先生が一人で注射します。誰も押さえない。代わりに、あなたじっとしててよ。先生、あなたを信じるわ。」
そのあと、なんと長男は本当に少しも動かずに、自分でしっかりと椅子に座り、予防接種を受けたのです。
一滴の涙もこぼさずに。
子どもはいつの間にか成長している。「信じる」「待つ」という選択を大切にしたい。
もちろん、毎回このようにうまく行くことばかりではないと思います。
病院が混んでいたら、このようにじっくりと対応していただくのも難しかったかもしれません。何より、私がついつい周囲の目を気にして、長男のタイミングを「待つ」ことができなかったでしょう。
それでも今回の注射のあと、長男はとっても嬉しそうにナースさんや先生方、事務の方全員に挨拶をしていました。
「嬉しいね、今嬉しいんだね」と、先生もナースさんもみんなが長男の姿を喜んでくれました。
今回の一件で、私が知っている姿が子どもの全てではないこと、子どもは親も知らぬ間に小さな胸の中に自分のポリシーを育てているということを思い知りました。
親はついつい子どもの考えや行動を「それは無理だ」と先回りしてしまいがちです。でも「なかないようにする」と言った彼の言葉を、気持ちをもっと信じよう。大切にしよう。そう思えたのでした。
反省とともに、小学校進学へ向けてまた新しい希望が見えた気がしました。
病院が混んでいたら、このようにじっくりと対応していただくのも難しかったかもしれません。何より、私がついつい周囲の目を気にして、長男のタイミングを「待つ」ことができなかったでしょう。
それでも今回の注射のあと、長男はとっても嬉しそうにナースさんや先生方、事務の方全員に挨拶をしていました。
「嬉しいね、今嬉しいんだね」と、先生もナースさんもみんなが長男の姿を喜んでくれました。
今回の一件で、私が知っている姿が子どもの全てではないこと、子どもは親も知らぬ間に小さな胸の中に自分のポリシーを育てているということを思い知りました。
親はついつい子どもの考えや行動を「それは無理だ」と先回りしてしまいがちです。でも「なかないようにする」と言った彼の言葉を、気持ちをもっと信じよう。大切にしよう。そう思えたのでした。
反省とともに、小学校進学へ向けてまた新しい希望が見えた気がしました。
「ありがとう」が言えなかった息子に、街のお豆腐屋さんは…
「小学校には行かない」息子の決断。その選択を後押しする理由とは
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