息子に話していること

息子が一人でお惣菜を買ったり、一人でレストランで食事をすることは年齢的にもまだないのですが、私と一緒に外食した時は「書いてあってもお店の人に聞きなさい」と話してあります。

そして、これを暗記させて言わせるようにしています。

「僕はナッツアレルギーがあります。アーモンド、カシューナッツなどのナッツ類が入っていませんか?」

周りの人すべてに食物アレルギーについて理解してもらうことは難しいと思っています。ですから将来に向けて“自分から危険を回避する練習”をさせています。
「僕はナッツアレルギーがあります。アーモンド、カシューナッツなどのナッツ類が入っていませんか?」というメモ。
Upload By 立石美津子

「落花生」という表記は適切なのか

食物アレルギーの息子の「命をかけた食事」- 自閉症であることよりも悩んだことの画像
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10137005619
ところで、今の若者は「落花生=ピーナッツ」と理解しているでしょうか?

あるとき、息子を若いヘルパーに預けたら、「落花生=ピーナッツ」と知らずに、ピーナツバターが入っているカレーを注文してしまい、息子はアナフィラキシーショックを起こしたことがあります。(※カレーにはコクを出すためにピーナッツバターが使われていることがあります。)

命を守るための表記であるのに、一般の人達にわかりにくい“落花生”という言葉が使われているのは問題があると思います。ぜひ、“ピーナッツ”の表記に変えてほしいです。

「外食や加工食品を食べさせているからアレルギーになる」という誤解

息子が袋菓子を手にしている写真を私の個人ブログに載せたとき、「スナック菓子やお惣菜を食べさせる親が悪い」「外食しなければよい」と意見されることがありました。

この根底には、「外食や加工食品を食べさせているからアレルギーになる」という誤解があるように思います。

食物アレルギーは加工品や添加物に反応するというよりも、食材そのものに反応するのです。お惣菜や外食がいけないというのと意味が違います。

例えば、小麦アレルギーのある人は無農薬の小麦で手作りのパンであったとしても、わずかでも口にするとアレルギー反応を起こします。パン屋の前を通るだけで小麦を吸って反応が起こる人もいます。「自然なものであれば大丈夫」というわけではありません。まだまだ誤解があるようですね。
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