故意の他害でなくても起こること

ぜんち共済の記念誌に次のように書いてありました。

(『ぜんち共済 10周年記念誌』より抜粋)

【弱い立場と冒険に対する備え】
“(障害の息子が)地下鉄の駅の切符券売機の前でおばあさんと接触した。おばあさんは転倒して病院に運ばれた、骨折していることがわかった・・・苦しいものが胃袋の中を広がっていくような感じがする電話だった。

私の長男には重度の知的障害と自閉症がある。運動は得意で外出が大好きなのだが、時々ジャンプをしてみたり、落ち着かないことがあり、人混みでは目が離せない。

ヘルパーの若者と外出しているときに、おばあちゃんと接触したという電話を受けた。すぐにその場の情景がまぶたに浮かんだ。・・・中略・・・

障がいのある人の地域での生活は、絶えずこういうリスクがつきまとう。そして、保護者はいつも非難の視線を浴び、損害賠償を請求される立場に置かれるのである。

・・・中略・・・

こんなことを思うとき、頭に浮かぶのがぜんち共済の榎本重秋社長の青空のような笑顔である。笑顔に救われるということではなく、榎本さんが運営する障害者向け保険に救われるのだ”

(抜粋ここまで)
こういうことって実際あります。息子はパニック中、プールの施設の非常ベルを押しましたが、私の周りでは電車の緊急停止ボタンまで押してしまう自閉症の子がいます。ダイヤを乱したことで賠償金を請求されることもあるかもしれません。

愛やいたわりの心など、精神論では解決しないことも多々あるのが「障害児を育てる」ということなのです。

福祉制度も完璧ではない。だからこそ、自分でできる備えを

現状では保険は障害のある子どもを持つ親が、保護者の判断で任意で入るようになっています。

本当は保険料の負担なく、福祉制度として全部の障害児が自動的に加入できるのが理想ですが、税金もかかることですので今はそうなってはいません。

「備えあれば憂いなし」です。自分を助ける意味でも加入するのが私は良いと思っています。

まとめ

通常の保険でも「癌になった人は加入できない」等の審査があります。障害者は「障害がある」という理由だけで保険に入れないことが多々あります。

何故なら障害児は他害や自傷により器物破損することも多く、また障害の種類によっては身体的な弱さで病気になることもあるからです。これは長い間当たり前のことでした。

そんな中、出来たこちらの保険。
てんかんによる入院保障、更に虐待を受けたときだけでなく、消費者被害をうけたときも権利擁護の観点から弁護士費用の補償などもあります。

「“転ばぬ先の杖”。保険って必要だな」と感じた出来事でした。

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