発達障害・15歳のコーヒー屋、岩野響さんが見つけた「ぼくにしかできないこと」【12月21日書籍発売】
2017/12/07 更新
10歳でアスペルガー症候群と診断された岩野響さん。中学時代に不登校となり、高校進学しない道を選んだ彼が見つけた「ぼくにしかできないこと」とは。
鋭敏な味覚と嗅覚、こだわりを生かして研究したオリジナルの焙煎コーヒー。2017年春の発表後またたく間に大評判。好きなことを仕事にしているから障害がないー彼の生き方を描いた書籍が発売、焙煎珈琲の通販も始まります。
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うーん・・・・・。
こういうのを目にすると本当にプレッシャーというか、すごく焦った気持ちになってしまいます。
昨日この記事を目にして、普段考えてる事をここでまとめてみたいなと思ったのですが、この気持ちに何という名前をつけて、どう処理したらいいのか困っているという感じです。
我が家のコツメカワウソこと10歳になる息子は工作と絵の鬼です。
(今はそうでもなくなったけれどほっとくと相変わらず何かしらこしらえたり描いたり。)
一家全員片付けられない連中ばかりなのでアパートの部屋はどこに行ってもコツメの作った工作物、絵、ちょっとしたメモ、ブロック(レゴ・LaQなどなど)などが文字通り「あふれかえって」います。
迷惑だなあと思うと共に、この情熱は一体どこから来るんだろうなと感心してしまうのです。
そんなコツメですから、美術や芸術をやって生きていたいと思うのはごく自然なことだったのでしょうが、ある日、
「母ちゃん、絵を描いて食っていくってどうしたらいいの?」
と真剣に聞かれたんです。
私もいろいろな夢がありました。
でも、両親から猛反対されてほとんどあきらめてきたんですね。
だから、頭ごなしに否定はしたくなかった。
かといって不確定なものに「絶対なれるよ!」みたいなぼんやりした応援はしたくなかった。
できるだけの持っている情報をコツメに話して、あとは本人に考えさせようということにしました。
でも、やっぱり、いつでも「これでいいのか?もっとなにかできないか?」がよぎってしまいます。
コツメにとっての、
「両親がくれた”小さなコーヒーの焙煎器”」を、
私と父ちゃん(夫)は、見つけられるんだろうか?
あるいは、コツメ自身が”小さなコーヒーの焙煎器”を、見つけられるだけの「目と手と足」にあたるものを、私と父ちゃんは、身につけさせてやれるんだろうか?
そして、その想いの裏っかわには、
「私を馬鹿にし、みそっかす扱いした家族や周りへの息子を使ったリベンジ」
のようなものが見え隠れして。
息子を「すごいなにか」に育てあげて、
「どうだ!見たか!?このハンパモノの私がこんな子供を産んだんだ!育てたんだ!ざまあみろ!!」
と言ってやりたい自分がどこかにいるんですよ。
それに気付くたびに、本当にこれは一番やっちゃいけないことだと自分をいさめるのですが。
あああ、やっぱりまとまらない。
一番願うのは、コツメが幸せで多少の困難も楽しめるような、生きごたえのある生活をつむいでいってくれたらなあ、ということだけなんですけれどもね。
こういうのを目にすると本当にプレッシャーというか、すごく焦った気持ちになってしまいます。
昨日この記事を目にして、普段考えてる事をここでまとめてみたいなと思ったのですが、この気持ちに何という名前をつけて、どう処理したらいいのか困っているという感じです。
我が家のコツメカワウソこと10歳になる息子は工作と絵の鬼です。
(今はそうでもなくなったけれどほっとくと相変わらず何かしらこしらえたり描いたり。)
一家全員片付けられない連中ばかりなのでアパートの部屋はどこに行ってもコツメの作った工作物、絵、ちょっとしたメモ、ブロック(レゴ・LaQなどなど)などが文字通り「あふれかえって」います。
迷惑だなあと思うと共に、この情熱は一体どこから来るんだろうなと感心してしまうのです。
そんなコツメですから、美術や芸術をやって生きていたいと思うのはごく自然なことだったのでしょうが、ある日、
「母ちゃん、絵を描いて食っていくってどうしたらいいの?」
と真剣に聞かれたんです。
私もいろいろな夢がありました。
でも、両親から猛反対されてほとんどあきらめてきたんですね。
だから、頭ごなしに否定はしたくなかった。
かといって不確定なものに「絶対なれるよ!」みたいなぼんやりした応援はしたくなかった。
できるだけの持っている情報をコツメに話して、あとは本人に考えさせようということにしました。
でも、やっぱり、いつでも「これでいいのか?もっとなにかできないか?」がよぎってしまいます。
コツメにとっての、
「両親がくれた”小さなコーヒーの焙煎器”」を、
私と父ちゃん(夫)は、見つけられるんだろうか?
あるいは、コツメ自身が”小さなコーヒーの焙煎器”を、見つけられるだけの「目と手と足」にあたるものを、私と父ちゃんは、身につけさせてやれるんだろうか?
そして、その想いの裏っかわには、
「私を馬鹿にし、みそっかす扱いした家族や周りへの息子を使ったリベンジ」
のようなものが見え隠れして。
息子を「すごいなにか」に育てあげて、
「どうだ!見たか!?このハンパモノの私がこんな子供を産んだんだ!育てたんだ!ざまあみろ!!」
と言ってやりたい自分がどこかにいるんですよ。
それに気付くたびに、本当にこれは一番やっちゃいけないことだと自分をいさめるのですが。
あああ、やっぱりまとまらない。
一番願うのは、コツメが幸せで多少の困難も楽しめるような、生きごたえのある生活をつむいでいってくれたらなあ、ということだけなんですけれどもね。
彼のことはマスコミでも何度か報道されていたので知っていますが、ここまで特性を上手く活かしてそれを仕事にするのは、難しい面も大きいと思います
テレビの報道を見ていて、本当に高校進学をせずに、このままこの特性を活かすことで将来安泰なのかな?とも疑問に思ったりもしました
今はまだ未成年ですし、親御さんのサポートがあり、成り立っていても…といろいろ考えてしまいます
私自身、今ボランティアで携わっている畑作業は特性と上手く合っていますが、いつまで続けられるかはわからないと感じています(勿論、できれば長く続けたいですが…)
テレビの報道を見ていて、本当に高校進学をせずに、このままこの特性を活かすことで将来安泰なのかな?とも疑問に思ったりもしました
今はまだ未成年ですし、親御さんのサポートがあり、成り立っていても…といろいろ考えてしまいます
私自身、今ボランティアで携わっている畑作業は特性と上手く合っていますが、いつまで続けられるかはわからないと感じています(勿論、できれば長く続けたいですが…)
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好きなことを仕事にする熱意を感じられました。自分も、「好き」を仕事に取り入れたいです。参考になりました!
岩野さんが入れるコーヒーを飲んでみたいです。
より多くの方に、「HORIZON LABO」を知ってほしいですね!!