約73%が二次障害を発症

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約73%が二次障害を発症している
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約73%が二次障害を発症しています。二次障害の発症率は「約700名の保護者が回答!女の子の発達障害、学校や友達との関係、身だしなみの悩みや解決策は?」では約40%でした。

二次障害の内容としては
■うつ(96件)
■不登校(28件)
■不安障害(18件)

が多くあげられました。

「離人感、フラッシュバック、躁鬱、過覚醒、過活動、不安、孤独感、過食、過眠、性的逸脱、など。あげていったらキリがないのでこの辺りで」などのように、摂食障害、パニック障害、不安障害など複数の二次障害があるケースもみられました。

約84%が友人関係で困難やトラブルを経験

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約84%以上が友人関係で困難やトラブルを経験している
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約84%が友人関係での困難やトラブルを経験していますが、その内容としては下記2つが多くあげられました。

■グループに入れない・いじめ(56件)
■会話がうまくできない(54件)


暗黙のルールなどが分からず、グループになるとどう振る舞っていいか分からなかったという回答が多く寄せられました。
「女性社会の暗黙のルールが分からず、何をすると浮いてしまうのかが分からなかった」
「個人間では話せるがグループや団体になったりすると楽しく過ごせない」


「集団の時の疎外感。親しめる人への距離の近さから「友人の彼氏」にも近すぎてしまい誤解された」のように、距離感がうまく取れないことから、トラブルにつながった例もありました。

また、いじめのターゲットとなったという回答も多くありました。グループに入れず仲間外れにされた人や、集団対自分でひどい行為を受けたという場合も。
「みんな離れていきました。ある方たちには酷い!と言われたことがあります」
「小学生~中学生にかけては、仲間外れなんかは当たり前でしたし、教師込みでの葬式ごっこにもあっています。 呼び出されて給食室に行くと、給食を運ぶエレベーターに友達に閉じ込められて、授業に出られなかった時がありましたが、何故か私が怒られていましたねぇ」


会話についても困難やトラブルの原因となっているようです。学校や職場でのなにげない会話がうまくできないことから、人間関係につまづいてしまうようです。
「雑談の話題作りのしかたや、興味のない話題への相づちの打ち方が分からず、孤立したこと」
「雑談が苦手、孤立しがち」
「余計なことを言ってしまい空気が冷え込み、距離をもたれる」のように、雑談が苦手、がんばって話そうとすると余計な発言をしてしまう」
などの回答がありました。

「怒らせるつもりは無いのに怒らせる。騒音や刺激物に気をとられ話を聞き逃す。話を聞いてないと言われる」
「友達の話にすぐ理解、反応できず、自分1人だけ浮いてしまう。相手の表面どおりの言葉を真に受けてしまうので、その特質を利用されて仲間外れにされてしまう」

のように、聴覚過敏や、額面通りに受け取ってしまうというような、特性ゆえにコミュニケーションが難しいという回答も目立ちました。

約73%が親子関係で困難やトラブルを経験

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約73%が親子関係で困難やトラブルを経験している
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保護者との関係でも、多くの当事者が困難やトラブルを経験しています。その内容としては、次のようになっています。

■喧嘩(24件)
■無理解(21件)
■暴力・虐待(13件)
■過干渉(5件)


ストレスなどから、すぐ喧嘩になってしまうという声が多くあがりました。
「学校で感じているストレスの発散場所が無く、親に対して暴言、暴力でストレスを発散していました」
「母親とは対立。結婚してからは兄弟のお嫁さんに対立。私以外の人間がルーズでだらしがないので、イライラしてしまう」


理解してもらえず苦しんだという声も多く寄せられました。
「親に子供の立場に立って考えてもらえないことが多かった」
「自分のことを理解してもらえない」


保護者の思う理想像との違いから、批判されて苦しんだという人もいます。
「母が特性や辛さを理解せず、母の考える『普通』(実は理想の娘像)との違いで始終ダメ出しばかりだった」
「友達がいないことを母親に責められた。冷たい人間と言われた」


発達障害への認知がなかったために、不登校も許されなかったという例もありました。
「親に発達障害の知識がなかったため、病院に行くまで学校に行くことを強要されていた。行かなかったら殴られていた」

暴言・暴力などの虐待を受けていたという人も複数いました。
「父親が厳し過ぎて、いつのまにか人の顔色を伺い、心も体も疲れはてた」
「虐待を受けていた(身体、精神)。 意見を言う事や、何かを要求する事は禁止されていた。 できない事はずっと否定され、理解してもらえなかった」
「母親には、かなり叩かれていました。本当に死ぬんじゃないかな?って思うぐらいに…。(中略) 一番辛かったのが、『夜眠れないのよぉー!』と言いながら、徹夜で朝まで説教で、寝させてくれませんでした。本当にツラかった」


以上のように、本来、落ち着ける場所・逃げ場であるはずの家庭でも強いストレスを感じざるをえなかった様子がうかがえます。
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