約450名の当事者が回答!女の子の発達障害、勉強や仕事、恋愛、交友関係など悩みや解決策は?
ライター:発達ナビ編集部
「女の子の発達障害」は、分かりにくく、診断が遅れがちとも言われています。
そこで今回、LITALICO発達ナビのユーザーにアンケートを実施。発達障害のある当事者や、保護者からの声がたくさん集まりました。
【当事者編】では、約450名の当事者の回答をご紹介します。
何に困っているのか、診断のきっかけ、学校生活・職場での困難、友達・異性関係、身だしなみや、解決策など、リアルな体験談が寄せられました!
目次
- 女の子の発達障害とは?発達ナビに寄せられた、当事者約450人の声
- 30代~40代を中心に、主に成人の発達障害当事者が回答
- 70%弱が就職後に発達障害に気づく
- 約73%が二次障害を発症
- 約84%が友人関係で困難やトラブルを経験
- 約73%が親子関係で困難やトラブルを経験
- 90%以上が学校や職場でトラブルや困難を経験
- 第二次性徴時の体の変化についての困難やトラブルの内容に、特徴がある
- 約62%が学習面での困難を経験している
- 約半数が、ファッションや身だしなみでのトラブルや困難を経験
- 約40%が異性関係でのトラブルを経験
- 異性関係のトラブルの原因とは?
- 約65%が恋愛や結婚をしたいが向いていないと考えている
- 困難やトラブルの対応策・解決策は?
- 相談相手はいる?誰に相談しているの?
- 特性を生かして、活動・仕事をしている人も
- 今回の調査結果から
2017年11月25日から12月5日に、LITALICO発達ナビでは「女の子の発達障害に関するアンケート」を行いました。発達障害のある子どもの保護者677名、発達障害の当事者445名の声が寄せられました。
ご協力いただいたユーザーの皆様、どうもありがとうございました。この記事では、「約450名の当事者が回答!女の子の発達障害、勉強や仕事、恋愛、交友関係など悩みや解決策は?」とし、調査結果の一部を抜粋し、お伝えします。
保護者の声については、「約700名の保護者が回答!女の子の発達障害、学校や友達との関係、身だしなみの悩みや解決策は?」でご紹介しています。
<調査対象について>
「LITALICO発達ナビ」会員へのメールから、アンケートフォームにて回答いただいた発達障害の当事者445名の回答を集計しました。(調査期間:2017年11月25日~12月5日)
※設問によっては445名全員が回答していないもの、複数回答可のものがあります。
※調査結果の構成割合は四捨五入をしているため、合計が100%にならない場合があります。
ご協力いただいたユーザーの皆様、どうもありがとうございました。この記事では、「約450名の当事者が回答!女の子の発達障害、勉強や仕事、恋愛、交友関係など悩みや解決策は?」とし、調査結果の一部を抜粋し、お伝えします。
保護者の声については、「約700名の保護者が回答!女の子の発達障害、学校や友達との関係、身だしなみの悩みや解決策は?」でご紹介しています。
<調査対象について>
「LITALICO発達ナビ」会員へのメールから、アンケートフォームにて回答いただいた発達障害の当事者445名の回答を集計しました。(調査期間:2017年11月25日~12月5日)
※設問によっては445名全員が回答していないもの、複数回答可のものがあります。
※調査結果の構成割合は四捨五入をしているため、合計が100%にならない場合があります。
約700名の保護者が回答!女の子の発達障害、学校や友達との関係、身だしなみの悩みや解決策は?
女の子の発達障害とは?発達ナビに寄せられた、当事者約450人の声
「約450名の当事者が回答!女の子の発達障害、勉強や仕事、恋愛、交友関係など悩みや解決策は?」では、発達障害のある女性の当事者445名が回答。現状や不安に思っていること、悩み、解決策までが寄せられました。
30代~40代を中心に、主に成人の発達障害当事者が回答
70%弱が就職後に発達障害に気づく
70%弱が就職後、続いて大学・専門学校のころに発達障害に気づいたと回答しています。
保護者が回答した「約700名の保護者が回答!女の子の発達障害、学校や友達との関係、身だしなみの悩みや解決策は?」では、約60%が就学前に気づいたのと対照的です。成人当事者が幼少期のころは発達障害が認知されていなかった、比較的障害の程度が軽度などの理由で学校生活では問題が起きにくかったなど、さまざまな原因が考えられます。
発達障害があることに気づいたきっかけとしては、
■人間関係・仕事(28件)
■子どもの診断(24件)
■WEBや書籍などの情報(18件)
■二次障害の発症(8件)
があげられています。
人間関係・仕事でのきっかけについては、「人間関係がうまくいかない」など、日常生活や職場での人間関係でつまづいたという声や、「仕事で複数の指示の聞き漏らしや、仕事を完遂できないことが頻発し、自分はおかしいと思ったため」など、仕事でのミスがきっかけだったという声が目立ちました。
また、子どもの診断がきっかけの人は、「自身の子どもに発達障害の疑いを持ち調べているうちに自身の発達障害を疑いだした」というように、子どもの特性と自身の特性が似ていたり、子どもの診断をきっかけに発達障害について調べるうちに自分の特性に気づいた、という人が多いようです。
WEBや書籍などの情報については、「小学校に上がってから、自分の異質感を感じてはいました。(中略)大人の発達障害の概念はまだ、一般的でなく情報は得られませんでした。不調をきたし適応障害からの抑うつ状態との診断で約5年、加療しました。その後勤め先が変わり、全然対応できないことで、色々検索したら、大人の発達障害が広がる少し前でしたが、情報があり、受診しました」というように、情報が手に入りやすくなったことで診断につながったという声もありました。
また、早めに気づけなかったことから、二次障害を発症してしまった例も複数あるようです。
保護者が回答した「約700名の保護者が回答!女の子の発達障害、学校や友達との関係、身だしなみの悩みや解決策は?」では、約60%が就学前に気づいたのと対照的です。成人当事者が幼少期のころは発達障害が認知されていなかった、比較的障害の程度が軽度などの理由で学校生活では問題が起きにくかったなど、さまざまな原因が考えられます。
発達障害があることに気づいたきっかけとしては、
■人間関係・仕事(28件)
■子どもの診断(24件)
■WEBや書籍などの情報(18件)
■二次障害の発症(8件)
があげられています。
人間関係・仕事でのきっかけについては、「人間関係がうまくいかない」など、日常生活や職場での人間関係でつまづいたという声や、「仕事で複数の指示の聞き漏らしや、仕事を完遂できないことが頻発し、自分はおかしいと思ったため」など、仕事でのミスがきっかけだったという声が目立ちました。
また、子どもの診断がきっかけの人は、「自身の子どもに発達障害の疑いを持ち調べているうちに自身の発達障害を疑いだした」というように、子どもの特性と自身の特性が似ていたり、子どもの診断をきっかけに発達障害について調べるうちに自分の特性に気づいた、という人が多いようです。
WEBや書籍などの情報については、「小学校に上がってから、自分の異質感を感じてはいました。(中略)大人の発達障害の概念はまだ、一般的でなく情報は得られませんでした。不調をきたし適応障害からの抑うつ状態との診断で約5年、加療しました。その後勤め先が変わり、全然対応できないことで、色々検索したら、大人の発達障害が広がる少し前でしたが、情報があり、受診しました」というように、情報が手に入りやすくなったことで診断につながったという声もありました。
また、早めに気づけなかったことから、二次障害を発症してしまった例も複数あるようです。