担任に相談してみると…
そこで、担任に「帰宅後、家庭ではどのように対応したらよいのか」のアドバイスをもらおうと、再び学校に電話をしてみました。
すると先生は「今日、学校で厳しく注意したので、本人から話がなければ、お母さんから特に話を持ち出す必要はないです。知らない振りをしていてください」と言われました。
すると先生は「今日、学校で厳しく注意したので、本人から話がなければ、お母さんから特に話を持ち出す必要はないです。知らない振りをしていてください」と言われました。
帰宅した息子は、意外にもシュンとしていた
さて帰宅後。バス内での出来事を知らない振りをして「お帰り」と優しく声をかけました。
すると!「やってしまった、先生から電話あった?」と息子から私に聞いてきたのです。顔を見ると引きつっています。かなり反省している様子でした。
そこで私は “傷口に塩”にならぬよう、淡々と「もう二度と同じことはしないように」と諭すだけに留め、ネチネチ掘り返すことはしませんでした。
すると!「やってしまった、先生から電話あった?」と息子から私に聞いてきたのです。顔を見ると引きつっています。かなり反省している様子でした。
そこで私は “傷口に塩”にならぬよう、淡々と「もう二度と同じことはしないように」と諭すだけに留め、ネチネチ掘り返すことはしませんでした。
ゆっくりだけど、確実に成長している
昨年はトラブルとトラブルの間には2ヶ月くらいの間隔しかありませんでした。でも、そのインターバルは確実に少しずつ長くなっています。今回は半年ほど何事もありませんでしたから…。
叱られる度に反省し、「相手にしつこくしたい」という感情をコントロールできるようになっています。相手の気持ちを考えることが難しい特性があるけれど、経験を通して、こういう場合はこうしてはいけないというパターンが蓄積されているのかもしれません。
息子は、いろいろな経験を通して、少しずつしか学んでいけません。でも、それぞれの経験は決して無駄ではなく、少しずつでも成長しているのだということを、今回のエピソードを通して、改めて気づくことができました。
叱られる度に反省し、「相手にしつこくしたい」という感情をコントロールできるようになっています。相手の気持ちを考えることが難しい特性があるけれど、経験を通して、こういう場合はこうしてはいけないというパターンが蓄積されているのかもしれません。
息子は、いろいろな経験を通して、少しずつしか学んでいけません。でも、それぞれの経験は決して無駄ではなく、少しずつでも成長しているのだということを、今回のエピソードを通して、改めて気づくことができました。
イラスト:夕露
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