息子はというと

息子は、普段の学校生活とは違う行事の運動会には、「できれば参加しないで家にいたい」と思っているようでした。それでも渋々参加していました。

ですから、騎馬戦でそこに突っ立っているだけでも「運動会に欠席したり、お母さんと一緒に観客席にいたりしないで、騎馬戦でも定位置にいて頑張っているね」とほめました。

平等って何だろう

息子は食物アレルギーがあります。生まれ持った体質なので他の子と違うものを食べる経験は大切なことだと思って育ててきました。周りの子がプリンやケーキを食べていても息子には煎餅を与えていました。

でも、放課後等デイでは、「○○君に合わせて皆で牛乳、卵なしのおやつをこれから食べましょう」とされました。「卵入りのおやつを楽しみにしている子どももいるだろうに…それって平等をはき違えているのでは」と感じました。

ところで、息子は特別支援学級が併設されていない隣の公立小学校の生徒からいじめを受けていたことがあります。
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「優しい子ども」はどう育つ?いじめで気づいた理想の教育環境とは

息子が通う学校では、運動会での「俺達、負けるな」という言葉があった運動会後も、休み時間になれば「立石君、一緒に遊ぼう」と教室まで迎えに来てくれ通常学級の子ども達がたくさんいました。

障害のある子が自然に周りにいることは人間形成の上でとても良いことだと思います。けれども、「何もかも一緒にさせる」ことが良いことだと私には思えないのです。適切な配慮があった上で、本当の意味での「ともに学ぶ」「ともに育つ」ことができるのではないだろうか、私はそう感じています。

著者親子がモデルとなった本

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このコラムをかいた人の著書

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食物アレルギーの息子の「命をかけた食事」- 自閉症であることよりも悩んだこと

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