通常学級の見学

通常学級の見学ではむっくんも授業に参加させてもらい、楽しい時間を過ごすことができました。

発達障害の勉強をされていらっしゃる先生も、まだ経験不足を感じる先生もどちらも見ることができ、先生によってクラスの雰囲気が異なる様子を体感。これはむっくんの進路を考えるうえで大きな情報になりました。

知識のある先生のクラスでは、できる限りの環境調整もしてあり、通常学級での努力も知ることができました。ひょっとしたらむっくんは通常学級に通うことができるかもしれないなぁとも感じましたが、なんとか通常学級に適応できたとしても集団活動に苦手意識のあるむっくんにとってその環境が幸せなものであるかは疑問だとも思いました。
通常学級に入ったむっくんが、授業中に窓の外をみてぼーっとする様子を想像する母
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進路決定

学校からは、
「どちらに決めてもいつでも進路を変えることはできる。しかし年度途中で通常学級から特別支援学級に変更する場合、先生の人数を急に増やすことは難しいので、理想的な環境をすぐに用意できないケースもある。逆に特別支援学級に籍を置いて、ほぼ100%通常学級に通う子もいる。こちらのケースの方が学校としては環境は整えやすい。」
という運営上の事情も正直に教えていただきました。
おかげでむっくんの小学校では通常学級よりも、特別支援学級のほうが汎用性が高いことも理解できました。

以上を踏まえて、現在のむっくんに少人数でひとりずつ向き合ってもらえる特別支援学級の方が向いていると確信しました。相談しやすい小学校の雰囲気を感じ、成長による変化があればまたその時々で相談しようと思えたことで私の気持ちも楽になりました。

そして何より、特別支援学級の丁寧な運営が「私も通いたかった!」と思うほどだったことで、私は安心してむっくんの進路を自閉症・情緒障害特別支援学級に決めることができました。
自分も特別支援学級に通いたかったと思う母
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むっくんの気持ちを確認する

私の気持ちが決まっても、通うのはむっくんです。
私とむっくんは「どちらに通いたいか?」という話を学校訪問前から度々交わしており、むっくんの気持ちは「今は自分で決められない」ということだと確認してありました。見学後もむっくんの気持ちに変化はないよう。そこで、私の思いを正直にむっくんに伝えました。

すると、むっくんなりに理解してくれたようで、お互い納得のうえ、1年生は特別支援学級の希望を出すことになりました。
入学する学級について話し合うむっくんと母
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