ほぺろうにとって一番つらいことに気付いた

「ほぺろうの癇癪は、いろいろなことに対応できないせいで起こっている」
すべての原因は、そこにあると私は思い込んでいました。

でも、ふと気付きました。「ほぺろうは、いつもイライラしている私を見て“お母さんはボクのことが嫌いなんだ”って不安になっているんじゃないか!?」…これこそ猛省です。「お母さんに嫌われている」なんて思われているとしたら胸が締めつけられます。

私はその日の晩、一緒に布団に入ったときに「ほぺろう、大好きだよ!」と言葉できちんと伝えました。すると毎晩寝ぐずりがひどかったのに、安心したように眠りについたほぺろう。

「ずっと不安な思いをさせてゴメン…」私は何度もほぺろうを抱き締めました。
ほぺろう君を抱きしめるぼさ子さん
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穏やかなほぺろう君とぼさ子さん
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その日から、毎晩おやすみの時に「大好きだよ」「めんこい(北海道弁で可愛い)よ」と伝えるのが私の習慣に。この習慣のおかげか徐々にほぺろうの癇癪が減り、少なくとも寝ぐずりはしなくなりました。

5歳になった今では、お母さんとイチャイチャしながら眠りにつくのが楽しいらしく、おやすみタイムがほぺろうにとっても私にとってもお気に入りになっています。

時が経って思うこと

子どもの癇癪に付き合うのは本当に大変なことです。でも、私の経験を振り返ってみると「本当の敵は、わが子の癇癪ではなく、自分のイライラだった」と思えるのです。

最近、私はご近所の方に「親がリラックスしてると、不思議と子どももリラックスするのよ」という名言をいただたのですが、本当にその通りで、私がノホホンとしているときはほぺろうもあまり癇癪を起こしていない気がします。

現在の私が昔の私にアドバイスするならば、「何をやってもうまくいかなかったとしても、それは『今』できないだけ。焦らなくて大丈夫。自分を責めないでね」。そして、「ちゃんと寝なさい。脳を休めないと精神ボロボロになるよ。眠る時間をつくるのが難しいなら、周りの人に『助けて』って言ってね」ということです。

なので今の私のモットーは、「頑張らないを頑張る」なのです。
ぼさ子さんの癇癪対処法は「頑張らない」
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