今が特別支援学級から通常学級に戻るタイミング?小4娘が選んだのは【後編】
ライター:SAKURA
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広汎性発達障害(ASD/自閉スペクトラム症)の娘は、小学4年生。2年生のときから、特別支援学級に在籍しています。
特別支援学級の教室の様子は、進級するたび変わっていき…
娘の不満も溜まっていくようになりました。
このまま特別支援学級で受けるか、通常学級で受けてみるか……それぞれのメリット・デメリットを考えたお話です。
【コラム後半で、特別支援学級から通常学級へ移動する際の目安、チェックポイントなどについて専門家の解説を掲載!エッセイと共にご覧ください】
監修: 井上雅彦
鳥取大学 大学院 医学系研究科 臨床心理学講座 教授
LITALICO研究所 スペシャルアドバイザー
ABA(応用行動分析学)をベースにエビデンスに基づく臨床心理学を目指し活動。対象は主に自閉スペクトラム症や発達障害のある人たちとその家族で、支援のためのさまざまなプログラムを開発している。
LITALICO研究所 スペシャルアドバイザー
4年生に進級。またしても、変化した教室の様子。
娘が4年生に進級し、下級生も増えた特別支援学級の教室。
担任の先生も替わり、たくさんの環境の変化がありました。
担任の先生も替わり、たくさんの環境の変化がありました。
騒がしい特別支援学級にイライラする小3娘、母の心配とは裏腹に…?【前編】
3年生でも環境の変化はあったものの、娘は、私が予想していなかった成長を見せてくれたため、あまり心配はしていなかったのですが…
4年生に進級してしばらくしたころ、娘が再び、家で特別支援学級内の不満を言うようになりました。
4年生に進級してしばらくしたころ、娘が再び、家で特別支援学級内の不満を言うようになりました。
娘の思いと、学校の事情。
話をよく聞いてみると、クラスの人数が増えたことで先生の対応が追いつかず、娘の授業が中断されることも多くあるそうです。
さらに騒ぐ声も大きくなり、娘は不快に感じているようでした。
さらに騒ぐ声も大きくなり、娘は不快に感じているようでした。
特別支援学級での新生活スタート!娘が戸惑わないように伝えたかった「なんで?」への答え
娘がストレスを感じていることはわかります。しかし、学校に対応をお願いしても、おそらく人員の関係などで対応はなかなか難しいでしょう。
先生たちも、最大限やってくれているはず。
先生たちも、最大限やってくれているはず。
通常学級へ戻るとき?
どうしたものかと考えましたが、まったくいいアイディアが浮かばなかった私は、夫に相談しました。
夫は、「今が通常学級に戻るタイミング」と言いました。
確かに娘の学習は順調に進んでいます。私の目から見てもよく理解していると思うし、成績も悪くありません。
しかし、大勢の中に入って先生の話を聞くことができるか…
わからないときに自分から聞くことができるか…
不安はいくつかありました。
確かに娘の学習は順調に進んでいます。私の目から見てもよく理解していると思うし、成績も悪くありません。
しかし、大勢の中に入って先生の話を聞くことができるか…
わからないときに自分から聞くことができるか…
不安はいくつかありました。
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担任の先生に相談。通常学級でもいける?
そこで特別支援学級の先生に、娘が通常学級で授業を受けられそうか、聞いてみることにしました。
パニックの回数は、徐々に減ってきているものの、涙を流してしまうことはまだまだあるようでした。
「支援員さえつけば…」と私も思いますが、特別支援学級の事情は、私も理解しています。私たちが望んでも、学校の事情でどうしようもないこともあるのです。
それから先生は、
「そういう状況ではありますが、あーさんとお母さんが望めば、今すぐ通常学級で授業を受けることはできますよ」
と言いました。
「支援員さえつけば…」と私も思いますが、特別支援学級の事情は、私も理解しています。私たちが望んでも、学校の事情でどうしようもないこともあるのです。
それから先生は、
「そういう状況ではありますが、あーさんとお母さんが望めば、今すぐ通常学級で授業を受けることはできますよ」
と言いました。
このまま特別支援学級で、いいのだろうか…。しかし通常学級に移ると、学習が遅れたり、教室でパニックを起こしたりして、他の子に迷惑をかけるかもしれない…。
進学や進級のときなど、選択に迷った経験はこれまでにもありましたが、もう一度その選択のときがやってきました。
進学や進級のときなど、選択に迷った経験はこれまでにもありましたが、もう一度その選択のときがやってきました。
娘の気持ちと、私の考え。
しかし今回違うのは、娘が4年生という学年になっているということ。もう自分の意見だって言えます。
先生や夫と話し合った結果、娘の希望を聞いてみることにしました。
先生や夫と話し合った結果、娘の希望を聞いてみることにしました。
私は、このまま特別支援学級で受けるか、通常学級で受けてみるかを、それぞれのメリット・デメリットを話してから、娘に選ばせることにしました。
娘は少し考えてから、「特別支援学級がいい」と答えました。
それから私は、いい機会だと思い、娘に今後の見通しとして私が考えていることを話しました。
それから私は、いい機会だと思い、娘に今後の見通しとして私が考えていることを話しました。
気持ちは、頻繁に確認。
1年生のとき、「2年生になったら通常学級にするか、特別支援学級にするか」の選択ですごく悩みました。それは、娘が本当はどうしたいか、わからなかったからでした。
しかし今回は、娘がどうしたいか、不安や心配があるか、しっかりと聞くことができ、娘の大きな成長を感じました。
娘に気持ちを聞いてからも、学校での様子は頻繁に聞くようにしています。今回、特別支援学級を選んだ娘ですが、いつ考えが変わるかわかりません。
4月からは、5年生。
特別支援学級、通常学級、それぞれの状況も今のままではなく、変わっていくでしょう。こまめに様子を確認し、そのタイミングは逃さないようにしていきたいと思います。
執筆/SAKURA
しかし今回は、娘がどうしたいか、不安や心配があるか、しっかりと聞くことができ、娘の大きな成長を感じました。
娘に気持ちを聞いてからも、学校での様子は頻繁に聞くようにしています。今回、特別支援学級を選んだ娘ですが、いつ考えが変わるかわかりません。
4月からは、5年生。
特別支援学級、通常学級、それぞれの状況も今のままではなく、変わっていくでしょう。こまめに様子を確認し、そのタイミングは逃さないようにしていきたいと思います。
執筆/SAKURA
特別支援学級から通常学級への転籍、どのように見極めたらいい?チェックポイントは?
SAKURAさんのコラムにもあるように、特別支援学級の環境も学年ごとに変わっていきますし、同時に通常学級の環境も変わっていきます。転籍については、子どもさんの状態だけでなく、転籍先の環境が現在のお子さんにあっているかどうかを見極めながら考えていくことが大切です。そして、お試しでお子さん自身に実際にその環境で授業を受けてもらい、その状態を観察したり本人の意見を聞いていくことが必要です。
最終的には、本人の意見も聞きながら判断することになると思いますが、どのタイミングが望ましいかは実際にやってみなければ分からないこともあります。また、次年度の支援体制も確定することはできないので、あくまで現時点でベターな選択肢を選んでいくという考えが大切だと思います。
最終的には、本人の意見も聞きながら判断することになると思いますが、どのタイミングが望ましいかは実際にやってみなければ分からないこともあります。また、次年度の支援体制も確定することはできないので、あくまで現時点でベターな選択肢を選んでいくという考えが大切だと思います。
(監修:井上先生より)
お子さん本人に対して、メリットとデメリットの両方を説明され、意見を聞かれたのはとても良かったと思います。また、親としての少し長期的な思いも伝えられたのは良いタイミングだったと思います。場合によっては、実際に授業を体験してみて尋ねることも必要かと思いますが、このように転籍に関して子どもさんの意志を反映させていくことがとても重要だと思います。
お子さん本人に対して、メリットとデメリットの両方を説明され、意見を聞かれたのはとても良かったと思います。また、親としての少し長期的な思いも伝えられたのは良いタイミングだったと思います。場合によっては、実際に授業を体験してみて尋ねることも必要かと思いますが、このように転籍に関して子どもさんの意志を反映させていくことがとても重要だと思います。
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