ツールの活用
学習障害のある生徒には先生が読んでやる、または音声ソフトを使わせればよいと思います。例えば、マルチメデア教科書(デイジー教科書)という音声ソフトもあります。
背景と文字の境界が混ざってしまい、行を飛ばしたり、読めなかったりすることもあるので、こんなときはリーデングスリットを使わせればよいのです。
また、黒板の文字を写せないのならば、タブレットで写真を撮らせればよいのです。
子どもの特性に合わせてツールを上手に活用することで、学びの困難を少しでも軽くすることができます。
また、黒板の文字を写せないのならば、タブレットで写真を撮らせればよいのです。
子どもの特性に合わせてツールを上手に活用することで、学びの困難を少しでも軽くすることができます。
高い壁の向こうで行われているスポーツの試合…背が低い子に「背を高くして観戦しなさい!」と言っても無理です。ですが、踏み台を使えば平等に楽しむことができます。
学習も同じで、合理的配慮とは、同じ土俵でチャレンジするためのサポートの形で、この踏み台がリーデングスリットやデイジー教科書、タブレットなのです。
共に学ばせながら、ときには定型発達の子どもと障害のある子どもの教育環境を変えたり、特性を踏まえて違う課題を与えたりするのが本当のインクルーシブ教育ではないでしょうか。
とはいえ、私自身も、他の児童が納得できる説明の仕方を未だに見つけられないでいます。
学習も同じで、合理的配慮とは、同じ土俵でチャレンジするためのサポートの形で、この踏み台がリーデングスリットやデイジー教科書、タブレットなのです。
共に学ばせながら、ときには定型発達の子どもと障害のある子どもの教育環境を変えたり、特性を踏まえて違う課題を与えたりするのが本当のインクルーシブ教育ではないでしょうか。
とはいえ、私自身も、他の児童が納得できる説明の仕方を未だに見つけられないでいます。
専門家コメント 鈴木直光先生(小児科医)
新しいことを始める際にはインフォームドが必要です。いろいろな障がいについての説明も必要になります。スポーツ観戦の踏み台の絵は、左が equity (公正)、右が equality (平等)の意味です。皆に1台ずつ与えるのは平等ですが、それでは背の低い子は見られません。そこで、背の低い子に2台の台を与えることで初めて公正になるのです。これは眼鏡でも同じで、全員が平等に眼鏡をかけるわけではなく、近視の子だけ眼鏡をかけることで公正になります。皆と同じスタートラインに立てる「公正」を説明して理解してもらうことが重要です。メガネは今では当たり前になっているので説明は不要ですが、神経発達症の子に対する公正はまだ世間に馴染んでいないため、説明が必要になります。(監修:小児科医 鈴木直光先生)
このコラムを書いた著者親子がモデルの本
発達障害に生まれて-自閉症児と母の17年
中央公論新社
Amazonで詳しく見る
このコラムを書いた人の著書
子どもも親も幸せになる発達障害の子の育て方
中央公論新社
Amazonで詳しく見る
自閉症の息子、運動会で「あいつが入ると負ける」と言われて――インクルーシブ教育について改めて考えたこと
発達支援施設を探してみませんか?
お近くの施設を発達ナビで探すことができます
-
1
- 2