病院では問題ないというけど...やっぱり何かヘン!
実際は高次脳機能障害ではなかったのですが、このとき「疑い」を持ったことで、私はタケルの体調や睡眠時間の長短、遊びの内容などを事細かに育児日記として記録することを始めました。
病院や保健所の発達相談会で聞いても「異常はない」と言われてはいたのですが、将来、もしかして何らかの障害だと分かったとき治療の役に立つかもしれないと思ったのです。
病院や保健所の発達相談会で聞いても「異常はない」と言われてはいたのですが、将来、もしかして何らかの障害だと分かったとき治療の役に立つかもしれないと思ったのです。
地方自治体の発達相談で判明!「たぶんアスペルガー」
発達障害だと分かったのは、タケルが7歳のときに市で毎年開催している子どもの発達相談会に参加したことがきっかけです。
この年に初めて県の発達センターから医師を含む専門のスタッフが派遣され、発達障害についての相談をすることができるようになりました。その場には、息子も伴って行ったのですが、もうスタッフさんに二言三言お話しただけで「この子は…!詳しい検査が必要かもしれません」と言われました。
「異常なし」から一変!療育センターで詳しい検査を受けることに
結局、その場での本人の様子と「育児日記」から、「アスペルガー症候群に大変近い」との医師の所見を得て、一週間後には療育センターで詳しい検査を受けられることに。療育センターでも、生まれてからの詳細なデータが残っていたため、すぐにアスペルガー症候群の診断がつき、まったく待たされることなく療育に入ることができました。そして、8歳の誕生日を迎えたころに診断書を受け取ることとなりました。
書き溜めていた「育児日記」はしっかりとその役目を果たしてくれたのです。
執筆/寺島ヒロ
執筆/寺島ヒロ
(監修:井上先生より)
お子さんの夜泣きが続く大変な日々を、よく乗り切られましたね。当時は現在のように、一般的に発達障害に対する情報が広まっていませんでした。幼児期の睡眠障害については、最近日本でも注目されるようになってきました。
寺島ヒロさんのように、相談に行かれる場合に「育児日記」のようなものをつけておかれると、専門家や医師も具体的な情報が得られ分かりやすくなると思います。
お子さんの夜泣きが続く大変な日々を、よく乗り切られましたね。当時は現在のように、一般的に発達障害に対する情報が広まっていませんでした。幼児期の睡眠障害については、最近日本でも注目されるようになってきました。
寺島ヒロさんのように、相談に行かれる場合に「育児日記」のようなものをつけておかれると、専門家や医師も具体的な情報が得られ分かりやすくなると思います。
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