高校生になった発達障害娘の自傷行為。専門家に相談して考えた苦肉の策…「子どもだまし」かも?と思った方法で気づいた意外な娘の一面とは

ライター:荒木まち子
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「いまさら?」「子どもだまし?」「ダメ元?」母の苦肉の策で娘の意外な面が明らかに。大成功とはいかなくても母は副産物の『気づき』をゲット!

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監修: 井上雅彦
鳥取大学 大学院 医学系研究科 臨床心理学講座 教授
LITALICO研究所 スペシャルアドバイザー
ABA(応用行動分析学)をベースにエビデンスに基づく臨床心理学を目指し活動。対象は主に自閉スペクトラム症や発達障害のある人たちとその家族で、支援のためのさまざまなプログラムを開発している。

娘の自傷行為

娘は高校生のころにイライラがとても強い時期がありました。

高等特別支援学校(高等部単独の特別支援学校)に通い、放課後等デイサービスや地域の基幹相談支援センター、医療ともつながっていた娘。障害に理解がある環境の中で過ごしていたにも関わらず頻繁に起きる感情の爆発がありました。

それは、娘自身ではどうにもできない就職に関する悩みや女性特有の体調の悩みともあいまって、幼稚園のころのイヤイヤ期や小一の壁、10歳の壁や中一ギャップのときとは一味も二味も違う、ヘビーで複雑なものでした。学校に行きたがらなくなったり、物を壊したり、母親だけに当たったり、衝動的に家を出たり…。どの行動にも手を焼きましたが、一番対応に困ったのは自傷行為でした。

親のダメージの大きさたるや

今から6年間ほど前の娘が高校生だった当時は、思春期の発達障害がある子どもの自傷行為についての情報が極めて少なかったということも私の悩みを深くしていました。

娘の自傷行為を知ったとき、私はまず信頼のおけるママ友や親の会の仲間に相談をしました。すると「自分自身も過去に自傷の経験がある」という人が意外と多くいました。

今は頑張っていたり、輝いている人たちも、過去にはつらい経験をしていたということや、その行為には理由(原因)があるということなどを知って、私のショックは少し和らぎました。

じゃあ実際どうしたら良いの?

では具体的に親はどう子どもに接したら良いのか?

私は、ケアする側の専門家に相談するのが良いと思い、学校の先生方や放課後等デイサービスの先生に対応策をたずねました。

「傷口部分をさすってあげるとか、絆創膏を貼ってあげると良いというのを本で読んだことがある」「その話題には直接触れない方が良い」など先生によってさまざまな意見がありましたが、私はその中で“わたしたち親子が置かれている状況下”で“不自然ではなく”できそうなことを考えました。
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