田中ビネー知能検査Ⅴ

ついに田中ビネー知能検査Ⅴへ。

まず、言語性の課題から始まったのですが、声を出すのはもちろん、どれかを選んだり、指差ししたりも、固まってしまって難しい状況でした…。心理の先生が、言葉のいらない道具を使った課題もやってくれたのですが、簡単なものでも全く手が出せませんでした…。
固まってしまい答えられない状況
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慣れない場所での検査は難しい
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結局、何もできずに検査は中止となったのでした。

もしかしたらできるかも!と少し期待していましたが、慣れない先生に慣れない場所で試されるような検査。事前に説明したものの不安感は拭えず、まあ、できなくてもしょうがない…とそこは割り切ることにしました。

結果…

知能検査は全くできず、結果も出ませんでした。

ただ、保護者が答えるかたちのPARS-TRを実施して、その他の総合的な判断から、次女の場合は、発達障害はたぶんなく、場面緘黙との診断となったのでした。

こうして、場面緘黙の診断がおりて、正直、ホッとした気持ちが大きかったです。それまで、次女自身が困っていることが多くても、話せずコミュニケーションがとれないことで問題が表面化しないことがほとんどで、「問題なく過ごせています」と担任の先生に言われてしまっていました。

なので、診断が出たことで、「支援が必要な子」ということを分かってもらいやすくなったのではないかと思いました。

執筆/まりまり
(監修:三木先生より)
お子さんにとって、検査の場面は緊張しますよね。初対面の人の前で課題に取り組むことは、相当にハードルが高いことです。ご本人や親御さんが「失敗した」という気持ちにならないように我々専門家も気をつける一方で、「どこまでできたか」「どんな様子でできなかったか」という様子が見立ての参考になることも多いです。
明らかに無理な検査を強いる必要はないですが、チャレンジしてみると良いこともあるかもしれません。
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