発達ナビでもおなじみ!井上雅彦先生や本田秀夫先生、田中康雄先生の本も!自閉症育児のコミックエッセイ、大人の自閉症の解説書、児童精神科医が記す思いなど新刊5冊を紹介!

ライター:発達ナビBOOKガイド
発達ナビでもおなじみ!井上雅彦先生や本田秀夫先生、田中康雄先生の本も!自閉症育児のコミックエッセイ、大人の自閉症の解説書、児童精神科医が記す思いなど新刊5冊を紹介!のタイトル画像

12月の新刊コラムは、発達ナビライターによる自閉症子育て奮闘記、自閉スペクトラム症のある子どもとその家族のエピソード漫画、大人の自閉スペクトラムについての解説書、児童精神科医のエッセイ、科学的な視点から学ぶHSPの計5冊をご紹介します。

初めて尽くしの子育て奮闘記ーー『シンママのはじめて育児は自閉症の子でした』

シンママのはじめて育児は自閉症の子でした
まる (著), 岡田 俊 (監修)
KADOKAWA
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シンママのはじめて育児は自閉症の子でした
まる (著), 岡田 俊 (監修)
KADOKAWA
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この本の著者は、発達ナビの連載ライターでもある、まるさんです。まるさんの息子リュウくんには、自閉スペクトラム症と軽度知的障害があります。

2歳ごろ、保育園の先生から「リュウくんの発達が気になる」と伝えられたことをきっかけに、まるさんはリュウくんに発達障害があることに気づきます。発達支援センター、発達外来、療育…初めて聞く言葉に初めて行く場所、初めてのことばかりで不安になりながらも、「今できることを少しずつ」と奮闘するまるさんと、一歩一歩確実に成長していくリュウくんの姿がたっぷり詰まった一冊です。

児童精神科医の岡田俊先生からのアドバイスや解説にも勇気づけられます。
発達障害の特性は一人ひとり違います。育児の中で、不安や孤独感を感じることもあるかもしれません。そんなときはぜひこの本を開いてみてください。
新連載!発達障害グレーゾーン3歳のリュウとの日々。発達の遅れに気づき、ようやくスタートした療育でのタイトル画像

新連載!発達障害グレーゾーン3歳のリュウとの日々。発達の遅れに気づき、ようやくスタートした療育で

マイペースで予測不可能、でも楽しい!そんな家族の日常ーー『自閉スペクトラム症 マイペースなきみに家族はすったもんだ』

自閉スペクトラム症 マイペースなきみに家族はすったもんだ
井上 雅彦 (監修), 全国手をつなぐ育成会連合会 (編集), マリマリマーチ (イラスト)
中央法規出版
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自閉スペクトラム症 マイペースなきみに家族はすったもんだ
井上 雅彦 (監修), 全国手をつなぐ育成会連合会 (編集), マリマリマーチ (イラスト)
中央法規出版
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自閉スペクトラム症がある子どもの特性はさまざま。子育てをしていると、振り回されることもあれば、「そんな風に考えるのか!」と新たな気づきが得られることもあるでしょう。この本では、自閉スペクトラム症がある子どもたちとその家族の日常生活でのエピソードがたくさん紹介されています。

本書は、「全国手をつなぐ育成会」の機関紙に掲載されていた4コマ漫画をもとに作成されました。「学校」「施設・病院」「行事・外出」「家・日常生活」の4つの章ごとに、困ったこと、できるようになったこと、ほのぼのしたことなど、さまざまなエピソードが掲載されているほか、発達ナビにもご寄稿いただいている井上雅彦先生のコメント、アドバイスも読むことができます。

子どもの行動に「すったもんだ」しながらもなんだかんだ楽しい、そんなエピソードに「あるある!」「なるほどそういう視点もあるのか!」など、子どもや自分自身の生活を重ねながら楽しめる一冊になっているのではないでしょうか。
【専門家にきく】ASD(自閉スペクトラム症)とは?のタイトル画像

【専門家にきく】ASD(自閉スペクトラム症)とは?

自閉スペクトラムとメンタルヘルスの理解と支援ーー『おとなの自閉スペクトラムーメンタルヘルスケアガイド』

おとなの自閉スペクトラムーメンタルヘルスケアガイド
本田 秀夫 (監修), 大島 郁葉 (編集)
金剛出版
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おとなの自閉スペクトラムーメンタルヘルスケアガイド
本田 秀夫 (監修), 大島 郁葉 (編集)
金剛出版
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子どもの自閉スペクトラム症(ASD)については、比較的情報が得やすい時代になったものの、大人の自閉スペクトラム(AS)については、知りたい情報になかなかたどり着けないなんてこともまだまだあるのではないでしょうか。この本では、大島郁葉先生編集、本田秀夫先生監修のもと、数々の先生により、大人の自閉スペクトラム(AS)とそのメンタルヘルスの問題について詳しく記されています。

本書では、「障害(disorder)」から切り離して特性をとらえるために「自閉スペクトラム(AS)」という言葉が用いられており、前半では、自閉スペクトラムの感覚、アイデンティティ、パーソナリティ、スティグマなどについて、後半では自閉スペクトラムのトラウマ、不安、抑うつ、依存などのメンタルヘルスの問題と必要な支援について、理解を深められる構成になっています。

この本は、当事者にとっても支援者にとっても、知りたかった情報が幅広く網羅されており、かなり読み応えがある一冊になっています。自閉スペクトラムの特性がある成人の方が直面する課題について理解を深めたいと思ったとき、この本は救いの手を差し伸べてくれるのではないでしょうか。
発達障害がある子どもは「通常学級でよい刺激を得られる」のか?級友への期待の前に考えてほしい「特別な場」の重要性――精神科医・本田秀夫先生のタイトル画像

発達障害がある子どもは「通常学級でよい刺激を得られる」のか?級友への期待の前に考えてほしい「特別な場」の重要性――精神科医・本田秀夫先生

次ページ「子どもと親に向き合う児童精神科の思いーー『僕の児童精神科外来の覚書』」

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