放デイが、ある発達支援を導入したら!?「着替えが苦手、まっすぐ歩けない」子どもたちが変わった!医師監修トレーニングで満足度急上昇、利用率は3ヶ月で3倍に

ライター:発達ナビ アライアンス プログラム
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株式会社サムシンググッド
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福岡県北九州市の、とある放課後等デイサービス。ここでは、ある取り組みを行った結果、利用率がわずか3ヶ月で3倍になったそうです。きっかけは「体をうまくコントロールすることができないDCD(発達協調運動障害)のトレーニング」を積極的に導入したことでした。

放デイを利用する子どもに多いといわれるDCD。なのに…

「立った姿勢でズボンが履けない」「まっすぐ歩けない」といった生活や学習に支障が出るDCD(発達協調運動障害、以下DCD)。多くの子どもが抱える症状なので、保護者の“潜在的な”ニーズは高いのですが、まだまだ対策が取れていない施設がほとんどです。

“潜在的な”という意味は、保護者が自分の子どもがDCDまたは、DCDグレーゾーンと気づいていないこともあるからです。なかには、「運動が苦手なだけ」と思っている保護者の方も少なくありません。しかし、いずれにせよ「体をうまくコントロールできるようになってほしい」という要望が多くあります。

ニーズに応えるから喜んでもらえる。利用者とのコミュニケーションのきっかけに

北九州にある放課後等デイサービス、ハッピーテラス黒崎教室では開所1年目にDCDトレーニングとしてゲーム方式で取り組める『トレキング』を導入。

教室を運営する(株)寿ホールディングス福祉事業部長の北園さんは、導入して徐々に子どもたちの反応に手ごたえを感じたと言います。
寿ホールディングス福祉事業部長の北園さん
寿ホールディングス福祉事業部長の北園さん
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「運動嫌いの子どもたちが“トレキングは楽しい”と言ってレクリエーションなどにも参加するようになりました。トレキングを実施するときはスタッフが一緒になって、とにかく子どもたちを褒めるようにしています。上手くできなくても楽しんでもらう。気に入ってもらえれば体を動かす習慣がつくようになるからです。トレキングに全てを委ねればいいというわけではなく、スタッフと子どもたちとのコミュニケーションツールとなっていますね」
プロジェクションマッピングを応用した『トレキング』。
ハッピーテラス黒崎教室では、トライアル期間にスタッフのみなさんで試した上で導入を決定
プロジェクションマッピングを応用した『トレキング』。 ハッピーテラス黒崎教室では、トライアル期間にスタッフのみなさんで試した上で導入を決定
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保護者の方にも好評

保護者の方の反応も良く、子どものほうから放デイに行きたい、『トレキング』をやりたいという声が家庭でも出ているようです。

「『トレキング』をする以前は体幹が安定していなかった子どもがサイドステップをしはじめたときには思わず驚いてしまいました。楽しみながら体を動かす習慣がついているんだなと実感しました」と、北園さん。

運動習慣がなかった子どもに、週2回体を動かす“習慣”づくりを

『トレキング』の導入により、それまで体を動かす習慣がなかった子どもが、少なくとも通所する週2回は体を動かす習慣ができたことになりました。つまり、放課後等デイサービス側としても、今までの利用に加え2回の通所を増やすことになったということです。

なぜ週2回なのか?北園さんによると「当教室では通常、週に1日ソーシャルトレーニングを中心とした療育の日を行っていたのですが、来所されるのが平日だと17時くらいなので終わったあとにトレキングをする時間は、どうしても難しくなってしまいます。そのため、「トレキングの日」を2回設定しました。1日はトレキングをしていただき、土曜日にもう1日、トレキングの効果を見る日として、午前中にはトレキング、午後に室内サッカーや風船バレーなどの体を動かす時間を設定しました」

子どもたち・保護者・運営にも喜ばれる『トレキング』の可能性

では、なぜDCD向けトレーニング『トレキング』が、子どもたちや保護者、発達支援施設のみなさんに好評なのでしょうか。開発会社である(株)サムシンググッドの脇坂社長にお話しを伺ってみました。

「トレキングはゲームタイプのトレーニングです。従来のDCD向けのトレーニングは、単調であったり、子どもたちにとって面白みが少ないと感じられることも多く、そもそも体を動かす習慣がない子どもたちにとっては続けることが苦痛になることも少なくありませんでした。まず“楽しんで続けられる”ということは評価をいただいているポイントだと思います。ゲームを通じて、子どもたちに“できることが増えていく”と実感してもらえると自然と笑顔が増えるんですよね」
『トレキング』2021年11月時点の開発バージョンの映像
『トレキング』2021年11月時点の開発バージョンの映像
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「子どもたちのできることが増えていく」というのは、前述の北園さんの経験や脇坂社長の願いだけではありません。

『トレキング』実証実験(※)によると、3ヶ月で2〜3倍の結果も出ているそうです。
片脚立位保持時間のグラフ
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「発達性協調運動障害のある小学生に対する複合現実技術を取り入れた運動プログラムの効果」として2022年3月に日本発達系作業療法学会が発行する「日本発達系作業療法学会誌第9巻第1号」に論文が掲載されました。
「発達性協調運動障害のある小学生に対する複合現実技術を取り入れた運動プログラムの効果」として2022年3月に日本発達系作業療法学会発行「日本発達系作業療法学会誌第9巻第1号」に論文が掲載されました。
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発達障害の専門家・作業療法士の先生が監修

『トレキング』は、発達障害の専門家である平岩幹男医師と、作業療法士の笹田哲先生らによる実証実験と並行して開発されています。従来の研究ではDCDは1年以上トレーニングなどをしても好転しないというのが通説だったところ、トレキングはこれを大きく覆す結果を出しています。

これはセンサーによって利用者の動きを識別できることによって細かなデータを得ることができ、どのような動きをすると、どのような結果に結びつくかといった再現性を得られるので、このデータなどを使い、より良い結果に結びつくトレーニングを開発することが実現できるようになったのだそうです。

発達支援施設責任者のみなさまへ。広いスペース不要の『トレキング』、トライアル受付中!

『トレキング』は、「楽しめるトレーニング」だからこそ、結果につながり続けたくなる。そしてさらに効果につながっていくゲーム式のトレーニングです。

児童発達支援や放課後等デイサービスに通うお子さんたちの「運動の苦手さ」や「不器用さ」、DCD支援として導入を検討してみてはいかがでしょうか。

トレキングの特徴

・広い敷地や施設がなくても、8畳ほどのスペースで実施できる
・運動に関する専門家がいなくても実施できる
・実証実験で効果が証明されている
・暑い日や雨の日でも、室内で運動できる
・多動のあるお子さんの運動にも適している
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