療育センターのPT(理学療法士)さんや保育園の先生に支えられて
とにかく療育というものに行かなければ!!とすぐ予約をし、数ヶ月後からPT(理学療法)に通うことになりました。(そのとき診察を受けましたが、まだ診断名はつきませんでした)
療育センターには、週に1回通い、PTは歩行訓練を中心に行いました。
保育園では2歳児クラスになり、クラスメート全員が歩いて散歩に行ける中、まだまだ歩けない息子のために特別に0~1歳児クラスで使っているベビーカーを使わせていただいたり、「今日は手すりを使って頑張って階段を上ってましたよ!」「すこしずつ単語が出てきましたね!」「〇〇くん(息子)も楽しめるようなプログラムを考えました!」などとても良くしていただきました。
息子の発達は遅れているし、ネットを検索すると不安なこともたくさん書いてあり、落ち込むことも、息子の将来を考えて眠れなくなる夜もありました。ですが、保育園や療育センターで「こんなにもいろいろな人の優しさを受けているんだな」と感じるたび、ありがたいな、と前を向いて息子に向き合うことができました。
そして、2歳を少し過ぎたとき、やっと一人で歩けるようになりました。歩けるようになったときはとても感動しましたが、同時に「長かった……!!」と安堵の気持ちでいっぱいでした。そして、小児科の先生の見立ては合っていたんだな、となんだか感心をしてしまいました。
療育センターには、週に1回通い、PTは歩行訓練を中心に行いました。
保育園では2歳児クラスになり、クラスメート全員が歩いて散歩に行ける中、まだまだ歩けない息子のために特別に0~1歳児クラスで使っているベビーカーを使わせていただいたり、「今日は手すりを使って頑張って階段を上ってましたよ!」「すこしずつ単語が出てきましたね!」「〇〇くん(息子)も楽しめるようなプログラムを考えました!」などとても良くしていただきました。
息子の発達は遅れているし、ネットを検索すると不安なこともたくさん書いてあり、落ち込むことも、息子の将来を考えて眠れなくなる夜もありました。ですが、保育園や療育センターで「こんなにもいろいろな人の優しさを受けているんだな」と感じるたび、ありがたいな、と前を向いて息子に向き合うことができました。
そして、2歳を少し過ぎたとき、やっと一人で歩けるようになりました。歩けるようになったときはとても感動しましたが、同時に「長かった……!!」と安堵の気持ちでいっぱいでした。そして、小児科の先生の見立ては合っていたんだな、となんだか感心をしてしまいました。
年中で軽度知的障害と診断されて
歩けるようになったのでPTは卒業し、3歳からはST(言語療法)とOT(作業療法)に通うようになりました。
協調運動がとても苦手な息子、おしゃべりも苦手、まだまだ課題はたくさんありました。そんな中、年中のタイミングで知能検査を受けることになりました。
私の中では「とうとうこのときが来たか…」という心境でした。1歳半のころは小さくて診断が下りなかったですが、今だったら何かしら診断がつくだろう。そして息子の障害をハッキリさせたほうが今後のためにもいい、と思っている自分がいました。
診断結果は、軽度知的障害と自閉スペクトラム症(ASD)でした。それを聞いて「やっぱりな」と思い、この数年で私自身もずいぶん図太くなったな、と感じました(笑)
協調運動がとても苦手な息子、おしゃべりも苦手、まだまだ課題はたくさんありました。そんな中、年中のタイミングで知能検査を受けることになりました。
私の中では「とうとうこのときが来たか…」という心境でした。1歳半のころは小さくて診断が下りなかったですが、今だったら何かしら診断がつくだろう。そして息子の障害をハッキリさせたほうが今後のためにもいい、と思っている自分がいました。
診断結果は、軽度知的障害と自閉スペクトラム症(ASD)でした。それを聞いて「やっぱりな」と思い、この数年で私自身もずいぶん図太くなったな、と感じました(笑)
息子の幸せを一番に願って
最初に通っていた保育園は家庭の事情で1年で退園、そのあとも小規模保育園、3歳からはこども園、(そして並行して療育)と転々としましたが、本当に人に恵まれており、嫌な思いなどは全然しなかった未就学時代でした。どこの園でもみんな息子を受け入れ、できないことも多かったけれど、あきらめずに寄り添ってくれました。
今は公立の小学校の特別支援学級に毎日通っている息子。たくさんの人の支えに感謝をしながら、これからも楽しく息子らしい人生を送ってほしいと願っています。
今は公立の小学校の特別支援学級に毎日通っている息子。たくさんの人の支えに感謝をしながら、これからも楽しく息子らしい人生を送ってほしいと願っています。
イラスト/カタバミ
エピソード参考/ちくわ
(監修:新美先生より)
療育センター、保育園の先生方などにお子さんに最適なかかわりやアドバイスを受けながら日々を送られたエピソードを聞かせていただきありがとうございます。
周りの多くの子と、行動や発達のスピードがちょっと違っているのかもしれないと思うと、不安になることも多いと思います。インターネットや本などから情報を得すぎると、どれがわが子にあった正解なのか分からなくなりますが、発達に詳しい専門の先生に直接お子さんを見て、かかわっていただいて、具体的なアドバイスをもらえると、安心して成長を見守ることにつながりやすいですね。
エピソード参考/ちくわ
(監修:新美先生より)
療育センター、保育園の先生方などにお子さんに最適なかかわりやアドバイスを受けながら日々を送られたエピソードを聞かせていただきありがとうございます。
周りの多くの子と、行動や発達のスピードがちょっと違っているのかもしれないと思うと、不安になることも多いと思います。インターネットや本などから情報を得すぎると、どれがわが子にあった正解なのか分からなくなりますが、発達に詳しい専門の先生に直接お子さんを見て、かかわっていただいて、具体的なアドバイスをもらえると、安心して成長を見守ることにつながりやすいですね。
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