小学校で丸一日トイレに行けず!?場面緘黙の小1娘「トイレが怖い」をどう克服?担任と長女の協力の結果…
ライター:まりまり
現在小学5年生の次女。
2年生の3学期のときに場面緘黙(選択性緘黙)の診断を受けています。
次女は、3年生になるまで家のトイレに一人で行けませんでしたが、学校のトイレに行けるようになるまでももちろん時間がかかりました。
今回は、次女と学校のトイレについてお伝えしたいと思います。
監修: 藤井明子
小児科専門医
小児神経専門医
てんかん専門医
どんぐり発達クリニック院長
東京女子医科大学大学院修了。東京女子医科大学病院、長崎県立子ども医療福祉センターで研鑽を積み、2019年よりさくらキッズくりにっく院長に就任。2024年より、どんぐり発達クリニック院長、育心会児童発達部門統括医師に就任。お子様の個性を大切にしながら、親御さんの子育ての悩みにも寄り添う診療を行っている。 3人の子どもを育児中である。
小児神経専門医
てんかん専門医
どんぐり発達クリニック院長
小学校入学後、次女がトイレに行けていないことに気づかなかった
小学校入学後、私は次女が学校のトイレに行けていないことにしばらく気づけませんでした。保育園時代にはトイレに行けないことが問題になることはなかったので、油断していました…。
当時、私たちは海外に住んでおり、子供たちは現地の日本人学校に通っていました。低学年のうちは送迎が必須だったため、私は次女を学校まで毎日送り迎えしていました。次女が学校から自宅に着いたとたんに焦ってトイレに行くことが多かったり、学校からの帰り道に「トイレに行きたいから」と早く帰りたがったりすることはあったのですが、まさか丸一日トイレに行っていないとは考えもしませんでした。
ある日、学校帰りに迎えに行くとトイレに行きたがっていたので、学校のトイレに誘ったところ「ママついてきて…」という感じで、一人で行くことができませんでした。
当時、私たちは海外に住んでおり、子供たちは現地の日本人学校に通っていました。低学年のうちは送迎が必須だったため、私は次女を学校まで毎日送り迎えしていました。次女が学校から自宅に着いたとたんに焦ってトイレに行くことが多かったり、学校からの帰り道に「トイレに行きたいから」と早く帰りたがったりすることはあったのですが、まさか丸一日トイレに行っていないとは考えもしませんでした。
ある日、学校帰りに迎えに行くとトイレに行きたがっていたので、学校のトイレに誘ったところ「ママついてきて…」という感じで、一人で行くことができませんでした。
トイレに行けなくなった理由
次女に、学校でトイレに行けない理由を聞いてみると「怖いから」ということでした。
確かに、家のトイレでさえ一人で行けていなかったのに、学校のトイレなんて行けるわけない…。
あとになって、私なりに次女が保育園ではトイレに行けていた理由を考えてみました。
・保育園では、先生が時間でトイレの声掛けをしてみんなで行っていた
・小さい園だったので、トイレが教室にとても近かった
これが、小学校に上がったとたんに、
・自分で判断して休み時間トイレに行かなくてはならない
・教室からトイレまでの距離があって行くのが大変
確かに、家のトイレでさえ一人で行けていなかったのに、学校のトイレなんて行けるわけない…。
あとになって、私なりに次女が保育園ではトイレに行けていた理由を考えてみました。
・保育園では、先生が時間でトイレの声掛けをしてみんなで行っていた
・小さい園だったので、トイレが教室にとても近かった
これが、小学校に上がったとたんに、
・自分で判断して休み時間トイレに行かなくてはならない
・教室からトイレまでの距離があって行くのが大変
次女の場合、ただでさえ不安が強いのに、これでは行けるわけがないよね…と納得でした。
担任の先生に相談
まず次女と話をしました。
「トイレは怖くて行けない」ということだったので、休み時間にみんなのあとをついて行ったりすることを提案するものの、まずそういうことができない次女…。
早速担任の先生に相談しました。
「トイレは怖くて行けない」ということだったので、休み時間にみんなのあとをついて行ったりすることを提案するものの、まずそういうことができない次女…。
早速担任の先生に相談しました。
保育園のときのトイレの状況や、次女の不安の強さをお話しして、休み時間にクラスメイトがトイレに行くタイミングを見計らって、先生のほうから次女に声を掛けていただけることになりました。