発達障害や特性のあるわが子の子育てをする中で、ふと「将来、親のサポートなしでも生活できるようになるのだろうか…？」と思うことがあるかもしれません。

特に、お子さまが将来自立して生活していく上で大事な要素になる「仕事」や「働き方」については、早い段階から整理しておきたいところだと思います。

そんな「働き方」について、保護者さまのお声としてよく耳にするのが
・そもそも特性があるわが子の働き方の選択肢って？
・就職できたとしても離職せずに続けられるか不安…
・職場で配慮を受けるためのポイントがあれば知りたい

他に、「収入」に関しても
・そもそも自立する上でどのくらいの収入が必要？
・障害者雇用で就職した場合、仕事の収入だけで1人暮らしはできるの？
・親はどこまで準備しておけばよいのだろう…

保護者さまとしては、「働き方」や「収入」なども含め、「わが子が無理せず働き、安定して生活するために必要な要素は何か」について今のうちから知っておきたいところだと思います。
実際のところ、どうなのでしょうか。

ここでは働き方による「職場定着率」や「収入」の違いについてご紹介します。

・障害者雇用：79.5%
・一般雇用（障害を開示）：33.3%
・一般雇用（障害を非開示）：33.3%

発達障害がある人の場合、障害者雇用で就職すると1年後の職場定着率は80%程度なのに対し、一般雇用で就職すると自分の障害について職場に説明したかどうかに関わらず、職場定着率は30%程度です。

一般就労の場合
・一般雇用（令和3年）：
32.3万円 / 月（正社員）
21.7万円万円 / 月（非正規社員）
※障害者手帳が問われない

・障害者雇用（平成30年）：
12.7万円 / 月（発達障害）
12.5万円 / 月（精神障害）
※障害者手帳が必須

福祉的就労の場合
・就労継続支援A型：
7.7万円 / 月

・就労継続支援B型：
1.6万円 / 月

ここでは「職場定着率」や「収入」に関していくつかお話しましたが、

・障害者雇用を選んだ場合、足りない収入はどうする？
・将来に向けて親として今すぐに実践できることは？
・わが子の特性に合った職場や働き方を選ぶコツって？

などについてはより具体的に知りたいところだと思います。

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