おわりに

この一件で、子ども同士のお金のやり取りについて、あらためて考えるいい機会になりました。
お友達へのお金の貸し借りやおごりおごられについては、少なくとも親からお小遣いをもらっている段階ではダメだよときっぱり伝えました。
小学生になると子どもだけで外に遊びに行かせたりして目が届きにくくなるから、前もってのお約束は大事だなと身を持って感じた出来事でした。
執筆/星河ばよ

(監修:室伏先生より)
星河ばよさん、息子さんの周りでのお金のトラブルについて、具体的に共有してくださり、ありがとうございました。なかなか難しい問題ですが、今回のことは息子さんがお金の使い方について学ばれた、とても貴重な機会になったのですね。ルールを決めたうえで、お金の管理を小学生のうちから学んでもらうことはとても重要なことですね。
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(コラム内の障害名表記について)
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。

神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。

※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
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