特性に気づき工夫の習慣化で問題解決へ向かう
学生時代のニャーイをふりかえると実行機能がうまく働いていないことがよく分かります。やるべきことは分かっていても、締め切りから逆算して予定を立てることや、日々の優先順位の立て方がうまく機能していないのです。
ニャーイ自身もその後、さまざまな工夫を行ううちに、次第にそのことをよく分かるようになってきて、現在は住まいの中で4つの工夫をしています。
①玄関先に貴重品入れを用意する
鍵や財布など、外出先でないと困る貴重品などの置き場を備えています。
②カレンダーに予定を記入
玄関先に月ごとのカレンダーを配置し、日々の空欄に予定を書き込んでいます。カレンダーを見た家族が予定に気づいて知らせる効果もあります。
③リマインダー係を決める
家族の中に声かけ係を作り、予定が近づいたら声かけをしてもらっています。
④毎週ふりかえりを行う
以上のことを定期的にチェックするために、毎週末に同じ人と同じ時間でふりかえりを行なっています。
これだけ周到な工夫をしても、忘れ物は消えません。
小さな忘れ物やトラブルはたびたび起こります。トラブルを楽しめる心の余裕が一番大切なのかもしれませんね。
ニャーイ自身もその後、さまざまな工夫を行ううちに、次第にそのことをよく分かるようになってきて、現在は住まいの中で4つの工夫をしています。
①玄関先に貴重品入れを用意する
鍵や財布など、外出先でないと困る貴重品などの置き場を備えています。
②カレンダーに予定を記入
玄関先に月ごとのカレンダーを配置し、日々の空欄に予定を書き込んでいます。カレンダーを見た家族が予定に気づいて知らせる効果もあります。
③リマインダー係を決める
家族の中に声かけ係を作り、予定が近づいたら声かけをしてもらっています。
④毎週ふりかえりを行う
以上のことを定期的にチェックするために、毎週末に同じ人と同じ時間でふりかえりを行なっています。
これだけ周到な工夫をしても、忘れ物は消えません。
小さな忘れ物やトラブルはたびたび起こります。トラブルを楽しめる心の余裕が一番大切なのかもしれませんね。
執筆/ラクマ/ワッシーナ/ニャーイ
(監修:新美先生より)
娘さんの貴重な体験を聞かせてくださりありがとうございます。
ニャーイさん、高校卒業後米国留学されるような実力を持ちながら、持ち物やスケジュール管理などに致命的な困難さをあわせもつ凸凹の様子がとても分かりやすく伝わってきました。
予定管理や持ち物管理などは、子ども時代は大人のサポートやフォローが必要ですが、大人になるにつれて段階的に本人主体にしていく必要があります。これについては、本人が自分の特性を自覚することで、初めて、何らかの工夫をしたり、周囲にサポートを求めるなどができるようになるので、その過渡期に自覚につながるようなまぁまぁのエピソードに直面することが良いきっかけになるかもしれません。ニャーイさんは、保護者のサポートが得にくい留学先での経験や、免許取得の道筋などを経て、自分の特性を乗りこなす工夫を身につけていったのでしょうか。具体的な工夫も詳しく教えて下さり、勉強になりました。ありがとうございました。
娘さんの貴重な体験を聞かせてくださりありがとうございます。
ニャーイさん、高校卒業後米国留学されるような実力を持ちながら、持ち物やスケジュール管理などに致命的な困難さをあわせもつ凸凹の様子がとても分かりやすく伝わってきました。
予定管理や持ち物管理などは、子ども時代は大人のサポートやフォローが必要ですが、大人になるにつれて段階的に本人主体にしていく必要があります。これについては、本人が自分の特性を自覚することで、初めて、何らかの工夫をしたり、周囲にサポートを求めるなどができるようになるので、その過渡期に自覚につながるようなまぁまぁのエピソードに直面することが良いきっかけになるかもしれません。ニャーイさんは、保護者のサポートが得にくい留学先での経験や、免許取得の道筋などを経て、自分の特性を乗りこなす工夫を身につけていったのでしょうか。具体的な工夫も詳しく教えて下さり、勉強になりました。ありがとうございました。
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(コラム内の障害名表記について)
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。
神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。
※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
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