側弯症の治療は?
側弯症は、弯曲が進行する前に診断し、治療を開始することが大切です。治療法は側弯の原因や程度、年齢などによって異なりますが、一般的に行われている治療法を紹介します。
・保存療法(経過観察)
軽度(コブ角20~25度未満)の場合、定期的なレントゲン検査を行います。進行した場合は装具治療に移行します。
・装具療法
中等度(コブ角25~40度程度)の場合、進行防止のためにコルセットやギブスによりカーブを支える装具治療を行います。装着時間が長いほど効果があるといわれています。成長が止まり側弯の進行もなければ徐々に装着時間を減らし、装具治療を終了します。
・手術療法
高度(コブ角40度以上)の場合あるいは装具療法でも進行増悪する場合は、手術療法が検討されます。矯正する場所により「後方矯正固定術」と「前方矯正固定術」に分けられます。また、先天性や症候性で側弯の悪化が予想される場合にも手術を行うことがあります。
・保存療法(経過観察)
軽度(コブ角20~25度未満)の場合、定期的なレントゲン検査を行います。進行した場合は装具治療に移行します。
・装具療法
中等度(コブ角25~40度程度)の場合、進行防止のためにコルセットやギブスによりカーブを支える装具治療を行います。装着時間が長いほど効果があるといわれています。成長が止まり側弯の進行もなければ徐々に装着時間を減らし、装具治療を終了します。
・手術療法
高度(コブ角40度以上)の場合あるいは装具療法でも進行増悪する場合は、手術療法が検討されます。矯正する場所により「後方矯正固定術」と「前方矯正固定術」に分けられます。また、先天性や症候性で側弯の悪化が予想される場合にも手術を行うことがあります。
側弯症になったら、日常生活で注意すべきポイントは?
側弯症と診断された後も運動など制限する必要はありません。
また、体操、マッサージ、整体やカイロプラクティックなどの民間療法は、一時的に痛みや凝りを和らげる「対症療法」になる場合もありますが、側弯症自体が治ることはありません。気になることがあったら必ず整形外科を受診しましょう。
また、体操、マッサージ、整体やカイロプラクティックなどの民間療法は、一時的に痛みや凝りを和らげる「対症療法」になる場合もありますが、側弯症自体が治ることはありません。気になることがあったら必ず整形外科を受診しましょう。
まとめ
側弯症は、軽度まで含めると子どもの100人に1〜2人に見られる、決して珍しくない身近な病気です。そして多くは成長期が終わると進行が止まるものがほとんどで、その間軽度の状態を維持できれば、成長期後は制約なく日常生活を送ることができます。治療法もしっかり確立されているので、学校などの検診で指摘されたり、家で気になった場合は、小児科や整形外科に相談をしましょう。

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