制服、園バス拒否で毎朝大苦戦!帰宅時にはボロボロな姿で寝落ち…幼稚園生活、いつ慣れるの!?

ライター:プクティ
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4歳の時、軽度の知的障害(知的発達症)と診断されているわが家の長男。3歳までは自宅保育で育ち、プレ幼稚園などに通うこともありませんでした。今回はそんな長男が幼稚園に入園した時のお話です。

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監修: 森 しほ
ゆうメンタル・スキンクリニック理事
ゆうメンタルクリニック・ゆうスキンクリニックにて勤務。産業医として一般企業のケアも行っている(産業医のご依頼を随時受付中)。 ・ゆうメンタルクリニック(上野/池袋/新宿/渋谷/秋葉原/品川/横浜/大宮/大阪/千葉/神戸三宮/京都/名古屋):https://yuik.net/ ・ゆうスキンクリニック(上野/池袋/新宿/横浜):https://yubt.net/ ・横浜ゆう訪問看護ステーション(不登校、引きこもり、子育て中の保護者のカウンセリング等お気軽に):https://yokohama.yuik.net/shinyoko-houkan/

3歳まで自宅保育のみで育った長男が、とうとう幼稚園入園

3歳まで自宅保育で育った長男が、とうとう幼稚園に通うことに
3歳まで自宅保育で育った長男が、とうとう幼稚園に通うことに
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わが家の長男が2歳になった頃、ちょうど新型コロナウイルスのパンデミックが起こり、不要不急の外出はできなくなりました。それまでたまに行っていた児童館には行けなくなり、誰かと遊ぶこともほとんどできなかった長男。基本的にずっと自宅で過ごしていて、プレ幼稚園などに通うこともありませんでした。そんな長男が3歳になった4月、とうとう幼稚園に入園し、初めての集団生活を経験することになりました。

第一難問「制服」

長男には感覚過敏があり、制服を着せるだけで大苦戦
長男には感覚過敏があり、制服を着せるだけで大苦戦
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長男が入園した幼稚園は、制服で登園することになっていました。長男は洋服の素材に人一倍敏感だったので、果たして幼稚園の制服を着てくれるのか非常に心配でした。入園前に慣れておいてほしいと思った私は、制服が届いた時から、何度か着てもらおうと試してみましたが、長男は断固拒否で全然着てくれず……。

しかし一度だけ、入園前に写真を撮るためになんとか無理矢理着せることに成功しました。制服を着るまでは大泣きでしたが、いったん着てしまった後は嫌がることなくノリノリで写真を撮ることができていた長男。その姿に少し安心していたのですが、いざ幼稚園が始まると、やはり制服を着るまでに毎朝大苦戦しました。

第二難問「バス乗車」

通園バスも乗車拒否で泣き叫び、暴れる長男
通園バスも乗車拒否で泣き叫び、暴れる長男
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制服をなんとか着られた後は、幼稚園バスが迎えに来てくれるバス停へ歩いて行きます。初めて登園した日は、幼稚園に行くこともあまり理解できていないようでしたが、バスが到着し、ママと離れてバスに乗らないといけないと気づいた瞬間大泣き! 暴れる長男をなんとか先生にバスに乗せてもらい、出発していきました。

さらにこの時期はコロナ禍ということもあり、マスク着用も必須。マスクなんか普段絶対つけてくれなかった長男は、マスクに慣れるのにも非常に苦労しました。
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幼稚園から帰ってくる長男は毎回ボロボロの状態。幼稚園生活に慣れたのは……

幼稚園から帰ってくると毎回おもらし、びちょびちょの状態
幼稚園から帰ってくると毎回おもらし、びちょびちょの状態
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こんな調子で毎朝何とか幼稚園に送り出しますが、あっという間に帰宅時間はやってきます。バス停へ迎えに行くと、まだ完全にトイトレも完了していなかった長男は毎回お漏らしをして、制服がびっしょりの状態でした。さらにはマスクも嫌がって咥えてしまうようで、びっしょりのマスクと共に帰ってきました。

しかも、疲れて帰りのバスの中で眠ってしまうようで、バス停に着き起こされて不機嫌になった長男を、毎回抱っこして帰っていました。
制服を手洗いしながら罪悪感に包まれる日々
制服を手洗いしながら罪悪感に包まれる日々
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私は毎日毎日制服を手洗いしつつ、そんなボロボロの状態で帰ってくる長男が気の毒で罪悪感に包まれ、早く幼稚園生活に慣れて楽しんでくれる日が来てほしいと願っていました。

しかし、慣れてきたかな? と思うと週末や連休でリセットされ……ということを繰り返し、結局長男が幼稚園生活に慣れるまでには、入園から2ヶ月くらいかかったのでした……。
執筆/プクティ
(監修:森先生より)
どんな子どもでも新しい環境に入る時は期待半分、不安半分で戸惑うものです。プクティさんがお子さんの様子をあたたかく見守りながら適切なサポートをしてくれたので、お子さんは、はじめのうちは苦労しながらも、しっかりと幼稚園に慣れていくことができましたね。

発達に偏りのあるお子さんの場合、聴覚過敏などの感覚過敏があったり、集団行動をしなければいけない理由が分からなかったりすることや、自分の気持ちを表現するのが難しく、困った時に先生に助けを求められないといった傾向があります。そのため、幼稚園に慣れるのに時間がかかることも少なくありません。

どうしても行けなくてお休みする日もあるかもしれません。家庭でも習い事でも療育の場でもいいので、「幼稚園以外のコミュニティ」でのびのびと過ごせる場所を確保することがとても大切です。お子さんにとって精神的な安全基地があると、新しい環境で感じるストレスを乗り越えるための気力が出てくるのです。
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https://h-navi.jp/column/article/35029947
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(コラム内の障害名表記について)
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。

神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。

※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。

知的発達症
知的障害の名称で呼ばれていましたが、現在は知的発達症と呼ばれるようになりました。論理的思考、問題解決、計画、抽象的思考、判断、などの知的能力の困難性、そのことによる生活面の適応困難によって特徴づけられます。程度に応じて軽度、中等度、重度に分類されます。

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