丁寧なアセスメントによって実現する、個別最適な支援

丁寧なアセスメントによって実現する、個別最適な支援
Upload By 発達ナビ編集部
ーー集団の場でも一人ひとりのお子さまに合わせた支援を提供できる理由はどんなところにあるのでしょうか?

LITALICOジュニアでは、お子さまとご家族に寄り添った丁寧なアセスメントを行うことが大切だと考えています。お子さまの発達状況や特性について、アセスメントを通して深く理解するからこそ、一人ひとりに合わせた支援の提供ができるんです。

ーーLITALICOジュニアで行っているアセスメントとは、具体的にどのようなものなのでしょうか?

アセスメントでは、保護者さまへのヒアリングをはじめ、お子さまの行動観察、質問用紙を用いた発達状況・特性の調査など、いくつかの客観的な評価を組み合わせながら、一人ひとりの特性を多角的に理解していきます。

その情報をもとに、お子さまが次に目指すべき目標を決め、それを達成するためのサポート内容を具体的に考えていきます。同時に、お子さまが過ごしやすくなるような環境づくりについても検討します。こうして、お子さま一人ひとりに合った個別支援計画をつくりあげていくんです。

最後に、個別支援計画の内容について保護者さまにも詳しくご説明し、同意を得たうえでサポートに移るというのがアセスメントから支援開始までの一連の流れになります。支援を開始したあとも定期的にモニタリングを行い、必要に応じて個別支援計画の見直しをしています。

アセスメントから支援、モニタリングまでのサイクルを丁寧に回していくことが、お子さま一人ひとりに合った支援を実現するための鍵となっています。
個別支援計画の内容について保護者さまにも詳しくご説明し、同意を得たうえでサポートに移る
Upload By 発達ナビ編集部
ーー個別支援計画を作成する際の目標設定について、何か気をつけていることはありますか?

目標設定では、抽象的な目標ではなく、具体的な行動に落とし込んだ細かい目標を設定するようにしています。たとえば、「楽しくあそぶ」という目標では、何をもって達成とするのかが曖昧で、指導員によって評価にバラつきが出てしまいますよね。そのため、「おもちゃを貸してと言われた時に、5回中4回は貸すことができる」というように、明確な行動基準を設定するんです。

具体的な目標を設定することで、指導員同士が同じ基準でお子さまの行動を評価できますし、今後の支援内容を検討する際の意見交換もしやすくなります。「ブロックで30分集中してあそぶ」という目標を設定し、お子さまがそれをクリアできたら、自然と「40分集中してあそべるようにするためにできることは?」と、建設的な議論につながります。

このように、具体的な行動目標を設定することで、支援の方向性が明確になり、スタッフ間の連携もスムーズになります。これが、お子さま一人ひとりに対する支援の質を高めることにつながっていると考えています。
※クリックするとLITALICOジュニアのお問い合わせページに遷移します

今後も「お子さまが自分らしく生きる力を育める場所」でありたい

LITALICOジュニア児童発達副事業部長 兼 チーフスーパーバイザー 緒方広海
Upload By 発達ナビ編集部
ーーサービスのリニューアル後、保護者さまからはどのようなお声がありましたか?

リニューアル後は多くの方から「楽しく通えている」「支援時間が伸びたことで、自分の時間を確保できるようになった」などのポジティブな感想をいただいています。また、集団の中で過ごす様子から、お子さまの成長を実感できることも、保護者さまにとってうれしい変化のようです。授業をモニタリングいただいた保護者さまからは「こんなふうにお友達と関わることができるんだ」という驚きの声が上がることもあるんですよ。

ーーお子さまの発達が気になる保護者さまは多くいらっしゃると思いますが、LITALICOジュニアの児童発達支援や放課後等デイサービスはどのような方におすすめできるでしょうか?

LITALICOジュニアには「自分らしく生きる力を育む」というコンセプトがあるんです。苦手なことを克服するだけでなく、周囲の理解や配慮を促すことも重視しながら、お子さまが自分らしく生きていくための発達支援を提供し続けたい。そのために、お子さまの特性を深く理解し、周囲との関わり方を共に考えていくパートナーでありたい。そう考えながら、私たちは日々お子さま一人ひとりと向き合っています。

なので、お子さまが自分らしく生きていくためのサポートを求めている方には、ぜひLITALICOジュニアをご利用いただきたいです。お子さまの発達が気になる方であれば、どなたでもご利用いただけるサービスですので、心配ごとがある方はぜひ一度教室にお越しいただければと思います。

ーーありがとうございました。

※この記事は、LITALICOジュニアに掲載のコラムの一部を変更し、構成しています
※クリックするとLITALICOジュニアのお問い合わせページに遷移します
4月からの制度改定で何が変わる?個別指導と集団指導のかけ合わせ支援などLITALICOジュニアがパワーアップ!のタイトル画像

4月からの制度改定で何が変わる?個別指導と集団指導のかけ合わせ支援などLITALICOジュニアがパワーアップ!

入園目前で発語も指差しもない、多動の長男。児童発達支援と幼稚園を決めるまでのタイトル画像

入園目前で発語も指差しもない、多動の長男。児童発達支援と幼稚園を決めるまで

「こんな困った子見たことない」脱走、癇癪…幼稚園で怒られてばかりの息子に変化が!?児童発達支援とペアトレに出合って【読者体験談】のタイトル画像

「こんな困った子見たことない」脱走、癇癪…幼稚園で怒られてばかりの息子に変化が!?児童発達支援とペアトレに出合って【読者体験談】

働く母の大問題!ASD息子は学童に通える?保育園の先生への相談で知った「放課後等デイサービス」という選択肢。6年間通わせた今、思うことのタイトル画像

働く母の大問題!ASD息子は学童に通える?保育園の先生への相談で知った「放課後等デイサービス」という選択肢。6年間通わせた今、思うこと

「通う意味ある?」2歳で始めた療育、全力拒否!「無理強いしない」1年半を経て、ASD息子のいまのタイトル画像

「通う意味ある?」2歳で始めた療育、全力拒否!「無理強いしない」1年半を経て、ASD息子のいま

(コラム内の障害名表記について)
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。

神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。

※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
療育支援探しバナー

追加する

バナー画像 バナー画像

年齢別でコラムを探す


同じキーワードでコラムを探す



放課後等デイサービス・児童発達支援事業所をお探しの方はこちら

放課後等デイサービス・児童発達支援事業所をお探しの方はこちら

コラムに対する投稿内容については、株式会社LITALICOがその内容を保証し、また特定の施設、商品及びサービスの利用を推奨するものではありません。投稿された情報の利用により生じた損害について株式会社LITALICOは一切責任を負いません。コラムに対する投稿内容は、投稿者の主観によるもので、株式会社LITALICOの見解を示すものではありません。あくまで参考情報として利用してください。また、虚偽・誇張を用いたいわゆる「やらせ」投稿を固く禁じます。「やらせ」は発見次第厳重に対処します。