イベントで遂に水族館を克服!?

イベントで遂に水族館を克服!?
イベントで遂に水族館を克服!?
Upload By ゆきみ
小学1年生の夏、家族旅行で、初めての水族館へ行きました。すると、イベントでスタンプラリーをやっていました。けんとは魚に興味……という訳ではなく、スタンプラリーに興味をもったのでやってみることに。楽しそうに自らすすんで水族館の中をスタンプを探して歩きました。さすがに一番真っ暗な展示エリアには入れませんでしたが、ほぼ制覇!本人も満足そうでした。

そして小学2年生の夏に行った水族館では、ついに!全部のエリアを見てまわれるようになったのです。しかも、魚によっては自分から興味を持って水槽の近くに行き、観察する姿も。帰りはもちろん、楽しみにしているご褒美デザートタイム!食べたがっていたかき氷をうれしそうほおばっていました。

8歳になった今…水族館を楽しめるように

8歳になった今では、水族館を楽しめるように!
8歳になった今では、水族館を楽しめるように!
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小学3年生の7月。初めての水族館へ行ってきました。結果は……今回も全部のエリアを制覇!しかも、たくさんの水槽を、食い入るように観察し、楽しむ様子が見られました。

けんとは今も言葉で上手く説明できないので、水族館のどんな部分が苦手なのか……細かいところまでは分からないのですが、年齢が上がるにつれ、いろいろな経験を重ね、「水族館は怖い場所ではない」ということを感じ始めたのかもしれません。

水族館を怖がっていた3歳の頃は、普段よりも過敏さが増し、出口が見えない暗闇の施設が怖くなり、パニックを起こしたのかなと、今となっては思ったりします(あくまで予想ですが)。

水族館が大丈夫になった決定的な出来事は、やはりスタンプラリーだったと私は感じています。スタンプラリーを通して、本人が自ら行きたい!と思えたのが、何よりの克服方法だったのだと思います。私にとっても貴重な経験の1つとなりました。

執筆/ゆきみ
(監修:初川先生より)
けんとくんが水族館を楽しめるようになるまでの歴史のシェアをありがとうございます。水族館を好むお子さんが多いですが、けんとくんのペースを大事にされ、そして少しずつ慣れるように、また楽しい思い出となるように「ご褒美」のアイスなどを設定するなどゆきみさんの心遣いがとても素敵だなと感じました。
水族館は改めて考えてみるに薄暗いエリアが多いところではありますね。幼い頃はあまり気づかなかったとしても、自分で動けるようになってからは、あえて薄暗いほうへと進む意味がよく分からない(むしろ怖さが勝る)ということがあったのかなと感じます。魚そのものへの興味、薄暗くても安全だという環境自体への安心感、またスタンプラリーなどコンプリートしたいと思う強いモチベーションなどによって徐々に薄暗さや先の見えない(見通しの立ちにくい)不安感が相対的に小さくなったのだろうと思いました。

ところで、スタンプラリーやクイズラリーというものが子どもに与える魅力ってすさまじいものがあるなと感じます(笑)。難しめの博物館(何から見ていいか分かりにくい、ちゃんと見ようとするならちゃんと解説を読まねばならず興味関心が薄い場合には解説読む前に心が折れそうになる)でも、そうしたラリーがあると子どもは嬉々として取り組むことが多いなと感じます。宝探し感といいますか、過ごし方が分かりやすいのもよいのだろうと想像しています。そんなちょっとした工夫でその環境へのコミット具合が大きく変わるということがとても示唆に富んでいる(日常生活や学業でも応用したくなる)と感じます。
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https://h-navi.jp/column/article/35030205
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(コラム内の障害名表記について)
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。

神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。

※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。

ASD(自閉スペクトラム症)
自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。

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