私の予想と今後
心理士さんによると「お母さんの心配するような凸凹は見られない」ということでしたが……
あずさを観察していると、たしかに知能や言語発達には実年齢以上のものが感じられても、自制心や協調性は実年齢よりも下なんじゃ?と思うことがよくあります。
なので、やはり何かしらの発達面の凸凹はあるのだろうと予想しています。これは決して次女をおとしめたいわけではなくて、すでに困りごとが発生している以上は早めに特性への対応を学び、少しでも生きやすくしてあげたいのです。
素人考えですが、5歳になれば知能検査のWISCが受けられるので、より詳細な領域ごとの発達度合いが分かるのではないかと期待を持っています。
あずさを観察していると、たしかに知能や言語発達には実年齢以上のものが感じられても、自制心や協調性は実年齢よりも下なんじゃ?と思うことがよくあります。
なので、やはり何かしらの発達面の凸凹はあるのだろうと予想しています。これは決して次女をおとしめたいわけではなくて、すでに困りごとが発生している以上は早めに特性への対応を学び、少しでも生きやすくしてあげたいのです。
素人考えですが、5歳になれば知能検査のWISCが受けられるので、より詳細な領域ごとの発達度合いが分かるのではないかと期待を持っています。
特性はそれぞれ違っても共通する方針
長女のまゆみに「精神遅滞」と「ASD/自閉スペクトラム症」の診断が出た時は、通信制の大学に入り直して発達心理を学ぶなど、「自閉症児」に対する理解を深めようと一生懸命でした。今、まゆみの育児で学んだことはあずさには全く通用せず、高知能児の浮きこぼれの問題など新たに知ることばかりで、バラエティに富んだ育児をしているなぁと我ながら思います。
けれど、まゆみに対してもあずさに対しても根っこのところは同じで、
①親自身がわが子の安全基地になる
②気軽にトライさせてみる
③ルールとマナーの範囲内で好きなことをさせてあげる
というのがわが家の方針となっています。どんな性質の人であれ人生で上手くいかないことがあるのは当然ですし、そんな時に乗り越えられる力を日々の中で少しずつ養うことができればと思っています(まゆみは自力では難しいこともあるでしょうから、人に助けを乞える「受援力の向上」も課題の一つです)。
それぞれの子に対して自分自身まだまだ勉強しないとと思うことが多く、育児は修行の連続だなぁと感じる毎日です。
けれど、まゆみに対してもあずさに対しても根っこのところは同じで、
①親自身がわが子の安全基地になる
②気軽にトライさせてみる
③ルールとマナーの範囲内で好きなことをさせてあげる
というのがわが家の方針となっています。どんな性質の人であれ人生で上手くいかないことがあるのは当然ですし、そんな時に乗り越えられる力を日々の中で少しずつ養うことができればと思っています(まゆみは自力では難しいこともあるでしょうから、人に助けを乞える「受援力の向上」も課題の一つです)。
それぞれの子に対して自分自身まだまだ勉強しないとと思うことが多く、育児は修行の連続だなぁと感じる毎日です。
執筆/にれ
(監修:井上先生より)
にれさんのおっしゃるように、通常の知能検査や発達検査では協調性や衝動性は測ることができません。また、知能指数や発達指数も幼児期は年齢によって大きく変動します。お姉さんとの違いだけではなく、子育ての共通点を見出されたのはすばらしいと思います。姉妹がお互いにどのような役割や関係性をつくりながら発達していくのか成長を見守っていけるといいですね。
(監修:井上先生より)
にれさんのおっしゃるように、通常の知能検査や発達検査では協調性や衝動性は測ることができません。また、知能指数や発達指数も幼児期は年齢によって大きく変動します。お姉さんとの違いだけではなく、子育ての共通点を見出されたのはすばらしいと思います。姉妹がお互いにどのような役割や関係性をつくりながら発達していくのか成長を見守っていけるといいですね。
このコラムを書いた人の著書
今日もまゆみは飛び跳ねる ~自閉症のわが子とともに~
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2歳から始めた自閉症息子の早期療育。メリットはあった?当時を振り返って
(コラム内の障害名表記について)
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。
神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。
※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
ASD(自閉スペクトラム症)
自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。
神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。
※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
ASD(自閉スペクトラム症)
自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。
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