わが家が選んだ進路と決め手
わが家が選んだのは、学区の中学校の知的障害特別支援学級でした。
決め手は主に以下の4つでした。
1、小学校の環境と大きく変わらない雰囲気での授業だったこと
2、私の友人のお子さんが通常学級にいること
3、家から近いこと
4、知的障害特別支援学級の担任の先生とお話させていただい時、交流授業や内申点のことも逐一相談に乗りますと言っていただけたこと
息子も納得の選択で、もうすぐ卒業することへのさみしさを感じながらも、進学を楽しみにしているようです。
決め手は主に以下の4つでした。
1、小学校の環境と大きく変わらない雰囲気での授業だったこと
2、私の友人のお子さんが通常学級にいること
3、家から近いこと
4、知的障害特別支援学級の担任の先生とお話させていただい時、交流授業や内申点のことも逐一相談に乗りますと言っていただけたこと
息子も納得の選択で、もうすぐ卒業することへのさみしさを感じながらも、進学を楽しみにしているようです。
昔はランドセルに背負われてるんじゃないかと思うほど小さかったのに、今となっては母親の私の身長に追いつくほど成長した息子。これからの中学校生活がどういうものになるのかまだ想像もつきませんが、人見知りも場所見知りもあまりない子なので、きっと何とかなるのだろうとわりと楽観的な気持ちでいます。
また少し、親の手から離れていくのかな、と少し寂しい気もしなくもないですが、ここまで息子なりに頼もしく成長しているので喜ばしいことですね。いろいろつまずくことも出てくるかと思いますが、母子二人三脚で乗り越えていきたいと思います。
また少し、親の手から離れていくのかな、と少し寂しい気もしなくもないですが、ここまで息子なりに頼もしく成長しているので喜ばしいことですね。いろいろつまずくことも出てくるかと思いますが、母子二人三脚で乗り越えていきたいと思います。
エピソード提供/あきっち
イラスト/マミヤ
イラスト/マミヤ
通常学級、特別支援学級、特別支援学校――小学校への就学先を決断すること
就学先を選ぶことは、家族にとって大きな決断です。選択肢が複数ある中、どの道が子どもにとって最善かを悩むのは当然のこと。「特別支援学級を選んでよかった」と安心する方もいれば、選択後も「これで本当に正しかったのか」と考え続けることもあるでしょう。ですが、たとえ選択に迷いや後悔が残ったとしても、その時「最善だ」と思う道をその都度選び直すこともできます。
進学後も、学校と連携をとりながら子どもの成長を見守る日々が続きます。これからもその時その時のお子さまに向き合いながら、成長をサポートしていきたいですね。
進学後も、学校と連携をとりながら子どもの成長を見守る日々が続きます。これからもその時その時のお子さまに向き合いながら、成長をサポートしていきたいですね。
(監修:新美先生より)
小学校就学時から、6年間特別支援学級での日々、さらに中学校進学への準備と選択について、たくさんのエピソードを聞かせていただきありがとうございます。小学校進学時も、中学進学時も、選択肢になりうる場に、できるだけ見学や体験をしたうえで、しっくり合いそうな場所を見つけるのがいいですよね。
息子さんは、年長で月1回ペースで小学校の見学に行ったのはすごいですね。これだけ見学を重ねると、場にも慣れて入学時もスムーズにいきそうです。これだけの回数見学に行けるというのはめったにないことかもしれませんが、ぜひ読者の方々も参考にしていただけたらと思います。
小学校は充実して過ごすことができて、さらに中学校進学の進路選択ですね。中学の進学は、卒業後の進路もある程度見据えて検討する必要があります。とは言え、3年間の日々の充実の先に本人に適した進路が見えてくるので、卒業後の進学先を決めてしまって中学の生活の場を選ぶのは本末転倒になることには注意が必要です。
息子さんの場合は、いくつかの選択肢から、小学校での生活をふまえてご本人が充実して過ごせそうなところを選べたようですね。ご本人が納得して進学できたことがなによりですね。たくさんの選択肢から吟味される過程が、皆さんの参考になったと思います。ありがとうございました。
小学校就学時から、6年間特別支援学級での日々、さらに中学校進学への準備と選択について、たくさんのエピソードを聞かせていただきありがとうございます。小学校進学時も、中学進学時も、選択肢になりうる場に、できるだけ見学や体験をしたうえで、しっくり合いそうな場所を見つけるのがいいですよね。
息子さんは、年長で月1回ペースで小学校の見学に行ったのはすごいですね。これだけ見学を重ねると、場にも慣れて入学時もスムーズにいきそうです。これだけの回数見学に行けるというのはめったにないことかもしれませんが、ぜひ読者の方々も参考にしていただけたらと思います。
小学校は充実して過ごすことができて、さらに中学校進学の進路選択ですね。中学の進学は、卒業後の進路もある程度見据えて検討する必要があります。とは言え、3年間の日々の充実の先に本人に適した進路が見えてくるので、卒業後の進学先を決めてしまって中学の生活の場を選ぶのは本末転倒になることには注意が必要です。
息子さんの場合は、いくつかの選択肢から、小学校での生活をふまえてご本人が充実して過ごせそうなところを選べたようですね。ご本人が納得して進学できたことがなによりですね。たくさんの選択肢から吟味される過程が、皆さんの参考になったと思います。ありがとうございました。
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(コラム内の障害名表記について)
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。
神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。
※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
知的発達症
知的障害の名称で呼ばれていましたが、現在は知的発達症と呼ばれるようになりました。論理的思考、問題解決、計画、抽象的思考、判断、などの知的能力の困難性、そのことによる生活面の適応困難によって特徴づけられます。程度に応じて軽度、中等度、重度に分類されます。
ASD(自閉スペクトラム症)
自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。
ADHD(注意欠如多動症)
注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。
ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。
SLD(限局性学習症)
LD、学習障害、などの名称で呼ばれていましたが、現在はSLD、限局性学習症と呼ばれるようになりました。SLDはSpecific Learning Disorderの略。
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。
神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。
※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
知的発達症
知的障害の名称で呼ばれていましたが、現在は知的発達症と呼ばれるようになりました。論理的思考、問題解決、計画、抽象的思考、判断、などの知的能力の困難性、そのことによる生活面の適応困難によって特徴づけられます。程度に応じて軽度、中等度、重度に分類されます。
ASD(自閉スペクトラム症)
自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。
ADHD(注意欠如多動症)
注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。
ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。
SLD(限局性学習症)
LD、学習障害、などの名称で呼ばれていましたが、現在はSLD、限局性学習症と呼ばれるようになりました。SLDはSpecific Learning Disorderの略。
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