1歳半健診の「経過観察」を楽観視していた私。息子が5歳で自閉症と診断されるまで【マンガ発達障害の子どもと私たち/アキラ編1話】
ライター:ユーザー体験談

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発達ナビユーザーから寄せられた体験談を元にしたマンガ「発達障害の子どもと私たち」。今回から新たにアキラ編がスタートします。
現在5歳のアキラくんは最近ASD(自閉スペクトラム症)の診断を受けました。思い返すと1歳の頃から兆候はありましたが、保護者の方は初めての子育てということもあり「そんなものなのかな」と気づかず。一体どのような兆候があったのか、その後支援に繋がり診断を受けるまでをマンガで振り返ります。

監修: 井上雅彦
鳥取大学 大学院 医学系研究科 臨床心理学講座 教授
LITALICO研究所 スペシャルアドバイザー
ABA(応用行動分析学)をベースにエビデンスに基づく臨床心理学を目指し活動。対象は主に自閉スペクトラム症や発達障害のある人たちとその家族で、支援のためのさまざまなプログラムを開発している。
LITALICO研究所 スペシャルアドバイザー
息子の発達、遅れてる!?5歳でASD(自閉スペクトラム症)の診断。兆候をことごとくスルーしてきた楽天的な私の体験
発達ナビユーザーから寄せられた体験談を元にしたマンガ「発達障害の子どもと私たち」。今回から新たにアキラ編がスタートします。
M子さんのお子さん、現在5歳のアキラくんは最近ASD(自閉スペクトラム症)の診断を受けました。思い返すと1歳の頃から兆候はありましたが、保護者の方は初めての子育てということもあり「そんなものなのかな」と気づかず。一体どのような兆候があったのか、その後支援に繋がり診断を受けるまでをマンガで振り返ります。
M子さんのお子さん、現在5歳のアキラくんは最近ASD(自閉スペクトラム症)の診断を受けました。思い返すと1歳の頃から兆候はありましたが、保護者の方は初めての子育てということもあり「そんなものなのかな」と気づかず。一体どのような兆候があったのか、その後支援に繋がり診断を受けるまでをマンガで振り返ります。
発語の遅れ、クレーン現象、不安を感じやすい、指差ししない……今思うとこれって予兆だったの?
発達ナビユーザーからの体験談を元にしたストーリーマンガ「発達障害の子どもと私たち」第3章アキラ編がスタートしました。
アキラくんは5歳でASD(自閉スペクトラム症)の診断を受けています。1歳を過ぎた頃から発語の遅れ、クレーン現象、呼んでも返事がない、ベビーカーの拒否などがありましたが、保護者の方は「初めての育児だし。こんなものかもしれない」と思います。
しかし一歳半健診にて、周りの子の成長に驚き!でも「保育園に通っていたり上にきょうだいがいるのかも……」と思い、ヒアリングへ。ヒアリングも特に問題なしと思っていたのもつかの間、保健師さんから「経過観察」と判定されました。「でも、経過観察って母親が様子を見ておいてねって意味だよね?」と特に心配をしなかったM子さんでしたが、この後保育園に入り、だんだんとアキラくんの言葉の遅れが目立つようになってきて……。
次回第2話「支援に繋がり、初めて『自閉症(ASD/自閉スペクトラム症)』という言葉を知った私」。続きもぜひご覧ください。
アキラくんは5歳でASD(自閉スペクトラム症)の診断を受けています。1歳を過ぎた頃から発語の遅れ、クレーン現象、呼んでも返事がない、ベビーカーの拒否などがありましたが、保護者の方は「初めての育児だし。こんなものかもしれない」と思います。
しかし一歳半健診にて、周りの子の成長に驚き!でも「保育園に通っていたり上にきょうだいがいるのかも……」と思い、ヒアリングへ。ヒアリングも特に問題なしと思っていたのもつかの間、保健師さんから「経過観察」と判定されました。「でも、経過観察って母親が様子を見ておいてねって意味だよね?」と特に心配をしなかったM子さんでしたが、この後保育園に入り、だんだんとアキラくんの言葉の遅れが目立つようになってきて……。
次回第2話「支援に繋がり、初めて『自閉症(ASD/自閉スペクトラム症)』という言葉を知った私」。続きもぜひご覧ください。
イラスト/星あかり
エピソード参考/M子
(監修:井上先生より)
初めての子育てでは、お子さんの気になる行動はあったとしても、それがASD(自閉スペクトラム症)の症状だとは思わなかったという方は少なくはありません。発達の遅れを心配して不安になることがあってもネットなどの情報でまだ大丈夫かなと安心したり、相談に行くのをためらったり親御さんの気持ちも揺れ動く時期だと思います。近くの子育て支援センターや児童発達支援センターなど身近なところがあれば勇気を出してお話を聞きに行ってみるのも良いでしょう。
エピソード参考/M子
(監修:井上先生より)
初めての子育てでは、お子さんの気になる行動はあったとしても、それがASD(自閉スペクトラム症)の症状だとは思わなかったという方は少なくはありません。発達の遅れを心配して不安になることがあってもネットなどの情報でまだ大丈夫かなと安心したり、相談に行くのをためらったり親御さんの気持ちも揺れ動く時期だと思います。近くの子育て支援センターや児童発達支援センターなど身近なところがあれば勇気を出してお話を聞きに行ってみるのも良いでしょう。

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(コラム内の障害名表記について)
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。
神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。
※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
ASD(自閉スペクトラム症)
自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。
神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。
※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
ASD(自閉スペクトラム症)
自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。