難関だったディスレクシアの娘に合った放デイ

最も苦労したのがLD・SLD(限局性学習症)についての支援です。ディスレクシアがあるので落ち着いて読み書きのできる環境や活動・支援のあるの放デイが良いと思っていたのですが、該当しそうな放デイには空きがなく……。
1年生の時から数か月かけて説明会から利用予約待ちをし、ようやく新年度の入れ替わりで枠が空いて通えることになりました。思ったより早めに入れそうで本当に良かったと心底ほっとしました。こちらには、おそらく18歳まで通うことになるのではないかと思っています。

放課後の活動が「全部大好き」という奇跡

娘は通所受給者証の支給日数を23日いただいているので、このように娘にあった支援を受けることができ本当によかったです。また放課後の過ごし方も曜日によってほどよく趣旨がばらけているため、娘は今のところどれも嫌がることがありません。

運動型の放デイのおかげで身体がしっかり動かせるようになり、徒歩通学と武道で体力がつき、学習塾で勉強が楽しくなって学校でもすべての教科を楽しめています。探究型放デイでは創作活動やデジタルツールを使って毎回楽しんで帰ってきます。

どれが一番好きということもなく、学校含めてすべてそれぞれ「大好き」だそうです。これが本当に奇跡だと思います。そう言ってくれるから、私もマネージャー業を楽しんでやれていると思います。
学校含めてすべてそれぞれ「大好き」な娘
学校含めてすべてそれぞれ「大好き」な娘
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娘にはこれからもチャレンジ精神と好奇心と優しさで、社会的に障害が出てきても乗り越えていってほしいです。特性は消えませんが、得意なことを武器にしながら世を渡っていってほしいと思っています。
イラスト/星あかり
エピソード参考/ハツネ

(監修:藤井先生)
娘さんが放課後等デイサービスに楽しく通っている様子が伝わり、とても心が和みました。ASD(自閉スペクトラム症)やADHD(注意欠如多動症)、LD・SLD(限局性学習症)といった特性を持ちながらも、娘さんらしいペースで日々を過ごしていること、そして何より親御さんがその歩みに寄り添っておられることに、温かい気持ちになりました。子育ては悩みや不安の連続かもしれませんが、お子さんの「楽しい!」という気持ちは、親御さんの支えがあってこそ育まれるものです。療育も放課後等デイサービスも、お子さん一人ひとりのリズムに合わせて取り組むことが大切ですね。これからも娘さんの「その子らしさ」を大切に、温かく見守っていかれることを、心より応援しています。
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(コラム内の障害名表記について)
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。

神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。

※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。

ASD(自閉スペクトラム症)
自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。

ADHD(注意欠如多動症)
注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如・多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。
ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。

SLD(限局性学習症)
LD、学習障害、などの名称で呼ばれていましたが、現在はSLD、限局性学習症と呼ばれるようになりました。SLDはSpecific Learning Disorderの略。
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