発達ナビユーザーへおすすめの自著1冊:『親の疑問に答える 子どものこころの薬ガイド』(岡田俊著)

『親の疑問に答える 子どものこころの薬ガイド』は、子どものこころの薬について知りたいと思うすべての親御さんに向けて、そのメリットもデメリットも率直にわかりやすく解説した一冊です。

「うちの子になぜ薬が薦められたのでしょうか?」「副作用が現れていないかが心配です」「薬は一度はじめたらやめられないと聞きました」など、薬物療法に対する親御さんの素朴な疑問から専門的な質問まで、40のQ&Aで丁寧に答えています。

ADHD(注意欠如多動症)やASD(自閉スペクトラム症)への薬物療法、うつ病や強迫性障害(強迫症)といったこころの病気の治療まで幅広くカバー。児童精神科医として長年の経験を持つ著者が、医学的根拠に基づいて親御さんの不安や疑問に寄り添いながら解説した実用的なガイドブックです。

【岡田俊先生から】読者のみなさんへのひとこと

私は、自分で書いた本を診察の中で紹介することはありません。ご家族の思いは、それぞれなので、いずれかの本が「万能のバイブル」になる、なんてことはありませんし、アドバイスすべきことは、日々の診察の中で、状況に合わせてお話しすべきことだからです。しかし、あるとき、こんなことがありました。ある本をお持ちになって「ずっと子どもの発達のことが気になっていたのだけれど、この本に出会って、背中を押されて本日受診できました」というのです。そして、その本を見せていただくと、実は私が書いた本だったのですが、お母さんはお話になっている瞬間も著者が目の前にいることはお気づきではありませんでした。事実を知ってびっくり、となったわけですが、それはうれしかったですね。いま発達障害に関する書籍は山のようにあるわけですが、本当に支えになる書籍になれたら、そういう思いです。ちなみに、そのときの本は「もしかして、うちの子、発達障害かも⁉」(PHP研究所)で、今回とは別の本です……あしからず。

診察の中で、子どもが飲むお薬については、実にいろいろな質問を受けます。だって、子どもが薬を服用するのは一大事ですから、疑問をできるだけ解決しておきたいのです。そんなよくある質問の一つひとつに、可能な限り正確を期して、できるだけ偏りがないように丁寧に答えています。薬を飲んだほうが、ゼッタイいい、とか、ゼッタイだめ、などというような(私的な)指針は書いてありません。なぜなら、そこは主治医と子どもと保護者が一緒になって決めることだからです。この本を通して安心して治療を受けられ、主治医と率直な意見交換ができることを願っています。
親の疑問に答える 子どものこころの薬ガイド
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岡田 俊
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まとめ

感情のコントロールから孤独感への理解、そして薬物療法への正しい知識まで、子どもたちの心の世界に寄り添い続けてきた岡田先生ならではの温かく的確な眼差しが込められた、貴重な道標となる3冊。子どもたちの健やかな成長を願うすべての方にとって、心強い味方となってくれます。これらの書籍との出会いが、新たな気づきと希望をもたらしてくれるはずです。
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(コラム内の障害名表記について)
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。

神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。

※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。

ASD(自閉スペクトラム症)
自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。

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