急に怒りが爆発・癇癪を起こす

自分の気持ちをうまく表現することが苦手で大きな声で叫んだり、暴れたりしてしまう……。気持ちを表現する方法を教えたり、リラックスする方法をお子さんと一緒に試したりすることで、怒りのコントロールの練習をしていきましょう。

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周りにとっては、「急に怒りだした」ようにみえる状況かもしれませんが、本人からすると何かしらの理由があるはずです。その理由の1つとして、「思っていたことと違った」「予定の急な変更」に大きな不安を感じて感情が高まってしまうことも考えられます。そのような場合には、スケジュール表を活用することで、急な怒りや癇癪を防ぐことができるかもしれません。
1 1日のスケジュールや、これからやることを書き出します
急に怒り出したように見えるけど、本人にとっては違うかも? の画像1 クリックすると別画面で開いて拡大できます
書き出したスケジュールをみて、お子さんと一緒に確認しましょう。
お子さんが「きっとこうだろう」と予測することと、実際の予定をすり合わせます。お子さんの「思っていたのと違った!」というパニックを防ぐことができます。
2 予定が変更になりそうな場合は事前に伝えておきます
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予定の変更は、直前よりあらかじめ分かっていたほうが心の準備ができます。

「雨が降ったら、公園はなしね。車でお買い物に行くよ」
「もし、お店にいって売ってなかったら、別のお店に行くよ」

など事前に伝えておきましょう。
3 スケジュールを確認しながら、進めていきましょう
ワンポイント
お子さんが「急な予定の変化が苦手」ということが分かったら、もし癇癪を起こしてしまっても「急に変わってびっくりしたよね。ごめんね」とまず共感することが大切です。
ほかの工夫
監修者
井上 雅彦 先生
鳥取大学 大学院 医学系研究科 臨床心理学講座 教授 公認心理師 専門行動療法士 自閉症支援士エキスパート LITALICO研究所 客員研究員
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