トイレトレーニングを始める前に知っておきたい、身体の発達のこと
親子のヒント
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オムツがはずれない、おしっこやうんちの予告がないなど、トイレトレーニングに関する悩みごともありますよね。ここでは、排泄のコントロールのために必要な「身体・大脳の未成熟」と「こだわり」という2つのお話をします。
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お子さん本人から「トイレに行きたい!」といった予告が無い、
などトイレトレーニングに関する悩みごともありますよね。
ここでは、排泄のコントロールのために必要な「身体・大脳の未成熟」と「こだわり」という2つのお話をします。
おむつがとれるには、「身体」と「大脳」の成熟が必要といわれています。
身体が大きくなるにつれ、尿をためておく膀胱の容量が増していきます。
そして「大脳」が成熟してくると、膀胱に尿がたまったことが大脳に伝わり、
大脳からは「おしっこがたまったよ」という合図や「おしっこを出して」という指令が出るようになります。
そして尿意を意識するようになり、おしっこを我慢するか出すかを意図的にコントロールできることになります。
つまり、「身体」と「大脳」の成長が十分整えば、自然におむつは外れる可能性は高いと考えられます。
一方で、「身体」や「大脳」は十分に成熟しており、おしっこをできる力があるのに、「トイレへ行こうとしない」という場合もありますよね。
「トイレはオムツでするものだ」という認識が強いことが原因になっている場合もあります。
大人が「トイレへ行こう」と無理に誘っても、余計にこだわりが強くなってしまう場合も少なくありません。
そういった場合、
「○歳の誕生日になったらパンツにしよう」や「小学校に入学したらパンツにしよう」といった、お子さんにとっても分かりやすい時節の区切りなどを目安に、パンツに移行できる場合もあります。
お子さんに合った促し方を考えられると良いですね。 ※記事中の画像はイメージです
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高畑 脩平
先生
白鳳短期大学 リハビリテーション学専攻 作業療法学課程 講師
奈良教育大学特別支援教育研究センター 研究員
奈良県障害者総合支援センター
作業療法士
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